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「韓国のお菓子、日本のコンビニでも買えるらしい」と聞いて棚の前まで行ったのに、それらしいものが1つも見つからない。この空振り、かなりよくあります。
日本のコンビニに並ぶ韓国系スイーツは、通年の定番ではなく期間限定のフェアで出て、告知もなく静かに消えていく商品がほとんどです。だから「いま何があるか」を追いかけるより、「どう出て、どう消えるか」の型を知っておくほうが結果的に買い逃しにくい。この記事では2026年8月16日時点で各社の公式発表から確認できたことと、確認できなかったことを分けて並べます。
まず切り分け。ここは「日本のコンビニ」の話です
「韓国 お菓子 コンビニ」で検索すると、上位に出てくる記事の多くが実は韓国国内のコンビニの話です。CUやGS25の棚に何が並んでいるか、という現地レポート。日本のコンビニで買えるものを知りたくて検索した人にとっては、読んでも棚にたどり着けない情報なんですよね。
この記事は逆で、日本にあるセブン-イレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップの棚だけを扱います。渡韓の予定がなくても手が届く範囲、という切り口です。韓国現地のコンビニでどんなお菓子が買えるかは、韓国のコンビニの回り方をまとめた記事のほうが詳しいので、ソウルや釜山で買い物する予定がある人はそちらへどうぞ。割って食べるタイプの話題デザートなど、現地でしか出会えない企画品はCUの割って食べるデザートで扱っています。
韓国語でコンビニは편의점(ピョニジョム)。現地の記事を読んでいてこの単語が出てきたら、それは日本の棚の話ではない、という目印になります。
2026年8月16日時点で、公式に確認できたこと
ここがこの記事の芯です。コンビニ商品は入れ替わりが速いので、「発売の事実が公式に残っているか」と「今日その棚にあるか」は別の話として扱います。以下は各社の公式ニュースリリースや商品ページで確認できた範囲。確認日はすべて2026年8月16日です。
| チェーン | 商品・企画 | 公式で確認できた事実 | 現在の販売 |
|---|---|---|---|
| セブン-イレブン | 「マシッソ!韓国イチ推しグルメ」第2弾スイーツ/餅っと食感クロッチ 黒蜜きなこ・チョコ | 2026年6月9日より順次発売と公式リリースに記載。終了時期の明記はなく、「予定数終了等で取り扱いがなくなる場合がある」旨の定型注記のみ | 未確認(発売から2ヶ月以上経過) |
| セブン-イレブン | もっちりホットク チョコレート | 2026年8月5日発売。韓国の屋台スイーツ「ホットク」を再現した商品としてメディアが報道 | 終了の可能性が高い(商品ページが確認できなくなっている) |
| ローソン | 旅するウチカフェ/バター香るもちもち食感バター餅 | 2026年7月21日発売。公式本文に「韓国で注目を集めるトレンドスイーツ『バター餅』をイメージした商品」と明記 | 未確認(連続発売企画のため入れ替わり済みの可能性) |
| ローソン | 旅するウチカフェ/ドバイチョコ風サンド | 2026年7月21日夕方発売。公式本文に「韓国で話題の『ドバイチョコ』から着想を得た」と明記 | 未確認 |
| ファミリーマート | 「韓国本格グルメ」全9種 | 2026年4月7日発売。キンパ、ビビンバ、スンドゥブ、参鶏湯などすべて食事系で、甘いスイーツは0品 | スイーツとしては該当なし |
| ミニストップ | ブルダックチーズハットグ | 2026年8月10日付のニュースリリースで発表。韓国の「ブルダック炒め麺」とのコラボ商品 | 軽食であり、甘いスイーツではない |
表を眺めて気づくのは、「確認できた」欄が全部“過去形”になっていることだと思います。公式リリースは発売を知らせるためのものなので、終わったことはわざわざ告知されません。だから終売は、記事にも公式にも残らない。
この記事に載っている商品を「今日買えるもの」として読まないでください。公式に残っているのは発売の記録だけで、現在の店頭在庫はチェーンごと・店舗ごとに違います。原材料やアレルギー表示は必ず店頭の実物とメーカーの公式情報で確認を。体質や持病に関わる判断は、自己判断せず医師や公的機関の案内に従ってください。
型①:フェアで出て、フェアで消える
日本のコンビニの韓国系スイーツは、単品で静かにデビューするというより、「韓国フェア」「◯◯グルメ」といった企画の一部として登場する形が多いです。セブンの「マシッソ!韓国イチ推しグルメ」、ローソンの「旅するウチカフェ」、ファミマの「韓国本格グルメ」。どれも企画名がついていますよね。
企画ものということは、終わりが最初から決まっているということでもあります。ローソンの「旅するウチカフェ」は連続発売の企画で、週ごとに次の商品へバトンが渡っていく仕組み。つまり同じ商品が棚の一等地に居られる時間は、体感でいうとドラマ2〜3話ぶん。季節が変わるより先に入れ替わるスピード感です。
- 企画名がついている商品は、原則として期間限定と考える
- 「順次発売」は、全店同時ではなく地域や店舗でずれるという意味
- 公式リリースに終了日が書かれていなくても、無期限販売という意味ではない
- 終売の告知は基本的に出ない。棚から消えたら、それが答え
韓国発のスイーツが日本で流行するときの流れそのものは、コンビニより先にSNSと専門店から始まることが多いです。その年に何が来ているかは韓国スイーツのトレンドまとめで追えます。トレンドの上流を知っておくと、「あ、これそのうちコンビニに来るかも」という予測が少し当たるようになるはず。
型②:地域限定がある。全国の棚が同じではない
「発売」と書いてあっても、全国どこでも買えるとは限りません。実例として、セブンの「もっちりホットク チョコレート」はメディア報道ベースで関東・甲信越・北陸・東海・近畿・中国・四国での発売とされていました。北海道・東北・九州・沖縄の人がニュースを見て店に行くと、そもそも入っていない可能性がある、ということです。
これはコンビニに限らずですが、韓国系の商品は消費の中心が都市部に寄りがちなので、地域差が出やすい分野でもあります。近所の店に無いからといって「もう終売した」と決めつけないでほしい。逆に、SNSで見かけた商品が自分の県では最初から発売対象外だった、というパターンもあります。
型③:コンビニの韓国スイーツは「輸入菓子」ではない
ここを勘違いしていると、探す場所を間違えます。日本のコンビニに並ぶ韓国系スイーツの多くは、韓国から輸入された既製品ではなく、各チェーンが自社ブランドや取引先と一緒に企画した商品です。「韓国で話題の◯◯をイメージしました」という書き方が公式本文に出てくるのは、そういう理由。ローソンのバター餅もドバイチョコ風サンドも、公式の文言は「イメージした」「着想を得た」でした。
一方で、韓国のメーカーがつくった本物のパッケージ——ハングルが印刷されたあのお菓子——は、コンビニではなく韓国食品店・輸入食品店・通販が主戦場です。同じ「韓国のお菓子」でも、流通の経路がまったく違う。

ドバイチョコのように、韓国経由で日本に入ってきた流行は特に混線しがちです。もともとの発祥と韓国での広がり方はドバイチョコレートの基礎知識にまとめてあるので、コンビニ版を食べる前に読んでおくと「これは何を再現した商品なのか」が腑に落ちると思います。エッグタルトのように、韓国のカフェ文化から日本に来たスイーツも同じ構図。韓国のエッグタルトも、コンビニ版と現地の専門店版では別物として楽しんだほうが幸せです。
韓国菓子メーカーの日本拠点はどうなっているのか
「農心やオリオンのお菓子をコンビニで買いたい」という声もよく見かけます。ここは事実と推測をきっちり分けたいところなので、公式サイトで確認できた範囲だけ表にしました。確認日は2026年8月16日です。
| 会社 | 公式サイトで確認できたこと | 確認できなかったこと |
|---|---|---|
| 農心ジャパン株式会社 | 2002年1月8日設立、東京都千代田区。韓国・農心グループの日本拠点で、即席麺・スナック・韓国食品類を扱う。公式サイトの購入案内はAmazonとQoo10のみ | コンビニチェーンとの取引に関する記載は同社サイトになし |
| オリオン日本支社 | 韓国の製菓大手オリオンの日本拠点。日本では「Market O」と、日本独自ブランド「TOMORION」を展開しているとされる | 公式サイトそのものに到達できず、この内容は二次情報。一次ソースでの裏取りは未了 |
| ヘテパシフィック株式会社 | 自社サイトに「ヘテグループは1945年創業以来今日までヘテ製菓を母体とし」と記載。日本を拠点にヘテ製菓由来の商品を展開 | 「総代理店」「唯一の正規代理店」といった独占的地位を示す文言は、同社サイト内で確認できず |
つまり「日本法人・日本拠点はある」ところまでは公式に確認できるけれど、そこから先——その会社の商品がコンビニの棚に入っているかどうか——は、各社サイトからは読み取れませんでした。各社の案内はいずれも通販中心の書き方です。
そしてもう一点。コンビニの韓国フェア商品は各チェーンの企画品なので、これら3社を経由しているとは限りません。「農心の日本法人があるから、農心のお菓子がセブンにあるはず」という推論は、公式情報からは支えられない、ということですね。
日本のロッテと韓国のロッテは、いま別の会社です
意外と知られていないのがここ。日本のロッテと、韓国のロッテウェルフード(旧ロッテ製菓)は、創業者を同じくしながら現在は資本・経営が分離した別法人です。ルーツは同じ、いまは別会社。
やっかいなのは、両社とも「ガーナ」ブランドのチョコレートを別々に展開していること。日本のコンビニで買えるガーナと、韓国で見かけるガーナは、パッケージが似ていても同じ会社の同じ商品ではありません。お土産で「日本にも売ってるやつだ」と言われてしまう定番のすれ違いは、だいたいこれが原因です。
資本構成の細かい数字は非公開部分が多く、一次資料で確認できる範囲を超えます。この記事では「別会社である」という大枠までにとどめました。詳しい企業情報を知りたい場合は、両社の公式サイトのIR・会社情報をあたってください。
棚に無かったときの回り道
ここまで読むと分かるとおり、コンビニは「たまたま出会えたら買う」場所です。狙って確実に手に入れる場所ではない。ではどうするか、という話をします。
ハングルのパッケージそのものが欲しい人は、韓国系のショッピングモールを直接見にいくのが早いです。日本語で買えて、韓国のお菓子カテゴリがまとまっているのはQoo10で韓国のお菓子を探す日本語で買える韓国系モール
先にリンクから入っておくと、そのあとで気になったものを保存していく流れがスムーズです。年に数回のセール時期を待つ人も多いので、急がないなら候補だけ控えておく手もあります。
- コンビニで見かけたら、その場で買う。次に来たときは無いと思っておく
- 商品名をメモしておく。フェア名(「旅するウチカフェ」など)も一緒に控えると後で探しやすい
- 消えていたら、韓国食品店か通販へ。同じ商品ではなく「同じ系統の本家」を探すほうが見つかる
実店舗でまとめて見たいなら、韓国食品を扱う店を地域別に整理した日本で韓国食品が買える店のまとめが入口になります。通販でどのサイトを使うかで悩んでいる人は韓国食品の通販サイトの選び方のほうへ。送料の考え方までまとめてあります。
よくある質問
まとめ
- 日本のコンビニの韓国系スイーツは、企画フェアで出て数週間で入れ替わるのが基本形
- 公式リリースに残るのは発売の記録だけ。終売は告知されないので、棚から消えたら終わりと考える
- 「順次発売」には地域差がある。近所に無い=終売、ではない
- コンビニの韓国スイーツは輸入品ではなく、各チェーンが企画した日本の商品
- 韓国メーカーの正規品が欲しいなら、韓国食品店・輸入食品店・通販が本命
- 日本のロッテと韓国のロッテは、いまは別の会社
コンビニで韓国のお菓子に出会えるかどうかは、正直なところ運の要素が大きいです。でも「フェアで出る・地域で違う・数週間で消える」という3つの型を知っているだけで、見かけたときの判断が速くなります。棚の前で迷う時間が減るだけでも、じゅうぶん元は取れるはず。
まずは近所の店で企画名の書かれたPOPを探してみてください。そこに無ければ、韓国食品が買える店のまとめから自分の街の選択肢を確認するのが次の一手です。
参考・出典
- セブン-イレブン・ジャパン|ニュースリリース(2026年6月)(2026年8月16日確認)
- セブン-イレブン・ジャパン|今週の新商品(2026年8月16日確認)
- ローソン|ニュースリリース(2026年7月16日発表)(2026年8月16日確認)
- ローソン|旅するウチカフェ 企画ページ(2026年8月16日確認)
- ファミリーマート|ニュースリリース(2026年4月2日発表)(2026年8月16日確認)
- ミニストップ|ニュースリリース一覧(2026年)(2026年8月16日確認)
- 農心ジャパン株式会社|会社概要(2026年8月16日確認)
- ヘテパシフィック株式会社|会社概要(2026年8月16日確認)
- 株式会社ロッテ|ガーナ 商品情報(2026年8月16日確認)
- ロッテグループ(韓国)|事業紹介(日本語)(2026年8月16日確認)
掲載内容は2026年8月16日時点で各社の公開情報から確認したものです。コンビニ商品は取り扱いの変更が頻繁にあるため、購入前に各社の公式サイトと店頭表示をご確認ください。

