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「나이가 어떻게 되세요?」と聞かれて年齢を答えようとした瞬間、頭の中で「하나、둘、셋…あれ、삼십오だっけ、서른다섯だっけ」と固まってしまった経験、ありませんか。
韓国語の数字には固有数詞(하나・둘・셋)と漢数詞(일・이・삼)という2つの体系があり、どちらを使うかは数字の大きさではなく「何を数えるか」で決まります。時刻の「時」は固有数詞、「分・秒」は漢数詞。年齢は「살」なら固有数詞、「세」なら漢数詞。お金は100を超えるので実質すべて漢数詞。この対応さえ押さえれば、あとは単位名詞ごとに当てはめるだけです。
韓国語の数字には「2つの読み方」がある
日本語にも「ひとつ・ふたつ」と「いち・に」の2系統がありますが、韓国語ではこの使い分けがずっとはっきりしています。하나・둘・셋(固有数詞)と일・이・삼(漢数詞)のどちらを使うかが、単位名詞ごとにほぼ決まっているからです。
数字そのものを名乗るとき(数を修飾語として物の前に置くとき)、固有数詞は形が変わります。「하나(1)」は「한」に、「둘(2)」は「두」に、「셋(3)」は「세」に、「넷(4)」は「네」に。「다섯(5)」以降は形を変えずそのまま使います。この「한・두・세・네」の4つを覚えておくだけで、日常のかなりの場面をカバーできます。
| 数 | 固有数詞(単独) | 固有数詞(修飾形) | 漢数詞 |
|---|---|---|---|
| 1 | 하나 | 한 | 일 |
| 2 | 둘 | 두 | 이 |
| 3 | 셋 | 세 | 삼 |
| 4 | 넷 | 네 | 사 |
| 5 | 다섯 | 다섯 | 오 |
そしてもう1つ、大事な前提があります。固有数詞が使えるのは1〜99まで。100以上の数には固有語の言い方自体が存在せず、漢数詞(백・천・만…)しか使いません。だから「お金」の話になると、自動的にほぼ漢数詞だけの世界になります。この後の章で、単位ごとに具体的に見ていきます。

時刻を言うとき——「時」は固有数詞、「分・秒」は漢数詞
旅行中、地下鉄の到着時刻やレストランの予約時間を口にする場面は意外と多いもの。ここで最初につまずくのが「時」と「分」で数詞が変わることです。
国立国語院(韓国の国語施策を所管する機関)のオンライン相談室に、外国人学習者から「10時10分はなぜ ‘열 시 십 분’ で、’열 시 열 분’ ではダメなのか」という質問が寄せられ、公式回答はこう説明しています。
実際の例で見ると、세 시 삼십 분(3時30分)のように、「時」の部分(세=固有数詞の3)と「分」の部分(삼십=漢数詞の30)で数詞が切り替わります。「時」だけが古くから使われてきた単位で固有語のまま残り、「分・秒」は比較的新しく定着した単位のため漢数詞になった、という成り立ちの違いが背景にあるようです。
体感で言うなら、電車の発着案内を「몇 시」まで聞き取れれば行動には十分間に合うことが多く、「몇 분」は聞き逃しても駅の表示板で数字そのものを確認すれば済みます。まずは「時」の固有数詞(한 시・두 시・세 시…)だけでも先に覚えておくと、現地での安心感がかなり変わるはず。
年齢を答えるとき——「살」と「세」の使い分け
自己紹介やちょっとした会話で必ず出てくるのが年齢の話題。ここにも同じ固有数詞・漢数詞の分かれ目があります。
国立国語院のオンライン相談室では「’3살’을 ‘세 살’로 읽으면 바보지요?(3歳を「세 살」と読むと変ですか)」という質問への回答で、辞書の語釈が引用されています。それによると次のように整理されます。
- 살(歳)は「주로 고유어 수 뒤에 쓰여(主に固有語の数の後に使われる)」単位。例: 두 살(2歳)、서른다섯 살(35歳)
- 세(歳)は「한자어 수 뒤에 쓰여(漢語の数の後に使われる)」単位。例: 삼십오 세(35歳)
つまり「35歳」は「서른다섯 살」でも「삼십오 세」でも言えますが、固有数詞と「세」、漢数詞と「살」を組み合わせるのは規範から外れます。日常会話では「살」を使う場面のほうが圧倒的に多く、「세」は書類や年齢層をかしこまって表現するときに使われる印象です。まず覚えるなら「살」+固有数詞の組み合わせから、で十分実用になります。
お金を数えるとき——100を超えたら漢数詞しかない
買い物や食事の会計で金額を聞き取る場面も、数字が実際に「使えるかどうか」を左右する重要な場面です。ここは前の章で触れた大前提がそのまま効いてきます。
固有数詞は1〜99までしか存在しないため、100以上の金額は構造上すべて漢数詞になります。ウォンの金額はほとんどの場合100を超えるので、天(천=1,000)や万(만=10,000)の単位も含めて、実質的に漢数詞だけの世界です。「お金は漢数詞」とまとめて覚えてしまってかまいません。
ここで日本語話者にとって地味に助かるのが、漢数詞そのものが日本語の音読み数字の感覚に近いこと。「일・이・삼・사」は「いち・に・さん・し」と、語順も桁の考え方もかなり近いので、時刻や年齢の固有数詞よりも先に馴染みやすいという声もよく聞きます。買い物の会計で金額を聞き取るための第一歩としては、実は漢数詞のほうがハードルが低いかもしれません。
人数・注文の数を言うとき——「명」と「인분」
飲食店で「몇 명이세요?(何名様ですか)」と聞かれたり、注文の数を伝えたりする場面も旅行中は頻出です。ここは単位ごとに数詞が変わるので、セットで覚えておくと注文がスムーズになります。
| 単位 | 意味 | 使う数詞 | 例 |
|---|---|---|---|
| 명 | 人(人数) | 固有数詞 | 한 명・두 명・세 명 |
| 인분 | 人前(料理の分量) | 漢数詞 | 일인분・이인분・삼인분 |
国立国語院のオンライン相談室でも、「인분」は漢語の単位名詞であり漢数詞と結びつくと説明されています。だから「1人前」は「한 인분」ではなく일인분。焼肉店やサムギョプサル店で「이인분 주세요(2人前ください)」と言えれば、それだけで注文がぐっとスムーズになります。
一方で「何名様ですか」に答えるときの人数(명)は固有数詞。「두 명이요(2名です)」のように答えます。同じ「人」に関する数字でも、「人数」か「分量」かで数詞が切り替わる、という点を意識しておくと迷いにくくなります。
飲食店での注文の言い回し全般は韓国の飲食店で使える注文フレーズにもまとめているので、数字だけでなく一言添えたいときはあわせてどうぞ。
「번」は2つの顔を持つ——回数と番号
ここは学習者がいちばん混同しやすいポイントかもしれません。同じ「번(番)」という単位名詞なのに、意味によって使う数詞が変わります。
- 回数を表す「번」: 固有数詞。한 번(1回)・두 번(2回)・세 번(3回)
- 順序を表す「번째」: 小さい数字では固有数詞が一般的。첫 번째・두 번째・세 번째(1番目・2番目・3番目)
- 識別番号を表す「번」: 漢数詞。バスの系統番号や出口番号のように「割り振られた番号」を読むときは일 번・이 번・삼 번のように読みます
つまり「何回か」を言うときと、「何番のバスか」を言うときとでは、同じ「번」でも読み方が変わるということ。「1番のバスに3回乗った」なら「일 번 버스를 세 번 탔다」のように、1文の中で2つの数詞が混在することも珍しくありません。最初は違和感があっても、「回数は固有・番号は漢語」とだけ覚えておけば、現地での聞き取りがぐっと楽になります。
お店やカフェでよく使うモノの数え方——개・잔・병・그릇
ここまでの単位はいずれも決まった相手(時・年齢・人前・番号)がありましたが、日常のちょっとした買い物や注文で使う単位名詞は、基本的に固有数詞と組み合わせるものが多数派です。
| 単位 | 意味 | 使う数詞 | 例 |
|---|---|---|---|
| 개 | 個 | 固有数詞 | 한 개・두 개 |
| 잔 | 杯(飲み物) | 固有数詞 | 한 잔・두 잔 |
| 병 | 本(瓶) | 固有数詞 | 한 병・두 병 |
| 그릇 | 杯・皿 | 固有数詞 | 한 그릇・두 그릇 |
| 권 | 冊 | 固有数詞 | 한 권・두 권 |
興味深いのは、「병(瓶)」や「권(冊)」のように単位名詞そのものは漢語由来なのに、実際には固有数詞が結びつく組み合わせが多いこと。韓国語のコラム(조현용・경희大教授、2025年8月17日掲載)でも、この「한 권」「한 병」のような組み合わせは、漢語の単位名詞に固有数詞が付く代表的な例として紹介されています。理屈だけで割り切れない部分がある、ということです。
覚える量としては、日常でよく使う単位名詞は片手で数えられる程度。カフェで「아메리카노 한 잔이요(アメリカーノ1杯です)」、コンビニで「이거 두 개 주세요(これ2つください)」と言えるようになるだけでも、旅行中の体感的な自由度はかなり上がります。
独学の限界を感じたら
ここまでの表を眺めているだけでも、「理屈は分かったけど、とっさに口から出てくる自信がない」という感覚になった人も多いはず。数詞の使い分けは、参考書を読んで理解することと、会話の中で反射的に使い分けられることの間に、けっこうな距離があります。とくに「번」のような例外的な切り替えは、実際に間違えて、その場で直してもらう経験があるほうが早く定着する部分。独学だけで抜けきれないと感じたら、会話の練習に軸足を移すタイミングかもしれません。
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すでに独学の教材を試している人は、韓国語学習アプリの選び方もあわせてチェックしてみてください。アプリで語彙や文法を固めつつ、数詞のような「反射神経」が必要な部分だけ会話レッスンで補う、という組み合わせ方もあります。オンラインレッスンをどう比較すればいいか迷ったら韓国語オンラインレッスンの比較にも整理してあります。
数字をハングルで書く・打つときのつまずき
会話だけでなく、実際にハングルで数字を書いたり入力したりする場面でもつまずきポイントがあります。固有数詞と漢数詞は当然つづりがまったく別物なので、「35」という同じ数字でも「서른다섯」と「삼십오」のどちらを書くべきかは、その前後の単位名詞を見て判断する必要があります。
スマートフォンでハングルを入力する準備がまだの人は、スマホでのハングル入力設定を先に済ませておくと、現地でメッセージのやり取りをするときにも困りません。数字そのものはアラビア数字(1、2、3…)で打っても通じますが、固有数詞・漢数詞の読み方まで書く場面では、ハングルの綴りが必要になります。
ちなみにハングルの表記自体に慣れたい人は名前をハングルで書く方法も基礎の練習になります。数字より先に、自分の名前で文字の形に慣れておくのも遠回りに見えて近道です。
数詞と単位名詞の組み合わせには、本記事で紹介した以外にも細かな例外があります。ビジネスの場や書類での正式な言い回しなど、より厳密な使い分けが必要な場面では、韓国語教育機関や語学講師など専門家の案内に沿って確認することをおすすめします。
よくある質問
まとめ
- 韓国語の数字には固有数詞(하나・둘・셋)と漢数詞(일・이・삼)の2系統がある
- 固有数詞が使えるのは1〜99まで。100以上は漢数詞のみ
- 時刻は「時」が固有数詞、「分・秒」が漢数詞(国立国語院の公式回答で確認)
- 年齢は「살」が固有数詞、「세」が漢数詞
- お金は100を超えるため実質すべて漢数詞
- 인분(人前)は漢数詞、명(人数)は固有数詞
- 번は回数なら固有数詞、識別番号なら漢数詞と、意味によって切り替わる
- 細かな例外や正式な場での使い分けは、専門家の案内での確認が確実
数字の使い分けが身についてくると、注文や会計、待ち合わせの時刻の聞き取りが一段とスムーズになります。次の旅行の準備ははじめての韓国旅行の準備から進めてみてください。数字に自信が持てると、現地での小さなやり取りが驚くほど楽になるはずです。
参考・出典
出典を見る(5件)
- 国立国語院 온라인가나다「열 시 열 분은 왜 안 되나요?」 https://www.korean.go.kr/front/onlineQna/onlineQnaView.do?mn_id=&qna_seq=314431&pageIndex=1 (2026年8月18日確認)
- 国立国語院 온라인가나다「’3살’을 ‘세 살’로 읽으면 바보지요?」 https://www.korean.go.kr/front/onlineQna/onlineQnaView.do?mn_id=261&qna_seq=325362&pageIndex=1 (2026年8月18日確認)
- 国立国語院 온라인가나다「기수 서수 사용 규정」 https://korean.go.kr/front/onlineQna/onlineQnaView.do?mn_id=216&pageIndex=1&qna_seq=316001 (2026年8月18日確認)
- 国立国語院 온라인가나다「1번째 2번째라고 쓸 수 있나요?」 https://www.korean.go.kr/front/onlineQna/onlineQnaView.do?mn_id=&qna_seq=331620&pageIndex=1 (2026年8月18日確認)
- 조현용(경희大学校教授)「고유어와 한자어 수사 이야기」미주중앙일보 2025年8月17日 https://www.koreadaily.com/article/20250817174134906 (2026年8月18日確認)

