「韓国のスタバ、レジがすごい行列……アプリで先に注文できるって聞いたけど、日本の番号でも登録できるのかな」——渡韓前にそんな不安を抱く人、実は多いです。日本のスターバックスアプリに慣れていると、韓国でも同じように사이렌 오더(サイレンオーダー)を使えば行列を飛ばせそうな気がしますよね。でも実際に調べてみると、会員登録の入り口に「本人認証」という、旅行者にとって地味に厄介な壁があることが分かってきました。この記事では、サイレンオーダーが日本人旅行者にとってどこまで使えるのか、使えなかったときにどう注文すればいいのかを整理します。
スターバックス コリアのアプリ会員登録・ログインには携帯電話による本人認証があり、海外IPからの接続時には追加の確認が入る仕組みになっています。日本の電話番号のままでは認証が完了しないことがあり、サイレンオーダーを確実に使えると言い切ることはできません。使えなかった場合は、レジでの直接注文か、一部店舗に導入されている外国人向けキオスクで注文する方法があります。支払いはスターバックスカード(店頭でもアプリなしで購入・利用可能)、海外発行のクレジットカード、WOWPASSなどのプリペイドカードが選択肢になります。最終的な可否は、渡韓前にアプリの会員登録画面を一度開いて試しておくのが一番確実です。
サイレンオーダーとは何か——アプリで先に注文できる仕組み
사이렌 오더(サイレンオーダー)は、スターバックス コリアのアプリからドリンクやフード、コーヒー豆などを事前に注文・決済できる非対面注文サービスです。アプリ自体は会員でなくてもインストールして使い始めることができ、店舗を選んでメニューを選び、決済を済ませると、店舗のスクリーンに呼び出し番号や引き換え情報が表示される仕組みになっています(leereword.com調べ)。レジに並ぶ手間を飛ばせるのが最大のメリットで、韓国の会社員や学生の間で定着している注文方法です。
ただし決済の部分には条件があります。サイレンオーダーの支払いは、アプリに登録・チャージしたスターバックスカードを使う方式が基本になっており、注文の流れそのものがアプリの会員登録を前提に組まれています。つまり「サイレンオーダーが使えるかどうか」は、まず「アプリの会員登録・本人認証を完了できるかどうか」にかかってくるということです。次の章から、この入り口の部分を詳しく見ていきます。
アプリ登録の最初の関門——本人認証について
スターバックス コリアの公式アプリで会員登録を進めると、利用規約への同意のあとに本人認証の段階が用意されています。公式の会員登録ページでは、この段階が「本人認証段階」として案内されており、認証手段には携帯電話認証が含まれています(starbucks.co.kr調べ)。決済手段を登録する画面でも「携帯電話認証」または「Toss(トス)認証」のどちらかを選ぶ案内があることが、実際に手順を追ったブログ記事で確認できます。
今回の調査では、公式サイトの会員登録ページから「海外発行の電話番号でこの認証を完了できるか」という点までは明記を見つけられませんでした。携帯電話認証は国内で発行された番号を前提にした仕組みが一般的なので、日本の番号のままでは認証が途中で止まる可能性がありますが、これは断定できる情報ではありません。渡韓前にアプリをインストールし、会員登録の画面まで一度進めて試しておくと、当日になって慌てずに済みます。
本人認証は「面倒だけど一度きり」の関門というより、旅行者にとっては海外の番号のままでは超えられないことがある壁、と捉えておいたほうが心の準備がしやすいはずです。うまく認証が通ればサイレンオーダーは便利ですが、通らなかった場合の動き方をあらかじめ知っておくほうが、当日の安心感は大きいかもしれません。
海外からのログインに追加確認が入ることがある
会員登録に加えて、ログイン時の仕組みも押さえておきたいポイントです。スターバックス コリアは2023年12月にアプリのセキュリティを強化し、決済パスワードや生体認証といった二次認証を導入しました。あわせて、海外IPからアプリに接続した場合はログインが一度制限され、カカオトークの通知が届いたあとに携帯電話の本人認証を経てはじめてログインできる仕組みになったと報じられています(etnews.com、2023年12月報道)。
この仕組みは不正利用を防ぐためのセキュリティ強化なので、韓国の会員にとっては安心材料です。ただ旅行者の立場から見ると、「日本にいる間にアプリを先にセットアップしておいて、現地では開くだけ」という段取りが、必ずしもそのまま通用するとは限らないということでもあります。海外のWi-Fiやローミングで接続した瞬間に、再度の本人認証を求められる場面が起こり得ると考えておくと現実的です。
使えた場合の支払い方法——スターバックスカード
会員登録と本人認証を無事に済ませられた場合、サイレンオーダーの決済は基本的にスターバックスカードを通して行われます。スターバックスカードはチャージ式のプリペイドカードで、店頭・PC/モバイルWeb・アプリのいずれからでも購入やチャージができ、店頭ではアプリを使わずカード単体で支払うことも可能です(starbucks.co.kr調べ)。つまりアプリの外でも、カードそのものは「現地で使える一枚」として機能します。
アプリが使える人にとっては、このカードにあらかじめチャージしておけば、その後の注文はカードの残高から自動的に差し引かれる形になるので、会計のたびに現金や別のカードを出す手間がありません。ただしチャージ自体にも決済手段の登録が必要になるため、結局のところ「最初の一回をどう乗り切るか」が旅行者にとっての実質的なハードルになります。この記事の主題であるアプリの本人認証を越えられて初めて、このカードの利便性を生かせる形です。
海外発行のクレジットカード・WOWPASSは使えるか
アプリを介さない支払い方法としては、海外発行のクレジットカードやWOWPASSのようなプリペイドカードが選択肢になります。海外発行のクレジットカードは、韓国国内の多くの店舗と同じくレジでの通常決済として使える場面が一般的ですが、スターバックスのアプリ内の決済手段として登録できるかどうかは、今回の調査では確認が取れませんでした。レジでの支払いと、アプリ内チャージの可否は分けて考える必要があります。
WOWPASSは外国人旅行者向けの多通貨対応プリペイドカードで、現金や海外発行カードから韓国ウォンをチャージし、通常の決済カードとして使える仕組みが特徴です(wowpass.io調べ)。仕組みとしては一般的なカードと同じ形で使える可能性が高いものの、スターバックスの店頭やアプリでの利用実績を個別に確認することはできませんでした。両替やカードの仕組み自体をもう少し詳しく知りたい人は、WOWPASSの使い方をまとめた記事もあわせて見てみてください。
| 支払い手段 | アプリ登録の要否 | 店頭での使いやすさ |
|---|---|---|
| スターバックスカード | 不要(店頭で単体購入も可) | アプリなしでも会計に出せる |
| 海外発行クレジットカード | アプリ内登録は未確認 | レジでの通常決済としては一般的 |
| WOWPASS等のプリペイドカード | アプリ内登録は未確認 | 通常のカードとして使える可能性が高い(個別確認なし) |

アプリなしでも注文できる——レジ注文とキオスク
本人認証が通らなかった場合や、そもそもアプリを使う気力がない場合でも、韓国のスターバックスで注文できなくなるわけではありません。もっともシンプルなのは、レジで直接注文する方法です。メニューボードを指差しながら注文すること自体は、韓国語が話せなくても十分成立します。サイズやホット・アイスの違いくらいは身振りでも伝わることが多く、言葉が通じないことをそこまで恐れる必要はないはずです。韓国語での注文フレーズをもう少し体系的に知っておきたい人は、韓国の飲食店での注文の仕方をまとめた記事も参考になります。
もう一つの選択肢が、外国人観光客の多い商圏の一部店舗に試験導入されている無人注文機(キオスク)です。明洞(ミョンドン)や済州(チェジュ)などの店舗で、言語の壁による注文の不便さを解消する目的で導入されたと報じられています(youthdaily.co.kr調べ)。キオスクであればタッチ操作でメニューを選べるため、韓国語での聞き取りに自信がない人でも安心感があります。ただし導入店舗はまだ限られているため、すべての店舗にあるわけではない点は覚えておいてください。
日本のスターバックスアプリは韓国で使えるか
「日本のスターバックスアプリをそのまま使えばいいのでは?」と考える人もいるはずですが、答えは「別物」です。スターバックスの会員プログラムは国・地域ごとに運営されており、日本のアプリで貯めたスターや登録したカードの残高を、韓国の店舗でそのまま使うことはできません。韓国で注文・決済したいなら、韓国版のアプリで新たに会員登録をする必要があります。この点は多くの海外チェーン店に共通する仕組みなので、韓国に限った不便さというより「国境をまたぐと会員制度も切り替わる」ものだと捉えておくと納得しやすいはずです。
逆に言えば、日本のアプリのスター数やランクを気にする必要はなく、韓国では韓国のルールに合わせて一からで大丈夫、ということでもあります。会員登録のハードルさえクリアできれば、日本のアプリの使い勝手とそこまで大きく変わらない画面構成で注文できるはずです。他の韓国カフェチェーンとの注文方法の違いが気になる人は、스타벅스(スターバックス)以外のチェーンも含めて比較した韓国カフェチェーン比較の記事もあわせて読んでおくと、旅程全体の店選びがしやすくなります。
アプリが不安なら――行列を避ける動き方
アプリの登録がうまくいくか不安なまま渡韓するより、そもそも行列に当たりにくい時間帯・店舗を選ぶという発想もあります。開店直後の時間帯は比較的空いていることが多く、朝の早い時間からカフェをはしごしたい人にはソウルの朝早くから開いているカフェをまとめた記事が役立つはずです。スターバックス以外のチェーンも含めて、混雑を避ける動き方の選択肢を広げておくと気持ちに余裕が生まれます。
カフェチェーンによっては、店舗の混雑状況を確認できる待ちアプリのような仕組みを用意しているところもあります。サイレンオーダーが使えなかったときの代替として、ソウルのカフェの待ちアプリについての記事もあわせて確認しておくと、行列そのものを避ける動き方の引き出しが増えます。カフェイン控えめで過ごしたい人は韓国カフェのデカフェメニューについての記事、長居してパソコン作業もしたい人は電源のあるカフェをまとめた記事も、旅程のスキマ時間の使い方を考えるときの参考になります。
よくある質問
まとめ——完璧に準備しなくても、当日なんとかなる
韓国スターバックスのサイレンオーダーは、日本人旅行者でも使える場合と使えない場合がある、というのが今回調べての実感です。アプリの会員登録には携帯電話による本人認証があり、海外IPからの接続には追加の確認が入ることも報じられているため、日本の番号のままではうまくいかない場面が起こり得ます。とはいえ、それで韓国のスタバに行けなくなるわけではありません。レジでの指差し注文や、一部店舗のキオスクという代替手段はしっかり用意されています。
- サイレンオーダーの会員登録には携帯電話の本人認証があり、日本の番号だと完了しないことがある
- 海外IPからのログインには追加の確認が入る場合がある(2023年12月以降の仕様)
- 支払いはスターバックスカード(アプリ不要で店頭購入も可)が基本の選択肢
- アプリが使えなくてもレジでの直接注文は問題なく成立する
- 明洞・済州など一部店舗には外国人向けのキオスクも試験導入されている
- 日本のスターバックスアプリは韓国の店舗では使えない、別々の会員制度
渡韓前にアプリをインストールして会員登録の画面まで進めておけば、当日「使えるかどうか」を早めに判断できます。もし途中で止まってしまっても、レジに並び直すだけのことなので、必要以上に身構えなくて大丈夫です。最新の登録条件や店舗ごとのキオスク導入状況は変わることがあるため、渡韓直前にはスターバックス コリアの公式サイトや公式アプリで確認しておくと安心です。
参考・出典
- 이워드 Blog「스타벅스 어플 설치, 사이렌오더, 기프티콘 사용 방법」 https://leereword.com/스타벅스-어플-설치-사이렌오더-기프티콘-사용-방법/ (2026年9月11日確認)
- スターバックス コリア 公式「회원가입 약관동의 및 본인인증단계입니다」 https://www.starbucks.co.kr/mem/join.do (2026年9月11日確認)
- 電子新聞(etnews)「스타벅스, 앱 보안 강화…생체인증・해외 로그인 제한 기능 도입」 https://www.etnews.com/20231221000308 (2026年9月11日確認)
- 青年日報(청년일보)「외국인 주문 불편 해소…스타벅스, 키오스크 첫 도입」 https://www.youthdaily.co.kr/news/article.html?no=185909 (2026年9月11日確認)
- スターバックス コリア 公式「스타벅스 카드 소개」 https://www.starbucks.co.kr/msr/scard/about.do (2026年9月11日確認)
- WOWPASS 公式サイト https://www.wowpass.io/ko (2026年9月11日確認)

