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「8月の韓国、7月よりもっと暑いって聞くけど、実際どれくらい?休みも被って人が多いんじゃ…」――夏休みの計画を立てるとき、8月は「一番暑そうだから避ける」か「休みが取りやすいから行く」かで意見が割れやすい月です。実際、気象庁(기상청)の平年値(1991〜2020年)で見ると、8月はソウルで1年のうち最も気温が高くなる月。そのうえ光復節と韓国の휴가철(夏休みシーズン)が重なる時期でもあります。数字をもとに、行くべきかどうかから服装・予約のタイミングまで順番に整理します。
ソウルの8月は平年値で平均気温26.1℃・平均最高30.0℃・平均最低22.9℃、降水量348.2mm(1991〜2020年平年値、2026年9月21日確認)。7月より雨は少ないものの気温は7月を上回り、熱帯夜(夜間の最低気温25℃以上の夜)は直近10年の実測平均で7月11.2日に対し8月は14.6日と、1年で最も寝苦しい月です。加えて8月15日の光復節と韓国の休暇シーズンが重なるため、混雑・価格の両面でも1年のピークに当たります。暑さ対策と早めの予約、この2つを押さえれば行けない月ではありません。
結論から:8月は行くべき時期か
結論を先に言うと、8月は「暑さへの備えと予約の早さで満足度が決まる」月です。平年値では平均最高気温30.0℃と、7月(29.0℃)よりさらに1℃高くなります。梅雨はすでに明けているぶん雨の日数自体は7月より少ない(直近10年の実測平均で7月15.5日・8月13.6日)のですが、その分ずっと晴れて照り続ける日が多く、体感の暑さは1年で最も厳しい時期。油断は禁物です。
「8月=一番暑いから避けるべき」だと決めつける必要はありません。屋内は日本以上に冷房が効いている店が多く、暑さそのものより「屋外と屋内の温度差」に体力を削られる月という側面もあります。逆に言えば、暑さ対策と休暇シーズンの混雑対策さえ先に立てておけば、真夏の韓国らしい賑わいを楽しめる月とも言えるはずです。
韓国旅行そのものが初めてで、8月に限らず準備の全体像を先に押さえておきたい人は、初めての韓国旅行の準備をまとめた記事から読むと、パスポート・両替・通信といった土台の部分が抜けにくくなります。
8月のソウルは何度?どれくらい降るか
数字で見る8月のソウルです。気象庁(기상청)の平年値(1991〜2020年、2026年9月21日確認)によると、8月の平均気温は26.1℃、平均最高気温は30.0℃、平均最低気温は22.9℃、月間の降水量は348.2mmでした。평년값(平年値)は直近30年間の統計から出した「例年こうなる」という基準値で、特定の年の実績ではありません。
| 指標 | 7月の平年値 | 8月の平年値 |
|---|---|---|
| 平均気温 | 25.3℃ | 26.1℃ |
| 平均最高気温 | 29.0℃ | 30.0℃ |
| 平均最低気温 | 22.3℃ | 22.9℃ |
| 降水量 | 414.4mm | 348.2mm |
降水量348.2mmは7月(414.4mm)より少なく、降水日数も気象庁データの直近10年間(2016〜2026年)の実測平均で7月15.5日に対し8月は13.6日と、雨の日そのものは減ります。ただし気温は逆に7月より高いため、体感でいうと「雨は減るのに暑さは増す」月です。シートマスク2枚分どころではない汗をかく前提で、こまめな水分補給と塩分補給を予定に組み込んでおくのが正解かもしれません。
7月と8月はどちらが過酷か
「梅雨の7月」と「真夏の8月」、どちらが体感で厳しいのかは気になるところです。気象庁データを直接確認したところ、平均最高気温は7月29.0℃に対し8月30.0℃で8月が上回り、猛暑日(最高気温33℃以上)の実測平均も7月7.2日に対し8月10.3日と、8月の方が明確に多い結果でした。熱帯夜(夜間の最低気温25℃以上)の実測平均も7月11.2日に対し8月14.6日で、8月の方が3日以上多くなっています。
一方で降水量・降水日数はどちらも7月の方が多く、8月の方が少ないという結果でした。まとめると、雨に濡れる心配は7月の方が大きく、暑さそのものと寝苦しさは8月の方が厳しいという住み分けになります。梅雨と真夏の両方を数字で見比べておきたい人は、7月の韓国旅行の気温と服装をまとめた記事と数値を並べてみると、どちらの時期が自分の旅程に合うか判断しやすくなるはずです。
熱帯夜と猛暑への備え
気象庁は2026年5月12日、18年ぶりに폭염(ポギョム/猛暑)特報の基準を改定しました。新しい基準は3段階です。폭염주의보(猛暑注意報)は日最高体感温度33℃以上が2日以上続くと予想されるとき、폭염경보(猛暑警報)は35℃以上が2日以上続くと予想されるとき、新設された폭염중대경보(猛暑重大警報)は警報レベルの地域で体感温度38℃または気温39℃以上が「1日だけ」予想される場合でも発表される最上位の区分です。8月は猛暑日の実測平均が10.3日と1年で最も多い月なので、この特報にいちばん接する機会が多い月かもしれません。
夜になっても暑さが引かない열대야(ヨルレヤ/熱帯夜)も8月が本番です。気象庁のデータを直接確認したところ、2024年8月は月のほぼ全体に当たる25日が熱帯夜、2025年8月も21日を記録していました。夜間(前日18時01分〜翌日9時)の最低気温が25℃以上になった夜を熱帯夜と呼ぶ定義そのものは7月と同じですが、実測平均は7月11.2日に対し8月14.6日と、寝苦しい夜が続く前提で宿選び(冷房の効き)を考えておく必要があります。
🚨 폭염特報や熱中症情報はスマートフォンへの通知で届くことが多く、現地で受け取るには通信環境が要ります。現地SIMに差し替えずに使えるeSIMを日本で準備しておくと、到着直後から気象情報を受け取れて安心感が違うはずです。
eSIMの容量・料金プランを他社と比較してから決めたい人は、韓国旅行のeSIMを比較した記事もあわせて確認してみてください。
服装と日中の歩き方
8月の日中は、平年の平均最高気温が30.0℃。長時間屋外を歩く前提なら、速乾素材のトップスと通気性のよいボトムス、日傘・帽子・冷感タオルが基本装備になります。強い日差しの下では、コーヒー1杯分の休憩をこまめに挟むくらいの余裕を予定に入れておいたほうが、結果的に1日の満足度が上がるはずです。

汗や急な夕立から荷物を守るなら、中身を選ばず斜め掛けできる防水タイプのサコッシュが1つあると安心です。パスポートやスマホ、電子機器を持ち歩くことが多い旅行では、雨具兼汗対策として使えるものを選んでおくと8月らしい使い方ができます。
もう1つ、8月の荷造りで地味に助かるのが「汗をかいた服をどう分けて持ち帰るか」問題です。YKKのダブルファスナーで密閉できる圧縮袋があれば、汗ばんだ衣類とほかの荷物を分けて詰められ、スーツケースの中でにおいや湿気が広がるのを防げます。真夏は着替えの回数そのものが増えやすいぶん、荷物量が普段より膨らみがちなのが実情。
8月は着替えが増えるので、スーツケースそのものの容量に余裕がないと、着替えと暑さ対策グッズだけで埋まってしまうこともあります。荷造りの段階でスーツケースの選び方をまとめた記事も確認しておくと、容量選びで失敗しにくくなるはずです。
冷房と屋内の過ごし方
8月は屋外の暑さと屋内の冷房の落差が、7月以上に体力を削ってきます。地下鉄・カフェ・デパートは日本より冷房を強めに効かせている店が多く、猛暑日(最高気温33℃以上)の実測平均が10.3日に達する8月は、屋外と屋内を何度も往復する旅程だと自律神経が乱れやすくなります。薄手の羽織りを1枚、鞄に入れておくだけで体感がだいぶ楽になるはず。
変換プラグは忘れやすい荷物の代表格。韓国のコンセントは日本と形状が異なるため、Cタイプに対応した変換プラグを1つ用意しておくと、スマホやカメラ、扇風機代わりの小型ファンの充電でも困りません。
屋外で過ごす時間が長い8月は、モバイルバッテリーも1つ持っておくと安心です。地図アプリや폭염特報の通知をこまめに確認する分、スマホの消耗も早くなります。10000mAh前後の容量があれば、猛暑日に歩き回っても電池切れの心配が減るはず。🚨 モバイルバッテリーは航空機の規則上、機内持ち込みのみが対象で、預け入れ荷物には入れられない点は必ず覚えておいてください。
荷物そのものを真夏用に組み替えたい人は、リスト形式で中身を1つずつ見直せる記事もあります。韓国旅行の荷物を総点検できる記事をたたき台にして、8月用に暑さ対策グッズと着替えの枚数を調整するのがおすすめです。
光復節と休暇シーズンの混み方
8月で最も押さえておきたい祝日が、8月15日の광복절(光復節)です。2026年の8月15日は土曜日、翌2027年の8月15日は日曜日に当たります。韓国では2021年6月29日の法改正で대체공휴일(大体公休日/振替休日)制度が3.1절・광복절・개천절・한글날にも適用されるようになり、2021年7月7日から施行されました。この制度上、日曜日と重なる年は翌月曜が대체공휴일になる仕組みのため、2027年は8月16日(月)が振替休日になる可能性が高いといえます。ただし確定は毎年の官報告示によるため、出発前に公式カレンダーで確認しておくと安心です。
韓国では7月下旬から8月上旬にかけて휴가철(ヒュガチョル/夏休みシーズン)が本格化します。文化体育観光部と韓国文化観光研究院の全国調査(2016年7月14日発表)では、夏休みを計画している人の66.4%が「7月25日〜31日、8月1日〜7日」に集中すると回答しました。別の調査(2018年6月27日発表)では、休暇計画者の85.5%が7月16日〜8月12日に集中し、平均休暇日数は3.1日、国内旅行82.6%・海外旅行12.2%という結果も出ています。つまり8月最初の1〜2週間は、휴가철のピークがそのまま続いている時期。光復節の連休とも重なりやすいため、8月上旬は1年のうちでも宿・航空券がいちばん取りにくい時期という前提で動くのが現実的です。
台風が来たらどうするか
韓国は7月から9月にかけて台風の影響を受けやすい時期に入り、8月もその真っ只中です。進路や勢力は年によって大きく異なるため、この記事では特定の年の統計は主張しませんが、旅行中に台風予報が出た場合は、まず航空会社の運航情報と気象庁の特報を優先して確認するのが基本です。欠航・遅延が起きたときの実務的な対応(振替便の探し方や宿の延泊交渉など)は、台風で航空便が乱れたときの対処法をまとめた記事に手順として整理しているので、そちらを参考にしてください。
台風接近の情報は数日前から気象庁・航空会社のサイトで更新されます。出発直前だけでなく、旅行中も毎日チェックする習慣をつけておくと、いざというときに動き出しが早くなります。
いつ航空券と宿を取るか
ソウルのホテルをTrip.comで見る8月の空室と条件を先にチェック8月の航空券・宿は、휴가철のピークと光復節の連休が重なる上旬がもっとも動きが早く、価格も上がりやすい時期です。文化体育観光部の調査でも休暇計画者の多くが7月末〜8月上旬に集中すると回答しており、この時期を外すだけでも選択肢が広がる可能性があります。逆に8月中旬以降は国内の休暇シーズンが一段落するため、比較的落ち着いて条件を選びやすくなる傾向。1年を通して価格が下がりやすい時期を先に知っておきたい人は、韓国旅行の航空券が安くなる時期をまとめた記事も参考にしてください。
航空券・ホテルの日程がまだ決まりきっていない人は、下のフォームでまとめて空き状況を見てみるのも一つの手です。
日付は仮に入っています。変えてから検索してください。価格と空室はTrip.comの画面で確認できます。
よくある質問
まとめ
8月のソウルは、平年値でいえば平均26.1℃・平均最高30.0℃と1年で最も気温が高く、熱帯夜の実測平均も14.6日と1年で最も寝苦しい月です。一方で降水量・降水日数は7月より少なく、雨そのものへの備えは7月ほど重くありません。光復節と휴가철が重なる8月上旬は混雑・価格ともにピークを迎えるため、暑さ対策と予約のタイミング、この2つを押さえられれば行けない月ではないはずです。
- 8月の平年値: 平均気温26.1℃・平均最高30.0℃・平均最低22.9℃・降水量348.2mm
- 猛暑日(33℃以上)の実測平均(2016〜2026年): 7月7.2日・8月10.3日
- 熱帯夜の実測平均(2016〜2026年): 7月11.2日・8月14.6日(2024年8月は25日)
- 降水量・降水日数はどちらも7月の方が多く、8月の方が少ない
- 光復節(8/15)は2026年が土曜日、2027年は日曜日。대체공휴일で翌月曜が休みになる可能性が高い
- 휴가철(夏休み)は7月下旬〜8月上旬にピークが集中し、8月中旬以降はやや落ち着く傾向
参考・出典
- 気象庁(기상청) 기상자료개방포털「우리나라 기후평년값」월별평년값(1991〜2020年・서울) https://data.kma.go.kr/climate/average30Years/selectAverage30YearsList.do?pgmNo=113 (2026年9月21日確認)
- 気象庁(기상청) 기상자료개방포털「강수일수」기간조회(서울・2016〜2026年実測) https://data.kma.go.kr/stcs/grnd/grndRnDay.do?pgmNo=156 (2026年9月21日確認)
- 気象庁(기상청) 기상자료개방포털「폭염일수」기간조회(서울・2016〜2026年実測) https://data.kma.go.kr/climate/heatWave/selectHeatWaveChart.do (2026年9月21日確認)
- 気象庁(기상청) 기상자료개방포털「열대야일수」기간조회(서울・2016〜2026年実測) https://data.kma.go.kr/climate/tropicalNight/selectTropicalNightChart.do (2026年9月21日確認)
- 気象庁(기상청) 24절기 자료「처서」 https://data.kma.go.kr/climate/solarTerms/solarTerms.do (2026年9月21日確認)
- 気象庁(기상청) 報道資料「18년 만에 폭염특보 개편」(2026年5月12日) https://www.kma.go.kr/kma/news/press_01.jsp?mode=view&num=1194645 (2026年9月21日確認)
- 文化体育観光部・韓国文化観光研究院 夏季休暇調査報道(2016年7月14日/2018年6月27日) https://mcst.go.kr/kor/s_notice/press/pressView.jsp?pSeq=16758 (2026年9月21日確認)

