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抹茶でも豆乳でもない、うっすら緑がかった不思議な色のラテ。韓国カフェのSNS投稿で見かけて「これ何?」と検索した経験、ありませんか。正体は쑥라떼(スッラテ)、日本語で言う「ヨモギラテ」です。韓国では珍しくないメニューですが、日本で同じものに出会えるのかどうかは、意外とはっきり書かれていません。
ヨモギラテは、東京・代官山発の専門店「THE YOMOGI STAND」系列で、日本でも公式に飲めます。2025年7月に代官山、同年8月に広尾で開業したのち、2026年7月3日には渋谷スクランブルスクエアにも「BETWEEN by THE YOMOGI STAND」がオープンしました。一方、新大久保や鶴橋といった韓国カフェの密集エリアで「今もメニューにある」と公式に確認できた店は、今回の調査では見つかりませんでした。この記事では、確認できた店の詳細と、確認できなかったものをはっきり分けたうえで、韓国食材店やQoo10で粉を買って自宅で作る方法までまとめます。
ヨモギラテとは何か——抹茶と何が違うのか
ヨモギラテは、よもぎの粉末を牛乳と合わせて作るドリンクです。韓国語では쑥(スッ)がよもぎ、라떼(ラテ)がイタリア語のlatteから来た外来語表記で、合わせて쑥라떼(スッラテ)。よもぎは韓国で古くから餅や汁物、お粥に使われてきた食材で、近年はカフェ・デザート業態でもドリンクやスイーツの材料として定着しています。見た目の色味や「香りのある緑色ドリンク」という立ち位置が、抹茶ラテと重なって見える人も多いはずです。
ただし味わいは別物です。東京・渋谷の専門店を紹介する記事では、「通常のよもぎは苦みが強くドリンクには使いにくい」一方、熊本県阿蘇産の発酵よもぎは「ミントやルッコラのようなフレッシュな味わい」で「草原を思わせる香り」が特徴だと説明されています。砂糖を加えなくても飲みやすい点が、抹茶とは異なる持ち味として紹介されているのが印象的です。抹茶のようにきりっとした苦みで攻めるのではなく、青々しい香りをまろやかに楽しむ飲み物、というのが実態に近いようです。
韓国発の変わり種ラテという意味では、塩を効かせたコーヒーが話題になった韓国発の塩コーヒーの記事とも近い文脈にあります。定番の抹茶ブームについては韓国の抹茶ブームまとめで扱っているので、緑色ドリンク同士の違いを比べたい人はあわせてどうぞ。
韓国でヨモギが定番ドリンクになった理由
韓国でよもぎが「懐かしい味」として扱われてきたのは、餅(쑥떡)やスープ、お粥といった伝統食での使われ方が背景にあります。春先に摘んだよもぎを使った料理は、季節の食材として長く親しまれてきました。この土台があるところに、近年のカフェ・デザートブームが重なり、伝統食材をドリンクやスイーツにアレンジする流れの中で、よもぎラテやよもぎ味のケーキ、よもぎアイスといったメニューが広がっていったと見られます。
カフェインに敏感な人にとって、抹茶やコーヒーの代わりになる「香りのある温かい飲み物」という立ち位置も、定着を後押ししたポイントの一つです。韓国のカフェでは、コーヒー系メニューと並んで、こうした穀物・ハーブ系のラテがひとつのジャンルとして扱われることが珍しくありません。韓国茶全般の楽しみ方に興味がある人は韓国のお茶おすすめ記事も参考になるはずです。ヨモギラテも、コーヒーではない「もう一つの選択肢」として選ばれている飲み物、と捉えるとイメージしやすいかもしれません。
味の説明を「体にいい」「効く」といった方向で語る紹介のされ方をすることもありますが、この記事では効能には触れません。あくまで香りと味、そしてどこで出会えるかという実用面にしぼって整理します。
日本でヨモギラテが飲める店——公式に確認できた場所
日本国内で、開業日・住所・価格までプレスリリースや複数の媒体記事で確認できたのは、東京・代官山発の発酵よもぎ専門ドリンクスタンド「THE YOMOGI STAND」系列です。「世界初のよもぎ専門ドリンクスタンド」として紹介されており、熊本県阿蘇の自然農法で育てたよもぎを発酵・焙煎して使っているのが特徴とされています。代官山店は2025年7月27日にオープンし、住所は東京都渋谷区代官山町11-12 日進ヒルズ代官山1F。同年8月中旬には、東京都渋谷区広尾5-19-6 CANVAS TOKYO BLDG. 1Fに広尾店も開業しました。
2026年1月・2月・5月の来店口コミも確認でき、代官山店は2026年8月時点まで営業が継続していることが読み取れます。オープンから1年以上経ってもメニューが定着している点は、期間限定のポップアップとは違う安定感があると言えそうです。抹茶専門店に近い立ち位置で、よもぎ専門店というジャンルそのものを作った店、というのがこのブランドの説明として近いはずです。

渋谷スクランブルスクエア店の行き方とメニュー
2026年7月3日には、渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン7階に「BETWEEN by THE YOMOGI STAND」がオープンしました。住所は東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号、営業時間は11:00〜20:00。運営会社は株式会社BLANCA ASSOCIATION(代表取締役: 佐藤啓太)です。渋谷駅直結のビルにあるため、乗り換えのついでに立ち寄りやすい立地なのはうれしいポイントです。
看板メニューの発酵よもぎラテは850円(税込、ICE・HOT)。メディアで紹介されている人気メニューTOP3は次の通りです。
| 順位 | メニュー | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 1位 | ハーバルエリクサー(発酵よもぎ&デーツ) | 1,150円 |
| 2位 | 発酵よもぎラテ | 850円 |
| 3位 | 発酵よもぎバナナスムージー | 1,050円 |
コーヒー1杯分と同じくらいの価格帯なので、渋谷で乗り換えのついでに試すには手を出しやすい範囲です。代官山店・広尾店とはメニュー構成が多少異なる可能性があるため、細かい商品名や価格は来店前に公式Instagramで確認するのが確実です。東京の韓国カフェを広くチェックしたい人は東京の韓国カフェまとめもあわせてどうぞ。
韓国カフェのヨモギメニューの探し方——確認できなかった店について
新大久保や鶴橋のように韓国カフェが集まるエリアなら、よもぎ系メニューを出す店がありそうに思えますよね。実際、個人ブログやSNSでは「よもぎラテを飲んだ」という投稿を見かけますが、今回の調査では、2026年8月29日時点で公式サイトやグルメサイトの正式なメニュー欄に「ヨモギラテ」の掲載を確認できた韓国カフェは見つかりませんでした。店名だけを並べて「ある」と書くと、実際に行ったら終売していた、という事故につながりかねないので、この記事ではあえて個別の店名を挙げません。
韓国カフェの限定メニューは入れ替わりが速く、特に春先の季節限定として登場し、シーズンが終わると姿を消すケースが少なくありません。訪問前には必ず、その店の公式Instagramで直近の投稿を確認してください。
探し方としておすすめなのは、行きたいエリア名と「쑥라떼」を組み合わせて韓国語でも検索してみることです。日本語の「よもぎラテ」だけで探すより、韓国語話者のレビューやカフェ本人の投稿がヒットしやすくなります。韓国カフェチェーンの日本進出状況を広めに追いたい人は韓国カフェチェーンの日本進出まとめ、東京エリアの個店を探したい人は前述の東京の韓国カフェまとめ記事も参考にしてください。
材料を日本で手に入れる——韓国食材店とQoo10
近くに店がない人や、家で好きな濃さに調整したい人には、よもぎパウダーを買って自宅で作るという選択肢があります。쑥가루(スッカル)、日本語で言う「よもぎ粉」は、新大久保や鶴橋の韓国食材店で扱われていることが複数の紹介記事で確認できますが、個別の商品在庫まではこの記事では確認していません。店頭に行っても目当ての商品が無い可能性はある前提で、通販もあわせてチェックしておくと安心です。
Qoo10でよもぎ粉・韓国茶を探す食品・ドラッグストアカテゴリ
新大久保の韓国広場やソウル市場、鶴橋のコリアタウン周辺の食材店は、キムチや調味料だけでなく、乾物やお茶のコーナーも充実していることが多いエリアです。よもぎ粉がなくても、よもぎ茶(ヨモギチー)や、よもぎ入りの米菓が置かれていることもあるので、棚を一通り見て回る価値はあります。韓国のスイーツをコンビニ感覚で楽しみたい人は韓国スイーツのコンビニ購入ガイドも参考になるはずです。
通販で探す場合は、商品ページの原材料表示を必ず確認してください。よもぎパウダーと一口に言っても、砂糖や他の穀物粉が混ざった「ラテ用ミックス粉」と、よもぎだけの「無添加パウダー」の2種類が流通しています。自分で甘さを調整したい人は無添加タイプ、手軽さを優先したい人はミックス粉タイプ、というふうに用途で選ぶのがコツです。
家で作るヨモギラテの比率と、日本のよもぎ餅との近さ
自宅で作る場合の分量は、韓国のレシピサイトに複数の作例が公開されています。傾向として共通しているのは、「よもぎパウダーを先に少量のお湯で溶いてから、冷たい牛乳と甘み(練乳やメープルシロップ)を加える」という手順です。例えば、パウダー小さじ1をお湯50mlで溶き、練乳30ml・氷・牛乳150mlを加える作り方や、牛乳200mlにメープルシロップ大さじ2とよもぎ粉大さじ3を混ぜるだけの簡単な作り方も紹介されています。粉をいきなり冷たい牛乳に入れるとダマになりやすいので、まずお湯で溶くひと手間が失敗しないコツのようです。
甘さの目安としては、練乳を入れすぎるとシートマスク3枚分くらいの価格に相当する甘い菓子と同じくらい重たい仕上がりになるので、まずは少なめから試して、飲みながら調整するのが安全です。粉の分量も、レシピによって小さじ1〜大さじ2程度まで幅があるので、最初は少なめに溶いて、香りの強さを見ながら足していくとちょうどいい濃さに近づけやすいはずです。
ちなみに、よもぎという食材自体は、日本でも「よもぎ餅」「草餅」としてなじみ深い存在です。春に摘んだよもぎの葉を練り込んで、香りと色を出す和菓子として古くから親しまれてきました。韓国のヨモギラテを飲んで「どこかで嗅いだことがある香り」と感じる人が多いのは、この和菓子の記憶が背景にあるからかもしれません。ラテという飲み物の形は韓国発でも、よもぎそのものの香りは、日本人にとって決して初めての体験ではないはずです。
よくある質問
まとめ
- ヨモギラテ(쑥라떼)は、よもぎパウダーと牛乳を合わせた韓国発のドリンク。抹茶より苦みが少なく、香りを楽しむタイプの味わい
- 日本で公式に確認できたのは、THE YOMOGI STAND系列(代官山・広尾・2026年7月開業の渋谷スクランブルスクエア店)
- 新大久保・鶴橋の韓国カフェで扱う店は、2026年8月29日時点で公式に確認できず。訪問前に公式Instagramでの確認が必須
- 材料は新大久保・鶴橋の韓国食材店、またはQoo10などの通販でよもぎ粉を探すのが現実的
- 自宅で作るなら、粉をお湯で溶いてから牛乳・甘みを加える手順が失敗しにくい
- よもぎ自体は日本のよもぎ餅・草餅でもなじみのある香りで、初めてでも意外と抵抗なく楽しめるはず
ヨモギラテが日本で飲めるかどうかという疑問には、「東京の専門店でなら、はっきり飲める」と答えられる段階まで来ています。韓国カフェらしい雰囲気ごと楽しみたい人は現地でその都度探し、確実に一杯飲みたい人はTHE YOMOGI STAND系列、自分の好みの濃さで楽しみたい人は自宅で作る——この3つの選択肢を、気分や予定に合わせて使い分けるのがよさそうです。
参考・出典
- 世界初!よもぎ専門のドリンクスタンド「ザ ヨモギ スタンド」が代官山&広尾にオープン – エンジョイ東京 https://www.enjoytokyo.jp/news/204070/ (代官山店・広尾店のオープン日と住所を確認、2026年8月29日確認)
- 【代官山】阿蘇の“発酵よもぎ”でデトックス。「THE YOMOGI STAND @DAIKANYAMA」 – るるぶ&more. https://rurubu.jp/andmore/article/24793 (ブランドの説明を確認、2026年8月29日確認)
- THE YOMOGI STAND – 代官山/カフェ – 食べログ https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130303/13318328/ (2026年の来店口コミによる営業継続を確認、2026年8月29日確認)
- 「抹茶の次は、よもぎ!?」代官山発、発酵よもぎブランド『THE YOMOGI STAND』が渋谷スクランブルスクエアに新たな拠点『BETWEEN by THE YOMOGI STAND』をオープン – PR TIMES配信(東京新聞アドサイト) https://adv.tokyo-np.co.jp/prtimes/article171626/ (渋谷店のオープン日・住所・営業時間・運営会社・価格を確認、2026年8月29日確認)
- 【話題の発酵よもぎラテってどんな味?】熊本県阿蘇育ちの“発酵よもぎ”専門店「BETWEEN by THE YOMOGI STAND」渋谷にオープン!人気TOP3も – TABIZINE https://tabizine.jp/article/692669/ (渋谷店の人気メニューTOP3・価格・抹茶との違いの説明を確認、2026年8月29日確認)

