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韓国旅行の話をしていて「韓国にもカジノがあるらしいよ、行ってみる?」と言われて、あれ、韓国人はカジノに入れないんじゃなかったっけ、と手が止まった経験はありませんか。テレビドラマや旅行系の投稿で「江原(カンウォン)ランド」という名前を見たことがある人もいれば、ソウルのホテルの中にカジノがあるという話を聞いたことがある人もいて、結局どれが本当でどこまでが外国人向けなのか、案外整理されていません。この記事では、韓国のカジノ制度の骨格と、ソウル市内・仁川空港周辺で確認できた施設の場所や入場条件を、公的機関と各施設の公式情報にもとづいて整理しました。
韓国のカジノは原則として外国人専用です。文化体育観光部の統計では、国内の合計18カ所のうち17カ所が外国人専用で、韓国人も入場できるのは江原(カンウォン)ランド1カ所だけでした(2026年9月2日確認)。ソウル市内ではパラダイス・ウォーカーヒルとセブンラック2店舗、仁川空港のある永宗(ヨンジョン)島には国内最大級のパラダイスシティのカジノがあります。入場にはパスポート原本と19歳以上という年齢が共通の条件でした。
結論——韓国のカジノは原則「外国人専用」。全国18カ所の内訳
まず制度の骨格から確認します。文化体育観光部が公開している統計や、政府の公開データポータル(data.go.kr)に掲載された「カジノ現況」をもとに複数の情報源を確認したところ、韓国国内のカジノは合計18カ所で、そのうち17カ所が外国人専用(외국인전용)、韓国人も入場できるのは강원랜드(江原ランド)1カ所だけという構造でした(2026年9月2日確認)。江原ランドは1995年に成立した特別法にもとづき、炭鉱産業の衰退で疲弊した江原道の地域経済を立て直す目的で、韓国人と外国人の両方が入場できるカジノとして作られた経緯があります。
外国人専用17カ所のうち、済州島に8カ所が集中しており、残る9カ所が済州島以外、つまりソウルを含む本土側に分布しています。「韓国のカジノ=外国人専用」という認識はおおむね正しいものの、唯一の例外である江原ランドの存在を知らないと、なぜソウルのカジノに韓国人の友人を誘えないのか分かりにくくなります。まずはこの「17対1」という骨格を押さえておくと、この先の話が整理しやすくなります。

江原(カンウォン)ランド——韓国人も入れる唯一のカジノ
韓国人も入場できる唯一のカジノである江原ランドは、江原道旌善(チョンソン)郡にある複合リゾート施設「High1」内にあります。公式サイトで確認したところ、営業時間は10:00〜翌6:00、19歳未満は入場拒否の対象で、身分証は住民登録証や運転免許証などが使え、パスポートや国家技術資格証は「居住地の確認ができない」という理由で使えないとされていました(2026年9月2日確認)。外国人の場合は初回に限りパスポートの提示が必要で、以降の来場では他の身分証でも入場できる案内でした。
入場する韓国人には入場税9,000ウォン(個別消費税6,300ウォン・教育税1,890ウォン・付加価値税810ウォン)がかかり、支払いは現金のみでクレジットカードは使えません(2026年9月2日確認)。カフェのコーヒー1杯分とそう変わらない金額ですが、江原ランドが立地する太白(テベク)市全域や、三陟(サムチョク)・旌善・寧越(ヨンウォル)の一部地域に住む住民は月1回しか入場できず、月15日を超える入場や15日連続の来場があると入場拒否につながる規定もありました。ソウルから日帰りで気軽に、という距離感の施設ではありません。
賭博に関する法的な扱いは国によって異なります。日本国籍の方が韓国のカジノを利用してよいかどうかの判断は、この記事では行いません。必ず各国の公的機関の案内を確認したうえで判断してください。
ソウル市内で確認できた外国人専用カジノ——パラダイス・ウォーカーヒル
ソウル市内で確認できた外国人専用カジノの1つが、広津(クァンジン)区広壮洞(クァンジャンドン)にある파라다이스 카지노 워커힐(パラダイス・カジノ・ウォーカーヒル)です。グランド・ウォーカーヒル・ソウルというホテルの中にあり、公式サイトで確認したところ営業時間は0:00〜23:59、つまり実質24時間の案内でした(2026年9月2日確認)。テーブルゲームとスロットマシンをあわせて200台超の規模で、外国人専用カジノとしては老舗にあたる施設です。
入場には満19歳以上であることと、国籍確認のためのパスポート所持が必須と公式に明記されていました。ドレスコードは「カジュアルな服装」でよいとされる一方、露出が激しい、あるいは不快感を与える程度の服装は避けるよう案内されています(2026年9月2日確認)。ヨーロッパのカジノにあるようなネクタイ着用の決まりはありませんが、観光の延長で立ち寄る感覚で行くには、最低限清潔感のある服装を選んでおくと安心です。
NAVER地図で見る: 그랜드 워커힐 서울(グランド・ウォーカーヒル・ソウル)
セブンラック——江南コエックス店と、龍山(ヨンサン)に移った旧ヒルトン店
もう1つの外国人専用カジノ大手が세븐럭카지노(セブンラック・カジノ)です。公式サイトで確認できたのは、江南(カンナム)区にある強南コエックス店で、住所はテヘラン路87キル58(三成洞)、365日24時間営業と案内されていました(2026年9月2日確認)。テーブルゲームとマシンあわせて200台超の規模です。
セブンラックにはもう1店舗、龍山区にあるソウルドラゴンシティ店があります。この店舗は、もともとミレニアム・ソウル・ヒルトンホテル内で15年間営業していた「江北ヒルトン店」が前身で、ホテル自体が2022年末に閉館したことにともない、2023年1月1日からソウルドラゴンシティ内に移転してリニューアルオープンした経緯を、運営会社グランドコリアレジャー(GKL)の発表と経済メディアの報道で確認しました(2026年9月2日確認)。住所は龍山区青坡(チョンパ)路20キル95、コンベンションタワー5階と複数の情報源で一致していましたが、セブンラック公式サイトの当該ページが確認時にエラー表示となり読み込めなかったため、訪問前に電話(02-3466-6100)か公式サイトで最新の営業状況を確認することをおすすめします。
| 店舗 | エリア | 確認状況 |
|---|---|---|
| セブンラック 強南コエックス店 | 江南区三成洞 | 公式サイトで営業を確認(2026年9月2日) |
| セブンラック ソウルドラゴンシティ店 | 龍山区漢江路3街 | 移転の経緯は運営会社発表で確認。当日のページ表示は要再確認 |
仁川空港のそばにあるのか——永宗(ヨンジョン)島のパラダイスシティ
「仁川空港の近くにカジノはあるのか」という疑問には、はっきりあると答えられます。仁川空港がある永宗(ヨンジョン)島には、複合リゾート「パラダイスシティ」があり、その中に韓国最大級とされる外国人専用カジノが入っています。公式サイト(日本語ページ)で確認したところ、営業時間は年中無休24時間、入場条件は満19歳以上の外国人および海外永住権(居住証)所持者で、国籍確認のためのパスポート所持が必須と明記されていました(2026年9月2日確認)。
仁川空港との行き来には無料シャトルバスが用意されており、第1ターミナル1階3C乗り場からは20分間隔(始発5:10・終発23:10)、第2ターミナル1階4A乗り場からは60分間隔(始発5:30・終発23:30)で運行していることを公式情報で確認しました(2026年9月2日確認)。乗り継ぎ時間の短いトランジットで立ち寄れるかどうかまでは今回確認できていませんが、空港と同じ島内にあり、シャトルで直接行き来できる立地であることは確かです。長めの乗り継ぎがある人にとっては、市内のカジノより気軽に検討できる選択肢になりそうです。
入場に必要なもの——パスポート原本と年齢制限
外国人専用カジノに共通する入場条件を整理すると、まず満19歳以上という年齢制限があり、これは江原ランドも含めてすべての施設で共通していました(2026年9月2日確認)。次に必須なのがパスポートの原本です。セブンラックの公式案内では「初回入場時にパスポートを提示・登録し、有効期限内の再入場では国が認める他の身分証でも入場できる」とされていました。つまりコピーでは入場できず、原本の携帯が前提という理解でよさそうです。
韓国籍でも、海外永住権を持つ人や海外移住申告を済ませた在外国民であれば入場できるという案内も確認できましたが、その場合は韓国パスポートに加えて居住証明や家族関係証明書などの追加書類が求められる場合があるとされていました。一般の日本人旅行者であれば、パスポート原本を持参する以外に特別な準備は不要ですが、ホテルや観光地に預けたままにしていると入場できないため、カジノに立ち寄る予定がある日は原本を手元に置いておく必要があります。
- 年齢は満19歳以上(すべての施設で共通)
- パスポートは原本必須。コピーでは入場できない
- 2回目以降の来場は有効な身分証があれば原本以外でも可という案内あり
服装・入場料・館内ルール——ドレスコードと撮影禁止
ドレスコードについては、複数の施設で共通して「カジュアルな服装でよい」という案内でした。セブンラックの案内には、ネクタイ着用のような厳格な決まりはないものの、短パン・ジャージ・サンダルは入場を断られる場合があると明記されていました(2026年9月2日確認)。パラダイス・ウォーカーヒルとパラダイスシティでも、露出の激しい服装や不快感を与える服装は避けるよう案内されており、旅行中の普段着に毛が生えた程度のきれいめカジュアルを選んでおけば、まず問題にならなさそうです。
入場料については、パラダイス系列の案内で「入場は完全無料」と明記されているものを確認できました(2026年9月2日確認)。缶コーヒー1本分の出費もなく、ゲームで使う分だけお金が動くという仕組みです。館内ルールとしてもっとも共通して出てきたのが撮影の制限です。パラダイスシティの案内では「ほかの客のプライバシーのため、営業フロアでの撮影は許可されておらず、撮影はカジノの入口で」とされ、セブンラックの窓口案内でもゲームエリア内へのカメラ・電子機器の持ち込み自体が制限されるという情報を確認しました。記念写真は入口の看板の前で、と覚えておくとトラブルを避けやすくなります。
ドレスコード・入場料・撮影ルールは施設によって細部が異なる可能性があります。訪問直前に各施設の公式サイトで最新の案内を確認してください。
両替とチップの扱い——キャッシャーでの精算が基本
カジノ内でのお金のやり取りは、日本のイメージとは少し違う流れになります。パラダイス系列の案内によると、칩(チップ)はテーブルでディーラーから直接購入する方式で、ゲームが終わったら残ったチップはディーラーにではなくキャッシャー(換銭所)の窓口で精算するという案内でした(2026年9月2日確認)。チップにはマネーチップ・ルーレットチップ・ラッキーチップなど種類があり、ゲームによって使うチップが異なるとされています。
ウォンへの両替や、逆に手持ちのウォンを外貨に戻す両替も、館内のキャッシャーで対応できるという案内がありました。手元に韓国ウォンの現金がなくても、パスポートとカード類さえあればその場で用意できる仕組みです。ただし為替レートや手数料の具体的な数字までは今回の調査で確認できなかったため、両替の実際のレートはその場のキャッシャーで確認してから利用するのが確実です。明洞での街なかの両替については、別記事でレートの比較の仕方をまとめているので、そちらもあわせて参考にしてみてください。
街なかでの両替の要領を先に知っておきたい人は明洞の両替ガイドを、韓国旅行全体の予算配分に悩んでいる人は韓国旅行の予算の考え方もあわせてチェックしてみてください。
カジノ以外に夜どこへ行くか——夜の選択肢は1つではない
ここまで見てきたように、外国人専用カジノは入場のハードル自体はそれほど高くありません。とはいえ、カジノは夜の選択肢のひとつでしかないので、同じ夜に何ができるかを並べて選びたい人向けに、他の過ごし方も整理しておきます。宿泊エリアによっては、汗蒸幕(ハンジュンマク)でゆっくり体を温めて眠るという選び方もありますし、狎鴎亭(アプグジョン)・清潭(チョンダム)のように夜のカフェやショップが充実したエリアを歩くという選び方もあります。
チェックイン先のエリアそのものを見直してみるのも1つの手です。江南のホテルに泊まっているならセブンラック強南コエックス店へのアクセスがよく、蚕室(チャムシル)エリアに泊まっているなら夜景スポットや大型施設を組み合わせた過ごし方が向いています。宿泊エリアごとの特徴は別記事に整理してあるので、まだ宿を決めきれていない人は先に確認しておくと、カジノに寄るかどうかも含めて夜の計画が立てやすくなります。
ソウルの夜の過ごし方をまとめて探すカジノ以外の選択肢も日本語で比較できる
夜の過ごし方をエリアから考えたい人は汗蒸幕(ハンジュンマク)の入り方ガイドや狎鴎亭・清潭エリアの歩き方、宿泊エリアそのものを比較したい人はソウルのホテルエリア選びガイドと蚕室エリアガイドも参考にしてみてください。
依存症の相談窓口——判断は公的機関に委ねる
この記事はカジノの場所と入場条件を整理するものであり、賭け方や勝ち方を案内するものではありません。また、賭博に関する法的な扱いは国によって異なるため、日本国籍の人が海外のカジノを利用してよいかという判断は、この記事では行わず、各国の公的機関の案内に委ねます。旅行先での娯楽として気軽に語られがちなテーマですが、依存の入り口になり得ることも事実として押さえておく必要があります。
韓国には公的な依存症対策機関として한국도박문제예방치유원(韓国賭博問題予防治癒院)があり、電話相談窓口「ヘルプライン1336」を365日9:00〜22:00の時間帯で無料運営していることを公式サイトで確認しました(2026年9月2日確認)。電話のほか、チャットやカカオトークでの相談も受け付けているとの案内でした。日本国内で依存の悩みを相談したい場合は、消費生活センターや医療機関など、日本の公的な相談窓口を利用するのが確実です。海外の制度と日本の制度は別物である、という前提を忘れずにいたいところです。
賭博問題の相談や、賭博に関する法的な扱いの判断は、この記事ではなく各国・各地域の公的機関に委ねてください。この記事は場所と入場条件の整理を目的としており、賭け方や必勝法を案内するものではありません。
よくある質問
まとめ
- 韓国のカジノは全国18カ所中17カ所が外国人専用。韓国人も入場できるのは江原ランド1カ所だけ(2026年9月2日確認)
- ソウル市内で確認できたのはパラダイス・ウォーカーヒルとセブンラック2店舗。いずれも19歳以上・パスポート原本が条件
- セブンラックの旧ヒルトン店は2023年1月1日にソウルドラゴンシティへ移転済み。訪問前に営業状況の再確認を
- 仁川空港のある永宗島にはパラダイスシティのカジノがあり、空港から無料シャトルで行き来できる
- ドレスコードはカジュアルでよいが露出の激しい服装・短パン・サンダルは入場を断られる場合あり。撮影は入口までにとどめる
- 賭博の法的な扱いは国によって異なる。判断は各国の公的機関に委ね、依存の悩みは公的な相談窓口を利用する
韓国のカジノは「外国人専用が原則、江原ランドだけが例外」という骨格さえ押さえておけば、場所選びも入場の準備もそれほど難しくありません。パスポート原本を忘れずに、服装は清潔感のあるカジュアルで、館内では撮影を控える。この記事で確認しきれなかった細部は、訪問前に各施設の公式サイトや窓口で最新の情報を確認することをおすすめします。
参考・出典
- 문화체육관광부(文化体育観光部) 카지노업 현황(カジノ業現況・国内18カ所の内訳) https://www.mcst.go.kr/kor/s_policy/dept/deptView.jsp?pSeq=2001&pDataCD=0417000000 (2026年9月2日確認)
- 공공데이터포털(公共データポータル) 문화체육관광부_카지노 현황 https://www.data.go.kr/data/3075667/fileData.do (2026年9月2日確認)
- 하이원(High1・江原ランド)公式サイト 카지노 입장 안내(入場案内・年齢制限・身分証・入場税) https://www.high1.com/casino/contents.do?key=777 (2026年9月2日確認)
- 파라다이스 카지노(パラダイスカジノ)워커힐 公式ページ(営業時間・住所) https://www.paradisecasino.co.kr/mobile/paradise-casino/walkerhill (2026年9月2日確認)
- 파라다이스 카지노(パラダイスカジノ) 이용안내(入場条件・年齢・入場料・撮影ルール) https://www.paradisecasino.co.kr/mobile/casino-guide/beginners (2026年9月2日確認)
- 파라다이스시티(Paradise City) 公式サイト 카지노 운영안내(日本語ページ・営業時間・シャトル運行) https://www.p-city.com/front/casino/operation?language=J (2026年9月2日確認)
- 세븐럭카지노(Seven Luck Casino) 公式サイト 강남코엑스점 오시는 길(住所) https://www.7luck.com/JSPVIEW/default?URL_JSP=–abot–ABOT_01_04_KA (2026年9月2日確認)
- 세븐럭카지노(Seven Luck Casino) 公式サイト 자주 묻는 질문(FAQ・入場条件・ドレスコード) https://www.7luck.com/LOGE_05_01/default (2026年9月2日確認)
- グランドコリアレジャー(GKL) 세븐럭 강북힐튼점 이전 관連報道(ソウルドラゴンシティへの移転経緯) https://www.thebell.co.kr/front/newsview.asp?key=202110141457455480102526 (2026年9月2日確認)
- 한국도박문제예방치유원(韓国賭博問題予防治癒院) 헬프라인 1336 상담안내 https://www.kcgp.or.kr/portal/main/contents.do?menuNo=200062 (2026年9月2日確認)

