本記事にはプロモーションを含みます。
航空券の予約画面で「運賃」のほかに「燃油特別付加運賃」という項目が並んでいて、思ったより合計金額が上がっていて戸惑ったことはありませんか。この燃油サーチャージ、実は航空会社ごとに金額が違ううえ、2カ月おき・1カ月おきといった周期で変わるので、「先月見た金額のまま」で予算を組んでしまうと当日の支払いで印象が変わってしまいます。韓国行きの航空券選びを最初から整理したい人は韓国旅行の準備を2ヶ月前から当日までの5段階で整理した記事を先に読んでおくと、この記事で扱う「燃油サーチャージ」がその中のどこに位置づく話なのかがつかみやすくなります。
2026年9月1日〜10月31日発券分の日本発韓国行き燃油サーチャージ(片道)は、JALが5,900円、ANAが6,500円、大韓航空とアシアナ航空がそろって8,700円、チェジュ航空も8,700円、トリニティ航空(旧ティーウェイ航空)が8,800円です。LCCのピーチは燃油サーチャージそのものを徴収していません。金額は発券日を基準に決まり、2カ月(JAL・ANA・大韓航空・アシアナ)または1カ月(チェジュ航空・トリニティ航空)ごとに見直されるため、「いつ発券するか」で支払う額が変わります。
結論から:韓国行きの燃油サーチャージ、いま(2026年9月)はいくらか
まず全体像を一覧にします。ここに挙げた金額はすべて、日本発・大人1名・片道あたりの燃油サーチャージで、2026年9月1日〜10月31日発券分に適用されているものです。座席を使う小児は同額、座席を使わない2歳未満の幼児は多くの会社で対象外になっています。

| 航空会社 | 片道の燃油サーチャージ | 見直しの周期 |
|---|---|---|
| JAL | 5,900円 | 2カ月ごと |
| ANA | 6,500円 | 2カ月ごと |
| 大韓航空 | 8,700円 | 2カ月ごと |
| アシアナ航空 | 8,700円 | 2カ月ごと |
| チェジュ航空 | 8,700円 | 1カ月ごと |
| トリニティ航空(旧ティーウェイ航空) | 8,800円 | 1カ月ごと |
| ピーチ | 徴収なし | 該当なし |
いちばん安いJALといちばん高いトリニティ航空の差は片道2,900円。往復・2人分で考えると11,600円の差になる計算で、ちょっとしたホテルの素泊まり1泊分くらいの開きです。ただし燃油サーチャージだけで航空会社を決めるのはおすすめできません。運賃本体・受託手荷物・座席指定など、燃油サーチャージ以外の条件も含めて比べる必要があるので、各社のサービスそのものを比較したい人は日本発の航空会社比較記事もあわせて確認してください。
そもそも燃油サーチャージとは?なぜ会社によって見直しの周期が違うのか
燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)は、航空機の燃料になるジェット燃料(ケロシン)の市場価格が一定の水準を超えたときに、運賃とは別枠で航空会社が申し受ける追加運賃です。原油やケロシンの国際価格は為替の影響も受けて上下するため、航空会社は数カ月に一度、直近の市場価格の平均をもとに金額を見直しています。JAL・ANA・大韓航空・アシアナ航空は「2カ月ごと」に見直す方式を取っているのに対し、チェジュ航空とトリニティ航空(旧ティーウェイ航空)は「1カ月ごと」の見直しを採用しており、同じ月でも会社によって最新の金額が反映されるタイミングがずれます。
ここで大事なのが「搭乗日」ではなく「発券日」を基準に金額が決まるという点です。たとえば11月に韓国へ行く予定でも、9月や10月のうちに航空券を発券してしまえば、そこで確定した金額のまま搭乗まで変わりません。逆に、搭乗が9月でも発券を11月にずらせば、11月時点の金額が適用されます。この「発券日基準」のしくみは、後の章でもう少し詳しく扱います。
航空券と宿をあわせて比べておく——燃油サーチャージが動く前に
燃油サーチャージは2カ月・1カ月という短い周期で見直されるため、「今回の金額で発券できるうちに、宿もあわせて確認しておく」というのが実務的な動き方になります。とくにANAは2026年9月〜10月発券分について、日本政府による燃料への補助効果もあって前期間より引き下げられており、こういうタイミングの良し悪しは毎回変わります。今の発券期間がいつまでかを含めて、購入タイミングそのものをどう考えるかは航空券をいつ買うかを整理した記事で扱っているので、燃油サーチャージの数字だけでなく「買うタイミング」まで含めて検討したい人は、あわせて目を通しておくと判断がしやすくなります。
航空券の日程が固まってきたら、同じタイミングで宿の候補も絞り込んでおくと、旅程全体を決めるスピードが上がります。条件を入れて検索結果を開くだけの窓口を使えば、比較そのものはそれほど手間がかかりません。
ソウルのホテルを地図と条件で探す条件を入れて検索結果を開くだけ/価格は公式で確認航空券のほうも、候補の日程をいくつか並べて比較したい場合は、下のフォームから条件を入れて検索結果を開いてみてください。燃油サーチャージを含んだ総額がどう表示されるかも、実際の検索結果で確認できます。
日付は仮に入っています。変えてから検索してください。価格と空室はTrip.comの画面で確認できます。
燃油サーチャージは「発券日の翌日から急に変わる」ものではなく、各社があらかじめ「◯月◯日〜◯月◯日発券分」という期間を告知したうえで適用しています。今回紹介している金額もいずれ次の期間に切り替わるので、実際に発券する直前には、必ず各社の公式サイトで最新の金額を確認してください。
JALの燃油特別付加運賃——9月〜10月発券分は片道5,900円
JAL(日本航空)・JTA(日本トランスオーシャン航空)の国際線燃油特別付加運賃は、区間ごとに設定されており、「日本-ソウル/釜山/済州/極東ロシア」の区分に韓国路線が含まれています。2026年8月1日〜8月31日発券分は片道7,400円でしたが、2026年9月1日〜10月31日発券分は片道5,900円に引き下げられました。1カ月半ほどの間に1,500円下がった計算で、コンビニでちょっとしたお弁当が1つ買えるくらいの差になります。
JAL公式サイトの案内では、この燃油特別付加運賃は大人・小児・幼児(座席を使用する場合)ともに同額で、座席を使用しない幼児は対象外とされています。また、航空券を払い戻す場合は燃油特別付加運賃も全額払い戻しの対象になる一方、発券後に金額が変わっても、便名や日付を変えない限り差額の調整は行われないとも明記されています。関係国政府の認可条件によって、金額や適用期間が予告なしに変わることもあるとされているため、最新の数字は発券のタイミングで公式サイトを確認するのが確実です。
ANAの燃油特別付加運賃——9月〜10月発券分は片道6,500円
ANA(全日本空輸)の燃油特別付加運賃も、区間ごとに金額が設定されており、韓国は「日本-韓国・ロシア(ウラジオストク)」という区分にまとまっています。2026年5月1日〜6月30日発券分は片道6,700円、7月1日〜8月31日発券分は片道7,400円と一度上がったあと、9月1日〜10月31日発券分では6,500円まで引き下げられました。ANA公式サイトの説明によれば、この引き下げには、中東情勢を踏まえた日本政府による航空機燃料への補助(緊急的激変緩和措置)の効果も反映されているとのことです。
JALとANAを比べると、同じ9月〜10月発券分で片道600円の差があります。往復では1,200円、家族4人なら4,800円ほどの違いになり、缶コーヒーが1本買えるかどうかという程度の差ではありますが、積み重なると無視できない金額です。ANAの燃油特別付加運賃も、大人・小児・幼児(座席使用の場合)は同額、座席を使用しない2歳未満の幼児は対象外という条件はJALと共通しています。
大韓航空とアシアナ航空——経営統合中の2社がそろって片道8,700円
韓国のフラッグキャリアである大韓航空の燃油特別付加運賃は、付加運賃適用期間を2026年5月1日〜10月31日(発券日基準)としたうえで2カ月単位で金額を見直しており、2026年9月1日〜10月31日発券分の「日本発韓国行き」は片道8,700円です。大韓航空の公式告知では、2月以降の航空燃料価格の想定を上回る急激な高騰にともなう改定だと説明されています。
アシアナ航空も同じ2026年9月1日〜10月31日発券分で、日本発韓国行きが片道8,700円と、大韓航空とぴったり同額になっています。アシアナ航空の告知では、燃油特別付加運賃とは別に「航空保険料」150円、日本国内の空港から出発する場合はさらに「国際観光旅客税」3,000円が発券時に加算されるとも書かれています。大韓航空とアシアナ航空は経営統合が進んでおり、便名の変更やマイレージ制度の統合といった告知が両社のサイトに相次いで掲載されていますが、燃油サーチャージが同額なのは、あくまで同じ時期の燃料市況を反映した結果であって、統合そのものが理由というわけではありません。
유류할증료(ユリュハルチュンニョ、燃油サーチャージ)という言葉は、韓国の航空会社の公式サイトやニュースでもそのまま使われているので、韓国語のニュースで運賃の話題を追いたい人は覚えておくと見出しが読み取りやすくなります。
LCCはどうか——チェジュ航空・トリニティ航空(旧ティーウェイ航空)・ピーチ
LCC(格安航空会社)だからといって、燃油サーチャージが一律で安い・かからないというわけではありません。チェジュ航空の日本発韓国行き国際線燃油サーチャージは1カ月単位で見直されており、2026年8月分は片道9,000円でしたが、2026年9月分は片道8,700円に下がっています。これは大韓航空・アシアナ航空の9月〜10月発券分と同水準です。
ティーウェイ航空は2026年9月10日付で社名を「トリニティ航空(Trinity Airways)」に変更しました。航空会社コード(TW)や便名、すでに取得済みの予約はそのまま引き継がれており、変わるのは空港カウンターの表示や公式サイトのブランド表示といった部分です。トリニティ航空(旧ティーウェイ航空)公式の告知によると、日本発韓国行きの燃油サーチャージは2026年9月1日〜10月31日発券分で片道8,800円と、今回比べた中ではもっとも高い金額になっています。
一方でピーチは、国際線を含めて燃油サーチャージそのものを徴収していません。公式サポートページのタイトルにも「燃油サーチャージはかかりますか」という質問に対する回答として、そもそも徴収していない旨が案内されています。ただし燃油サーチャージがない代わりに、受託手荷物や座席指定は運賃タイプによって別料金になる場合があるため、総額で比べる際は手荷物のルールも含めて確認しておくと安心です。LCC各社の手荷物の扱いについてはLCCの手荷物規定をまとめた記事に整理してあります。
「発券日基準」で損しない買い方——燃油サーチャージ以外にかかる費用
燃油サーチャージが「発券日基準」で決まるということは、搭乗日を変えずに発券のタイミングだけをずらすと、支払う金額が変わる可能性があるということです。たとえば11月・12月に韓国へ行く予定を9月や10月のうちに発券してしまえば、その時点の金額で固定されます。逆に、金額が下がる見込みがありそうだからと発券を先延ばしにすると、次の期間で値上がりしていた場合は損をすることになります。どちらに転ぶかは市況次第なので、「絶対に得する買い方」は存在しない、というのが正直なところです。
燃油サーチャージ以外にも、航空券には細かな追加費用が乗ります。JALは「航空保険特別料金」として日本国内購入で1区間片道600円、ANAは同じ枠組みで780円という設定です。アシアナ航空も「航空保険料」150円に加えて、日本国内の空港から出発する場合は「国際観光旅客税」3,000円が別途加算されます。これらは燃油サーチャージとは別枠の費用なので、表示された運賃と燃油サーチャージだけで総額を計算すると、実際の支払いより少なく見積もってしまうことがあります。
| 項目 | 会社 | 金額(片道・日本購入) |
|---|---|---|
| 航空保険特別料金 | JAL | 600円 |
| 航空保険特別料金 | ANA | 780円 |
| 航空保険料 | アシアナ航空 | 150円 |
| 国際観光旅客税(日本発全般) | 共通 | 3,000円 |
燃油サーチャージと合わせると、往復で数千円単位の差が出ることも珍しくありません。航空券を安く抑えたい人は、燃油サーチャージだけでなくこうした付帯費用まで含めた総額で比較する習慣をつけておくと、あとから「思ったより高かった」と感じにくくなります。旅程全体の費用感を先につかんでおきたい場合は2泊3日の費用を試算した記事も参考になります。日本発の空港や航空会社の組み合わせそのものを見直したい人は日本発韓国行きの就航空港をまとめた記事もあわせてご覧ください。
- 燃油サーチャージは「発券日基準」。搭乗日をずらしても発券日が同じなら金額は変わらない
- 金額は市況次第で毎回上下する。「今は安い/高い」は次の期間には当てはまらない
- 燃油サーチャージ以外の航空保険料・旅客税も合わせて総額で比較する
よくある質問
まとめ
韓国行きの燃油サーチャージは、2026年9月1日〜10月31日発券分でJALが片道5,900円、ANAが6,500円、大韓航空とアシアナ航空が8,700円、チェジュ航空も8,700円、トリニティ航空(旧ティーウェイ航空)が8,800円、ピーチは徴収なしという状況です。金額は発券日を基準に決まり、2カ月または1カ月ごとに見直されるため、「今の金額」は次の期間には当てはまりません。燃油サーチャージ以外にも航空保険料や国際観光旅客税といった付帯費用があるので、航空券を比較するときは総額で見る習慣をつけておくと安心です。
- 2026年9月〜10月発券分はJAL5,900円・ANA6,500円・大韓航空とアシアナ8,700円・チェジュ航空8,700円・トリニティ航空8,800円・ピーチは徴収なし(いずれも片道)
- 燃油サーチャージは発券日基準。搭乗日ではなく発券のタイミングで金額が固定される
- 次の期間(11月〜12月発券分)の金額は2026年9月27日時点で未公表。発券直前に公式サイトで再確認する
- 燃油サーチャージ以外の航空保険料・国際観光旅客税も含めた総額で比較する
参考・出典
出典を見る(8件)
- JAL「国際線『燃油特別付加運賃』『航空保険特別料金』のご案内」 https://www.jal.co.jp/jp/ja/inter/fare/fuel/detail.html (2026年8月18日更新、2026年9月27日確認)
- ANA「燃油特別付加運賃/航空保険特別料金について」 https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/plan/charge/fuelsurcharge/ (2026年9月16日更新、2026年9月27日確認)
- 大韓航空「2026年9月以降の日本発燃油特別付加運賃について」 https://www.koreanair.com/contents/footer/customer-support/notice/2026/2609-jpfuel (2026年9月1日登録、2026年9月27日確認)
- アシアナ航空「日本発国際線『燃油特別付加運賃』のご案内(2026年9月-2026年10月発券分)」 https://m.flyasiana.com/C/JP/JA/customer/notice/detail?id=CM202608210002530188 (2026年8月28日登録、2026年9月27日確認)
- チェジュ航空「日本発国際線燃油サーチャージ(2026年9月)」 https://www.jejuair.net/ja/customerServiceCenter/noticeDetail.do?billboardNo=0000000755 (2026年8月31日登録、2026年9月27日確認)
- トリニティ航空「[燃油サーチャージ]日本発 燃油サーチャージ(2026年9月-10月)」 https://www.trinityairways.com/app/customerCenter/notice/retrieve/12690 (2026年8月31日登録、2026年9月27日確認)
- トライシー「ティーウェイ航空、『トリニティ航空』に社名変更 9月10日に」 https://www.traicy.com/posts/20260902380677/ (2026年9月2日付、2026年9月27日確認)
- Peach Aviation公式サポート「燃油サーチャージはかかりますか」 https://support.flypeach.com/hc/en-us/articles/115001300954-Does-the-fare-cover-a-fuel-surcharge (2026年9月27日確認)

