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韓国ドラマや旅行の写真でよく見る、緑や黒の細長い缶のビール。気になって近所のスーパーを探しても見つからず、結局そのまま忘れてしまった——という人は多いのではないでしょうか。韓国のビールは決して珍しいものではなく、日本国内でも買える場所はいくつもあります。この記事では、まず「どこで買えるか」に先に答え、そのうえでカス・ハイト・テラ・クラウド・ケリーといった主要銘柄の系統の違い、ラベルの原産国表示の読み方、韓国での飲まれ方、そして飲酒に関する注意点と免税範囲までを一次情報にもとづいて整理しました。ビールと合わせて楽しみたい人は韓国焼肉の食べ方ガイドも参考にしてください。
韓国ビールを日本で買うなら、まず候補になるのは韓国食品を扱うスーパーと業務スーパー、次にカルディコーヒーファームやドン・キホーテの輸入酒コーナーです。近くに取扱店が無い、あるいは在庫が読めない場合は通販モールで探すのが早い方法になります。銘柄はカス(Cass)・ハイト(HITE)・テラ(TERRA)・クラウド(Kloud)・ケリー(켈리)の5つが代表格で、いずれも韓国の大手飲料メーカーが展開するラガー系のビールです。細かな原材料や現在のラインナップはメーカー公式サイトと缶のラベルで確認するのが確実です。なお、飲酒は20歳になってから。妊娠中の方や、これから運転する方は飲まないでください。
結論——韓国ビールを日本で買える場所
韓国ビールの取扱店は、大きく分けると「韓国食品を専門に扱う店」「輸入食品を幅広く置くチェーン」「通販」の3系統です。新大久保や鶴橋など韓国食材店が集まるエリアの韓国食品スーパーは、缶ビールの品揃えが比較的豊富な傾向があります。全国チェーンでは、業務スーパーの輸入食品コーナーや、カルディコーヒーファームの一部店舗、ドン・キホーテの酒類コーナーで韓国ビールが並んでいることがあります。
ただし、取り扱いの有無や銘柄の入れ替わりは店舗・時期によって差が大きいのが実情です。今回の調査では、個別店舗ごとの現在の取扱銘柄までは一次情報で確認しきれませんでした。棚に目当ての銘柄が無い場合は、取り扱いが終了した可能性と、単なる一時欠品の両方が考えられます。足を運ぶ前に、次の見出しで紹介する通販モールで在庫を確認しておくと、無駄足を減らせます。
主要銘柄の見取り図——カス・ハイト・テラ・クラウド・ケリー
韓国のビール市場は、大きくハイトジンロ(하이트진로)とOBビール(오비맥주)という2つの大手メーカーが中心になっています。カスはOBビールの主力ブランド、ハイト・テラ・ケリーはハイトジンロのブランド、クラウドはロッテ七星(롯데칠성)が展開するブランドとされています。同じ「韓国のビール」でも、展開している会社が違うと考えると、味の系統や見た目の違いも整理しやすくなります。
味の細かな違いを一人称で語ることはできませんが、いずれも麦芽とホップを使ったラガー系のビールで、日本の大手ビールに近い、すっきりした喉ごしを打ち出した商品が中心という点は各社の製品紹介で共通しています。アルコール度数や原材料の詳細、現在販売中のバリエーション(通常版・軽量版・ノンアルコール版など)は変更されることがあるため、購入前に缶の表示かメーカー公式サイトで確認してください。次の図に、5銘柄をどのメーカーが展開しているかをまとめました。

| 銘柄 | 展開する会社(とされる) |
|---|---|
| カス(Cass) | OBビール |
| ハイト(HITE) | ハイトジンロ |
| テラ(TERRA) | ハイトジンロ |
| クラウド(Kloud) | ロッテ七星 |
| ケリー(켈리) | ハイトジンロ |
韓国のお酒はビールだけではありません。焼酎については韓国焼酎を日本で買う方法の記事、米から造るマッコリについてはマッコリを日本で買う方法の記事で、それぞれ日本での取扱いを整理しています。ビールと合わせて気になる人はあわせて読んでみてください。
カス(Cass)——韓国で長く支持されているラガー
カスはOBビールの看板商品で、公表情報によると2012年以降、韓国国内で高いシェアを保っているとされるラガービールです。低温で時間をかけて熟成させる製法を採用しているとされ、パッケージは透明感のあるボトル・缶のデザインが特徴です。軽量版としてカスライト、ノンアルコール版としてカス0.0など、派生ラインナップが展開されているという情報もあります。
韓国のポチャ(屋台風の飲み屋)や焼肉店でも定番として置かれていることが多いブランドで、韓国旅行の写真でよく見かける緑色の缶や瓶は、このカスであるケースが少なくありません。現地の飲食店での飲まれ方については韓国ポチャの楽しみ方の記事で、乾杯の作法なども含めて紹介しています。ラベルのデザインや度数表記は改定されることがあるため、購入時は缶の表示を確認してください。
ハイト・テラ・クラウド・ケリー——それぞれの立ち位置
ハイトはハイトジンロの中でも古くからあるブランドで、テラは同社が比較的近年に打ち出した銘柄、ケリーはさらに新しいブランドとして紹介されています。クラウドはロッテ七星が展開しており、麦芽の使用比率を訴求ポイントにした商品説明が見られます。いずれも公式サイトでは、すっきりした飲み口を打ち出した紹介がされている点が共通しています。
この記事では、各銘柄の細かな原材料・アルコール度数・キャンペーン情報までは確認しきれていません。数字が変わりやすい部分でもあるため、正確な情報を知りたい場合はメーカーの公式サイトか、購入する缶・瓶のラベル表示で確認することをおすすめします。「とりあえず名前は知っているけれど、どれがどう違うのか分からない」という段階の人は、実店舗や通販で見つけたときに1本ずつ試して、自分の好みを探っていくのが現実的な進め方かもしれません。
- 喉ごし重視で選びたい→ハイト・テラ系統(公式紹介より)
- 麦芽感を試したい→クラウド系統(公式紹介より)
- 新しいブランドを試したい→ケリー
- 迷ったら定番から→カス
通販で買う——近くに店が無い人の選択肢
近くに韓国食品を扱う店が無い、あるいは足を運ぶ時間が取りにくいという人は、通販モールで取り扱いを探すのが早い方法です。総合通販モールの中には、韓国の食品や飲料をまとめて扱うカテゴリーがあり、銘柄や本数を比較しながら選べます。実店舗のように「行ってみたら売り切れだった」という空振りが起きにくいのも通販の利点です。
通販で購入する場合は、酒類の販売ページであることが多いため、年齢確認の手続きが必要になる場合があります。また、缶・瓶は重量があるため、まとめ買いをすると送料の条件が変わることもあります。購入手続きに進む前に、販売元の表示している発送条件や到着までの日数を確認しておくと安心です。冷凍食品もあわせてまとめ買いしたい人は韓国の冷凍食品おすすめの記事も参考にしてください。
ラベルの原産国表示を読む——輸入品か国内仕様か
韓国ビールを手に取ったとき、「これは韓国から輸入されたものなのか、それとも日本向けに作られたものなのか」が気になる人もいるはずです。日本国内で販売される加工食品・飲料には、原則として原材料や輸入者・製造者に関する表示が義務づけられています。缶や瓶のラベル、あるいは箱の側面に記載されている輸入者名や原産国の表示欄を確認すると、その商品がどこで造られたものかが分かります。
今回の調査では、韓国ビールの銘柄の中に日本国内でライセンス生産(国内の工場で許諾を得て製造すること)されているものがあるかどうかまでは、一次情報で確認できませんでした。多くの商品は韓国国内の工場で製造され、完成品として日本に輸入されているとみられますが、確実に知りたい場合はラベルに記載されている輸入者の会社名で検索し、その会社の公式サイトを確認するのが確実です。원산지표시(ウォンサンジピョシ・原産地表示)という言葉は、韓国国内向けの商品ラベルでもよく使われる表現です。
韓国での飲まれ方——焼酎とのソメクと乾杯のマナー
韓国の飲食店では、ビールと焼酎を混ぜて飲む소맥(ソメク)という飲み方がよく知られています。「소주(焼酎)」と「맥주(ビール)」を組み合わせた造語で、グラスに焼酎とビールを注ぎ、スプーンでかき混ぜて泡立たせてから飲むスタイルが定番とされています。配合の比率は店や個人の好みによって幅があり、この記事では特定の比率を「正解」として断定しません。
焼酎そのものの選び方や日本での入手方法は韓国焼酎を日本で買う方法の記事にまとめています。乾杯の際に年長者に体を少し斜めにしてグラスを合わせる、目上の人がいる場では顔を横に向けて飲むといった作法も知られていますが、こうした習慣は地域や世代、店の雰囲気によっても差があるため、現地では周りの様子を見ながら合わせるのが無難です。屋台風の飲み屋(ポチャ)での過ごし方は韓国ポチャの楽しみ方の記事で紹介しています。
韓国でよく見る飲み方の場面——チメク・屋台・クラフトビールバー
韓国でビールが登場する場面として特によく知られているのが、フライドチキンとビールを合わせる치맥(チメク)です。「치킨(チキン)」と「맥주(ビール)」を組み合わせた造語で、自宅にチキンの配達を頼み、缶ビールと一緒に楽しむスタイルがドラマや配信番組でもたびたび描かれています。特別な店に出向かなくても、近所でチキンを注文し、手元にあるビールを合わせるだけで再現できる気軽さが、チメクという過ごし方が定着している理由の一つとされています。
屋外の賑やかな雰囲気を味わいたい場合は、屋台風の飲み屋で過ごすという選択肢もあります。この点は先ほど紹介した韓国ポチャの楽しみ方の記事で扱った通りです。反対に、落ち着いた店内でゆっくり飲みたい場合は、韓国各地で増えているクラフトビールの専門店も候補になります。ソウルのクラフトビールバーについてはソウルのクラフトビールバー紹介記事で扱っているので、雰囲気を重視して選びたい人は参考にしてください。
韓国のコンビニでは、缶ビールを対象に「1本買うともう1本無料」になるような販売方法が行われることがあるとされています。ただし対象になる銘柄やキャンペーンの内容は、店舗やチェーン、時期によって変わりやすく、この記事では具体的な条件を断定しません。気になる場合は、滞在中に立ち寄ったコンビニの店頭表示や、各コンビニチェーンの公式サイトで確認するのが確実です。
- 自宅で気軽に楽しみたい→チメク(配達チキン+缶ビール)
- 屋外の賑やかな雰囲気を楽しみたい→屋台風の飲み屋(ポチャ)
- 落ち着いて味わいたい→クラフトビールバー
- お得に試したい→コンビニの店頭表示を確認
飲酒に関する注意——未成年は飲めません
あらためての確認になりますが、飲酒ができるのは20歳になってからです。これは韓国のビールに限らず、すべてのお酒に共通するルールで、日本国内で購入・飲酒する場合はもちろん、韓国旅行中であっても未成年者の飲酒は認められません。年齢確認が必要な場面では、身分証の提示を求められることもあります。
また、妊娠中の方や、これから運転をする予定がある方は飲まないでください。体調や体質によってお酒の影響の出方は人それぞれで、この記事では特定の効能や体への影響を断定する表現は使っていません。韓国ビールは度数の高いお酒ではありませんが、ソメクのように焼酎と混ぜる飲み方では度数が上がりやすいため、飲み過ぎには注意が必要です。飲み会の場では、飲めない人・飲まない人に無理に勧めない配慮も大切にしたいところです。
免税範囲と機内持ち込みの液体ルール
韓国旅行のお土産としてビールを持ち帰りたい場合、まず把握しておきたいのが免税範囲です。日本の税関の案内によると、酒類は種類を問わず合計3本(1本760ミリリットル換算)まで免税となっており、この範囲はビールだけでなくワインや蒸留酒も合わせた合計本数です(2026年9月4日確認)。また、20歳未満の人は酒類を免税で持ち込むことができません。免税範囲を超える分については、通常の輸入と同様に関税・消費税等の対象になります。
缶ビール3本というと、ちょうど週末の晩酌2〜3回分くらいの量とイメージすると分かりやすいかもしれません。あわせて確認しておきたいのが、機内持ち込み手荷物に関する液体物の制限です。国際線では、機内に持ち込む液体物は1容器あたり100ミリリットル以下にし、容量1リットル以下のジッパー付き透明袋にまとめるのが一般的なルールとされています。空港の免税店で購入した酒類は、購入時に密封された専用の袋(タンパーエビデントバッグ)に入っていれば持ち込みが認められるのが基本ですが、乗り継ぎ便でこの袋を一度開封したり、再度セキュリティチェックを受けたりする場合には没収の対象になることがあります。この記事で紹介した内容は一般的な目安であり、規則は変更されることがあるため、出発前に利用する航空会社・空港の公式サイトで最新のルールを必ず確認してください。
よくある質問
まとめ
- 韓国ビールは韓国食品スーパー・業務スーパー・カルディ・ドンキ・通販で探せる。取扱いは店舗・時期による
- 主要銘柄はカス(OBビール)・ハイト/テラ/ケリー(ハイトジンロ)・クラウド(ロッテ七星)の5つ
- 味の細かな違いは各社の公式紹介・缶のラベルで確認するのが確実
- ラベルの輸入者・原産国表示で、輸入品か国内仕様かの手がかりが分かる
- 韓国では焼酎と混ぜるソメクという飲み方が知られている
- 飲酒は20歳から。妊娠中・運転前の人は飲まない
- 免税範囲は酒類合計3本(760ミリリットル換算)まで、20歳未満は対象外(2026年9月4日確認)
- 機内持ち込みの液体ルールは変更されることがあるため、出発前に航空会社の公式サイトで確認する
韓国のビールは、身構えて特別な店を探さなくても、日常の買い物の延長で出会えるお酒です。まずは近くの韓国食品スーパーや業務スーパーの棚を覗いてみて、見つからなければ通販で探す——この順番で動けば、目当ての1本にたどり着きやすくなるはずです。飲むときは、20歳という年齢のルールと、体調への配慮だけは忘れずに。
参考・出典
- 税関 Japan Customs「海外旅行者の携帯品の免税範囲」カスタムスアンサー7105 https://www.customs.go.jp/tetsuzuki/c-answer/keitaibetsuso/7105_jr.htm (2026年9月4日確認)
- 税関 Japan Customs「海外旅行者の免税範囲」 https://www.customs.go.jp/kaigairyoko/menzei.htm (2026年9月4日確認)
- フリー百科事典『ウィキペディア』「OBビール」 https://ja.wikipedia.org/wiki/OBビール (2026年9月4日確認・カスのブランド概要を参照)

