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Amazonのアソシエイトとして、ソウルインは適格販売により収入を得ています。
SNSのタイムラインに、色とりどりの串刺しフルーツ飴が流れてきて「これ、タンフルってやつだ」と気づいたものの、いざ探そうとすると「東京のどこに行けば会えるの?」で止まってしまう——そんな人に向けて書きました。
タンフル(탕후루)は、東京都内では上野・浅草・新大久保に営業を確認できた専門店が3店あります。ただし韓国国内では既に売上が急減し、店舗数も大きく縮小しているのが現在地。日本では「終わったブーム」ではなく「まだ別の段階にいる甘味」として、落ち着いて楽しめる状況です。家で作る場合は150〜160℃の熱い飴を扱うためのやけど対策も合わせて紹介します。
タンフルって結局何?まずは言葉の意味から
탕후루(タンフル)は、韓国語でそのまま「タンフル」と読みます。ルーツをたどると韓国発祥ではなく、中国の伝統的な串刺し飴菓子「糖葫芦(タンフールー)」が起源とされています。サンザシの実を串に刺して飴でコーティングする中国の菓子が、韓国でいちごや巨峰、みかんといった手に入りやすいフルーツにアレンジされ、鮮やかな見た目のまま広まりました。
甘くてパリパリの飴の層と、みずみずしい果物のコントラストがSNS向きだったこともあり、韓国では2023年に爆発的な人気となりました。日本にも同じ年のうちに上陸し、2024年にかけて専門店や催事出店が増えていったのが、いまのところ確認できている流れです。「韓国のもの」というイメージが強い一方で、たどれば中国由来という点は、知っておくと会話のネタになるかもしれません。
韓国で何が起きているか。売上92%減という現実
ここが今回いちばん伝えたいところです。韓国のタンフルブームをけん引した大手チェーン달콤왕가탕후루(王家湯胡蘆)の売上は、2023年の862億ウォンから2024年には256億ウォンへと落ち込みました。前年比でマイナス70.3%という急落です(creditnews.kr、2025年4月16日付、2026年8月18日確認)。
そして2025年は約20億ウォンまで縮小したと伝えられています。前年比でおよそマイナス92%、通信社2社が同水準の数字を報じており、単発の誤報とは考えにくい規模です(news1.kr/AFPBB News、2026年4月19日付、2026年8月18日確認)。編集部が同社の公式サイトの店舗検索ページを開いて実際に数えたところ、2026年8月18日時点での店舗数は20店舗。2023年末には500店を超えていたとされる規模から、大きく縮んでいることになります。
ここまで来ると、「韓国では今も大人気」と紹介するのは正確ではありません。とはいえ、これは韓国国内の話。日本の状況をそのまま同じ結論にしてしまうのも、また別の誤りになります。
では日本は?「もう終わった」とは言えない理由
編集部で調べた範囲では、日本側に韓国と同じような「閉店ラッシュ」を裏づけるデータは見つかりませんでした。これは「日本でも同じことが起きていない」と断定できる材料ではなく、あくまで「見つからなかった」という段階の話ですが、実際に確認できた3店舗はいずれも2026年8月時点で営業中でした。
業界メディアの見立てもそれを補強しています。ぐるなび通信は2026年1月15日付の記事で、日本のタンフルを「単なるブームから定番デザートへ進化」という論調で紹介していて、韓国での急落には触れていません(2026年8月18日確認)。韓国では下火、日本ではニッチな定番として残っている——この二段構えが、今のところいちばん事実に近い書き方だと編集部では考えています。「まだ大流行中」も「もうすぐ消える」も、どちらも単純化のしすぎです。

東京で買える、営業確認済みのお店3つ
「結局どこに行けばいいの」という一番知りたいところです。編集部で公式サイトやモールの公式ページ上で営業を確認できたのは、次の3店舗でした。二次サイトの古い情報をそのまま載せず、確認できたものだけに絞っています。
| 店名 | エリア | 営業時間 | 確認区分 |
|---|---|---|---|
| ベリームーン(本店・2号店) | 台東区上野4丁目(アメ横センタービル内) | 本店10:00〜21:00/2号店10:00〜22:00、第3水曜定休 | 公式サイトで確認 |
| 浅草Canでぃ。浅草本店 | 台東区浅草2-7-13 | 10〜17時(土日祝〜18時)、定休日なし | モール公式ページで確認 |
| Hello! Donuts 新大久保店 | 新宿区百人町2丁目2-7 アゼリアガーデン新大久保1F | 月〜木・日11:00〜22:00、金土11:00〜23:00 | 公式サイトで確認 |
ベリームーンは上野のアメ横エリアに本店・2号店の2店舗を構えていて、公式サイト上の情報がもっとも整理されていました(2026年8月18日確認)。開業の経緯やタンフルの由来についても自社ブログで発信していて、当事者としての発信量が多いのが特徴です。
新大久保のHello! Donutsは、公式サイトの店舗ページで住所・営業時間ともに確認できています。韓国コスメやグルメの店が集まる明洞のストリートフードを思い出すような、食べ歩きしやすい立地です。浅草Canでぃ。は独立した公式サイトが見当たらず、ミッテン府中・ミナカ小田原といったモールのテナント紹介ページ経由での確認になりました。そのぶん情報の更新頻度は他の2店より読みにくいので、訪れる前に営業時間だけでも最新の案内をチェックしておくのが安心です。
お店を選ぶときに気をつけたいこと
ここは正直、地味だけど大事な話です。二次サイトの記事には「タンフルが楽しめる店」として原宿・竹下通りのStrawberry Tigerを紹介しているものもありますが、編集部で運営元の公式サイトを確認した限り、主力はいちごわたあめやジャム、チョコレートで、タンフルの取り扱いは確認できませんでした。行ってみたら目当ての商品が無かった、という空振りを避けるためにも、この記事では取扱店として載せていません。
もうひとつ、Hello! Donutsの「タンフルソフト」(バニラ・チョコ・ミックスの3種展開だったとされるメニュー)は、2023〜2024年頃の情報でしか確認できておらず、2026年8月時点の公式メニューページには記載がありませんでした。継続して販売しているかは、店舗に問い合わせるか、訪問前に公式の最新情報を見るのが確実です。価格についても本記事では扱っていません。時期によって変わりやすい情報なので、訪問前に各店の公式サイトで確認してください。
家で作るなら。まず材料と道具をそろえる
「お店が近くにない」「まずは家で作ってみたい」という人向けに、材料と道具の話です。基本の材料はシンプルで、水あめ・グラニュー糖・果物・竹串の4つがあれば始められます。水あめは飴にツヤとパリパリ感を出す役割、グラニュー糖は甘さと固さのベースになる役割と、それぞれ違う仕事をしています。
まず竹串。SC 竹串15cm 80本入(大和物産)は、その名の通り15cmサイズが80本まとまって入っているタイプです。1本の果物に1〜2本使うイメージなので、80本入りなら10人分のホームパーティでも余裕がある本数になります。家で少人数分だけ作ってみたい人にちょうどいいサイズ感です。
次にグラニュー糖。三井製糖 スプーン印 グラニュー糖 400gは、飴の土台になる砂糖です。400gという分量は、まずは少量だけで様子を見たい人、失敗してもやり直しやすい量で始めたい人に向いています。
そして水あめ。カンピー 水あめ 270g(加藤産業)は、メーカー公式の製品ページでも270g入りと確認できている商品です。グラニュー糖だけで作るとどうしても結晶化して白っぽくなりやすいのですが、水あめを加えることで透明感とパリパリの食感を出しやすくなります。仕上がりの見た目にこだわりたい人向けの一本です。
果物は、洗ってしっかり水気を拭き取っておくのが下準備のポイント。水分が残っていると飴がうまくコーティングされず、べたついた仕上がりになりやすいので、ここは焦らず丁寧にやったほうがいい工程です。
失敗しない作り方の手順とやけどの注意
材料がそろったら、次は加熱です。ここは家庭で作る際にいちばん注意してほしい工程でもあります。
- 鍋にグラニュー糖と水あめ、少量の水を入れて火にかける
- 混ぜずに150〜160℃まで加熱する(透明でパリパリの飴になる目安。コトタの製菓情報でも同じ温度帯が紹介されています)
- 水気を拭き取った果物を竹串に刺しておく
- 果物を熱い飴にくぐらせ、クッキングシートの上で冷まし固める
加熱中の飴は150〜160℃という、天ぷらを揚げるときの油とほぼ同じ温度帯まで達します。素手で触れると重いやけどにつながる危険があるので、鍋つかみを使い、飴が飛び散らないよう果物はゆっくりくぐらせてください。かき混ぜると結晶化して白く濁ってしまうので、混ぜたくなっても我慢が必要です。子どもと一緒に作る場合は、熱い飴を扱う工程は大人だけが担当し、子どもには果物を洗う・串に刺す・冷えた飴を飾り付けるといった、熱源に触れない工程だけを任せるようにしてください。
甘いものを頻繁に食べることが歯や健康にどう影響するかについては、この記事では断定的なことは言えません。気になる人は、歯科医など専門家や公的機関が出している情報を確認したうえで、食べる量やタイミングを判断してください。作ってみたい人は、まず少量から試して、火加減や飴の固まり方の感覚をつかむのがおすすめです。
SNSで人気の種類と、通販の冷凍タンフルは買えるか
タンフルの魅力のひとつは、果物によって表情が大きく変わることです。いちごの赤、巨峰の深い紫、みかんのオレンジと、串1本ごとに違う色が出るので、並べて撮ると華やかな一枚になりやすい菓子です。透明な飴の層越しに果肉の色が透けて見えるのも、写真映えする理由のひとつだと考えられます。
「通販で冷凍のタンフルは買えないの?」という疑問もよく聞かれます。Amazonなどのモールでは冷凍タンフルを扱う出品を見かけることがありますが、到着後の保存方法や賞味期限は商品ごとに条件が違うため、注文前に出品ページの表示を必ず確認してください。解凍のタイミングを誤ると、パリパリの食感が失われてべたついてしまうこともあるので、届いたらすぐに商品ページの案内どおりに扱うのが失敗しないコツです。
ちなみに、韓国のスイーツトレンドはタンフルだけにとどまりません。ドバイ発のチョコレートが韓国経由で日本にも波及した動きなど、似たような「SNS発の急拡大」パターンをたどった例はドバイチョコレートのガイド記事でも紹介しています。韓国スイーツ全体の流れを追いたい人は韓国スイーツトレンド2026もあわせてどうぞ。
買えない日は、日本のコンビニや通販でも近い体験を
「今日はどうしても専門店まで行けない」という日もありますよね。そんなときは、日本のコンビニで買える韓国スイーツから、似た方向性のものを探す手もあります。セブン・ローソン・ファミマでの探し方は日本のコンビニで買える韓国のお菓子にまとめているので、タンフルそのものが並んでいなくても、フルーツ系や飴系の売り場を押さえておくと発見があるかもしれません。
渡韓の予定がある人は、現地の屋台グルメと合わせてタンフルを探すのもひとつの楽しみ方です。広蔵市場のガイドのような屋台街では、タンフルに限らず串物や飴菓子の屋台に出会える可能性があります。お土産としてまとめて配りたい人には韓国お土産のお菓子おすすめも参考になるはずです。個包装で日持ちする菓子を選ぶ考え方は、タンフルのように日持ちしにくい生菓子を選ぶときの比較材料にもなります。
甘くて冷たいものが恋しい季節にはカップビンスの記事も書いていますので、タンフルと合わせてチェックしてみてください。韓国スイーツは移り変わりが速い分野なので、次に何が来るかは編集部でも継続して追いかけていく予定です。
よくある質問
まとめ
- タンフルは中国の「糖葫芦」が起源で、韓国でフルーツ飴にアレンジされ2023年に大流行した
- 韓国国内では既にブームが下火。大手チェーンの売上は2年で92%減、店舗数も500店超から20店舗まで縮小
- 日本側は同じ規模の閉店データが見つからず、営業を確認できた店舗は2026年8月時点で健在
- 東京で買えるのは、上野のベリームーン、浅草の浅草Canでぃ。、新大久保のHello! Donutsの3店
- 家で作るなら150〜160℃の加熱工程が最大の注意点。子どもと作る場合は熱い飴を扱う工程を大人が担当する
お店で楽しむにしても、家で作ってみたいにしても、まずは「今どういう状況にあるのか」を知っておくと、無駄足や思い違いを避けやすくなります。韓国のスイーツトレンドをこれからも追いたい人は韓国スイーツトレンド2026もあわせてご覧ください。
参考・出典
- 달콤왕가탕후루(王家湯胡蘆)公式サイト 店舗検索ページ https://wgtanghulu.com/theme/basic/page/store.php (2026年8月18日確認)
- creditnews.kr「달콤왕가탕후루」売上関連記事 2025年4月16日 https://www.creditnews.kr/news/articleView.html?idxno=710 (2026年8月18日確認)
- news1.kr 産業・流通ニュース https://www.news1.kr/industry/distribution/6137521 (2026年8月18日確認)
- AFPBB News「売り上げ92%減の衝撃」2026年4月19日 https://www.afpbb.com/articles/-/3631879 (2026年8月18日確認)
- 世界日報(segye.com)2024年7月14日 https://www.segye.com/newsView/20240714500190 (2026年8月18日確認)
- cotta「特集記事」(加熱温度150〜160℃の目安) https://www.cotta.jp/special/article/?p=66712 (2026年8月18日確認)
- ベリームーン 公式サイト https://berrymoon.jp/ (2026年8月18日確認)
- ベリームーン 公式ブログ(タンフルの由来) https://berrymoon.jp/blog/korean-tanghulu/ (2026年8月18日確認)
- ベリームーン 公式ブログ(日本での流行時期) https://berrymoon.jp/blog/tanghuru-3/ (2026年8月18日確認)
- Hello! Donuts 公式サイト 店舗ページ https://hellodonuts.jp/store/ (2026年8月18日確認)
- ぐるなび通信 2026年1月15日 https://pro.gnavi.co.jp/magazine/t_res/cat_6/a_4872/ (2026年8月18日確認)
- いちごや(Strawberry Tiger運営元)公式サイト https://www.itoking.shop/ (2026年8月18日確認、タンフルの取り扱い記載なしを確認)

