韓国ピンス(かき氷)は日本のどこで食べられる?店と作り方

韓国式のかき氷ピンスを、きなこと小豆と練乳のトッピングとともに木のテーブルの上で楽しむ様子

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「韓国っぽいふわふわのかき氷、SNSでよく見るけど、あれって日本でも食べられるの?」——夏になるとタイムラインに流れてくる、雪のように白いミルク氷とたっぷりのきなこ・小豆のせのビジュアルを見るたびに、そう思う人は多いはずです。しかも韓国のかき氷チェーンは日本から撤退した過去もあるので、「今もやっているのか」まで含めると、正直よく分からなくなっている人も少なくないと思います。

結論から

韓国式のかき氷「氷水(ピンス)」は、今の日本でも食べられます。ただし手放しで「どこにでもある」とは言えません。日本進出済みのチェーン雪氷(ソルビン)は2020年1月、運営会社の破産で日本の全店舗を一度閉じています。その後2022年に新しいパートナー企業のもとで日本に再進出し、2026年8月29日時点でも公式サイトと公式SNSの稼働を確認できました。加えて、新大久保や大阪・鶴橋のコリアタウンには、ピンスを出す個人カフェも複数あります。この記事では、公式情報で確認できたことと、確認できなかったことを分けたうえで、店で食べる方法と、自宅で作る方法の両方を整理します。

目次

日本のかき氷と韓国ピンスは何が違うのか

ピンスは漢字で書くと氷水(ピンス)となり、もともとは文字どおり「氷の水」という意味の言葉です。見た目は日本のかき氷に似ていますが、氷の作り方が根本的に違います。日本のかき氷は、水を凍らせたブロック氷を薄く削り、そこにシロップを上からかけるのが基本の形です。対して韓国のピンスは、味つきの牛乳や練乳そのものを凍らせてから削る우유빙수(牛乳ピンス)が主流で、粒の細かいふわふわ・サラサラの氷になります。氷そのものに甘みとコクがあるので、シロップをかけなくてもそのまま美味しく食べられる作りです。

食べ方にも違いがあります。日本のかき氷は上から少しずつ、氷とシロップの層を崩さずに食べる人が多いはずです。一方、韓国のピンスはビビンバのように、トッピングと氷をスプーンで軽く混ぜてから食べるのが一般的とされています。定番メニューは인절미(きなこ餅)ピンスで、たっぷりのきなこと切り餅、小豆をのせて食べます。いちごやメロンなどのフルーツ系シロップが主役になりやすい日本のかき氷とは、狙っている味の方向性そのものが違うと考えると分かりやすいかもしれません。

日本のかき氷と韓国ピンスの、氷の作り方・食べ方・定番トッピングの違い

チェーン店の今——雪氷(ソルビン)は一度、日本から撤退している

韓国発のかき氷チェーンとして日本でもっとも知られているのは、雪氷(ソルビン)だと思います。2016年6月に原宿へ1号店をオープンし、その後福岡・仙台・博多・川崎など、短期間で店舗を増やしました。ふわふわのミルク氷が当時の日本ではめずらしく、原宿店のオープン初日には長い行列ができるほどの人気だったと報じられています。

ですが、ここで正直に書いておかなければならないことがあります。ソルビンは2020年1月31日、運営会社の株式会社エンポリオが事業を停止し、日本国内の全店舗が営業を終了しました。負債総額は約15億円と報じられており、原宿店を含む当時の店舗が同じタイミングで閉店しています。「韓国のかき氷=日本で人気」というイメージだけで語ると、この撤退の事実を見落としてしまいます。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、この手の「一度撤退したブランド」は、そのまま消えてしまうケースと、体制を変えて戻ってくるケースの両方があります。ソルビンがどちらだったのかは、今の営業状況まで確認して初めて意味を持つと思います。

結論としては、ソルビンは日本市場をあきらめませんでした。韓国本社は当時から「撤退計画はなく、再開を希望する企業からの問い合わせも多い」とコメントしていたと報じられており、実際に2022年2月、日本の食品フランチャイズ企業との新しいマスターフランチャイズ契約のもとで東京に店舗を再オープンしています。年間10店舗の出店を目標に掲げていたとも報じられました。

そして「再進出した」という報道があっても、今この瞬間も営業しているとは限りません。そこで今回、2026年8月29日時点でソルビンの公式サイト(sulbing.jp)と公式Instagramアカウントを確認しました。公式サイトの店舗ページに掲載されていたのは、原宿本店(渋谷区)・川崎店・仙台店・博多店・天神店(福岡市)の直営5店舗と、フランチャイズの「Sulbing Cafe×神仙」(豊島区)です。あわせて、公式Instagramアカウント「@sulbingjapan」(表記は新大久保本店、フォロワー約5,058人・投稿149件)と「@sulbing_harajuku」(原宿店、フォロワー約2,887人・投稿138件)も、どちらも継続的に投稿されているアクティブなアカウントだと確認できました。

公式サイトの店舗名と、Instagramアカウント名・グルメサイトの表記との間に、細部の食い違いが見られました。店舗の正式名称や現存店舗数は変動しうる情報のため、断定はせず、訪問前に必ず公式サイト(sulbing.jp)または公式Instagramで最新の店舗一覧を確認してください。

新大久保で食べられるピンス

チェーン以外の選択肢として、コリアタウンとして知られる新大久保エリアには、ピンスやかき氷をメニューに置く個人カフェが複数あります。ソルビンの店舗(新大久保本店を名乗るアカウント表記あり、前の項目を参照)に加え、韓国カフェ・韓国デザート専門店を扱う複数のまとめメディアでも、新大久保にピンス提供店が点在していることが読み取れます。

ただし正直に書くと、今回の調査では、個々の店舗について公式サイトや公式SNSでの一次確認まではできませんでした。まとめメディアの情報は、掲載時点では正確でも、更新が追いついていないことがあります。新大久保エリアの韓国カフェを幅広く探したい人は東京の韓国カフェまとめもあわせて見ておくと、選択肢を広げやすいはずです。

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ソウルイン編集部正直、新大久保のカフェは入れ替わりが早いジャンルです。以前あった店がもう無いということも珍しくないので、訪問前にその店のSNSの投稿日を見て、直近まで動いているかどうかを確認するのがいちばん確実だと思います。

持ち帰りタイプの需要も増えています。カップ入りで手軽に買える컵빙수(カップかき氷)という形式も日本で見かけるようになりました。カップピンスの仕組みや取扱店について詳しく知りたい人はカップピンスまとめを参考にしてください。

鶴橋・大阪コリアタウンで食べられるピンス

大阪の鶴橋も、新大久保と並ぶ代表的なコリアタウンです。生野区の御幸通り商店街を中心に、ピンスを扱うカフェが集まっています。まとめサイトで名前が挙がることが多いのは、鶴橋駅から徒歩5分ほどの場所で玄米・切り餅・アーモンドをのせたピンスを出す店や、フルーツをたっぷり使ったパッピンスを提供するカフェなどです。

ここでも、住所や営業時間を断定的には書きません。確認できたのは「そういう店が鶴橋エリアに存在する」というまとめサイト上の情報までで、各店舗の公式サイトや公式SNSでの一次確認はできていないためです。行く前には、その店の名前で検索して、直近の投稿や口コミの日付を確認することをおすすめします。

  • 店名だけでなく、直近の投稿日やレビュー日を確認する
  • ピンスが季節限定メニューになっていないか確認する(次の項目で詳しく触れます)
  • コリアタウンは似た店名・移転も多いので、住所は必ず最新のものを確認する

季節については注意が必要です。鶴橋のある個人店を紹介する投稿には「今年のピンス提供が終わる前に」といったニュアンスの見出しがついているものもありました。これは、個人店でもピンスを夏季限定メニューとして扱っているケースがあることを示しています。韓国のスイーツ全体のトレンドを俯瞰したい人は韓国スイーツトレンドまとめも参考になるはずです。

韓国カフェのメニューにピンスはあるのか——大容量コーヒーチェーンとの違い

ここ1〜2年、韓国発の大容量コーヒーチェーンが日本に相次いで進出しています。東京駅に出店したマンモスコーヒー、2026年8月に新橋1号店をオープンしたペクスダバン(Paik’s DABANG)、大阪・神戸に展開するfave COFFEEなどが代表例です。「韓国カフェ=ピンスもある」とイメージする人もいるかもしれませんが、ここは少し整理が必要なところです。

今回調べた範囲では、これらの大容量コーヒーチェーンのメニューにピンス(かき氷)が含まれているという一次情報は見つかりませんでした。看板商品はあくまで1リットル前後の大容量ドリンクやダルゴナコーヒーで、業態としてはコーヒースタンドに近い形です。日本に上陸している韓国カフェチェーン全体の顔ぶれを知りたい人は韓国カフェチェーン日本上陸まとめにまとめてあるので、そちらもあわせてどうぞ。

一方で、ピンスを看板メニューに据えているのは、韓国料理店やデザート専門のカフェです。たとえば東京・恵比寿ガーデンプレイス39階のNORANは、2025年7月7日から9月30日の期間限定で、生マンゴーのピンス(1,650円)、宇治抹茶・練乳ミルク・黒蜜きなこの各パッピンス(各1,210円、いずれも税込・2025年7月時点)を提供していました。北海道産の大納言小豆や自家製の白ソルギ(韓国餅)を使うなど、和素材を取り入れたつくりが特徴です。ただし、この提供が2026年の夏も続いているかどうかまでは確認できていないので、行く前に公式情報での確認をおすすめします。

家で作るなら——道具とトッピングを揃える

近くに店がない、あるいは何度も食べたい人には、自宅で作るという選択肢もあります。韓国のピンスをそれらしく再現するポイントは、ふつうの氷ではなくミルクや練乳を凍らせてから、細かくふわふわに削れる機材を使うことです。家庭用のかき氷機の中には、氷の粗さを調整できるタイプと、粗い氷しか作れないタイプが混在しているので、選ぶときはそこを見ておくと失敗しにくくなります。

たとえばToffyのコンパクト電動タイプ(K-IS14)は、氷用のカップに水だけでなくミルクや冷凍フルーツを入れて凍らせておけば、ボタン一つでふわふわ・サラサラ・シャリシャリと食感を切り替えて削れるのが特徴です。ハンドルを回す手動タイプよりも、力を入れずに細かい氷に近づけやすいのが電動タイプの利点です。

トッピングも、日本のかき氷とは違う顔ぶれをそろえると、ぐっと韓国のピンスらしくなります。定番の一つが粒あん(つぶあん)です。井村屋の小分けパックタイプは、北海道産の小豆を使った粒あんが130gごとに個包装になっていて、使う分だけ取り出せるのが自炊派には便利なところです。

もう一つの定番が、氷にかけるだけで一気にコクが出る加糖練乳です。森永のチューブタイプは130g入りが6本セットになっていて、一度に使い切らずに保存しやすいのが特徴です。ミルク氷を作らない場合でも、仕上げに練乳をかけるだけで、韓国のピンスに近い甘さとコクを再現できます。

きなこは、和菓子コーナーやお餅コーナーで手に入る一般的なものでまったく問題ありません。切り餅を小さく切って軽く温め、きなこをまぶしてのせるだけで、定番の인절미(きなこ餅)ピンスに近い見た目に仕上がります。

韓国式トッピングの黄金比「꿀조합(クルチョハプ)」

韓国では、トッピングの鉄板の組み合わせを꿀조합(クルチョハプ)と呼びます。直訳すると「蜂蜜のような組み合わせ」で、要は「これを合わせておけば間違いない」という意味です。自宅でピンスを作るときも、この考え方を借りると味が決まりやすくなります。

基本は、甘さの核になるもの(練乳・黒蜜など)、香ばしさを足すもの(きなこ・アーモンドなど)、食感のアクセントになるもの(切り餅・シリアルなど)の3系統から、最低1つずつ選んで組み合わせる考え方です。全部を甘い系統でそろえてしまうと、コーヒー1杯分のカロリーが軽く飛ぶくらい重たい仕上がりになるので、量には気をつけたいところです。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、迷ったら「練乳+きなこ+切り餅」の組み合わせがいちばん失敗が少ないはずです。定番の인절미ピンスの構成そのものなので、まずこれで作ってから、好みでフルーツやシリアルを足していくのが、遠回りに見えて実は近道だと思います。

もち米由来のもちもちしたトッピングが好きな人には、韓国発の인절미(インジョルミ)トースト文化との共通点も面白いところです。トーストのほうにも興味がある人はインジョルミトーストまとめもあわせてどうぞ。きなこ・餅・練乳という組み合わせの人気の高さが、別のメニューにも波及していることがよく分かるはずです。


よくある質問

ソルビンは今も日本で営業していますか?
はい。2020年1月に運営会社の破産で一度全店舗が閉店しましたが、2022年に新しいパートナー企業のもとで日本に再進出しています。2026年8月29日時点で、公式サイトと公式Instagramの稼働を確認できました。ただし店舗の正式名称・現存店舗数には情報源による細かな食い違いもあるため、訪問前に公式サイトでの最終確認をおすすめします。
新大久保・鶴橋以外でもピンスは食べられますか?
はい、東京・恵比寿のNORANのように、コリアタウン以外の韓国料理店がピンスを期間限定メニューとして出すケースもあります。ただし、この記事で紹介した個人店の多くは公式な一次情報での営業確認までできていないため、訪問前にその店の名前で最新の営業状況を検索することをおすすめします。
ピンスは一年中食べられるメニューですか?
店によって異なります。NORANのように「7月〜9月」と期間を区切って提供する店もあれば、鶴橋の個人店のように季節限定というニュアンスで案内されている店もあります。通年提供かどうかは店ごとの判断なので、断定はできません。行く時期が決まっている場合は、事前に公式情報を確認してください。
自宅で作るのは難しいですか?
氷の質にこだわらなければ、ハードルは高くありません。ミルクや練乳を凍らせてから削れる電動タイプのかき氷機と、きなこ・つぶあん・練乳のトッピングを用意すれば、定番のきなこ餅ピンスに近い見た目と味は再現しやすいはずです。本場のこだわりを知りたい人はソウルのピンス専門店まとめも参考にしてみてください。

まとめ

  • ソルビンは2020年1月に日本の全店舗を一度閉店しているが、2022年に再進出し、2026年8月29日時点でも公式サイト・公式SNSの稼働を確認できた
  • 公式サイトで確認できた店舗は、原宿本店・川崎店・仙台店・博多店・天神店・Sulbing Cafe×神仙(豊島区)。表記の細部には食い違いもあるため訪問前に公式確認を
  • 大容量コーヒーチェーン(マンモスコーヒー・ペクスダバンなど)にピンスメニューがあるという一次情報は見つからなかった
  • 新大久保・鶴橋の個人店は複数存在が確認できたが、営業状況の一次確認はできていない店が大半
  • NORANなど、期間限定(2025年実績で7月〜9月)でピンスを出す韓国料理店もある。通年か季節限定かは店ごとに違う
  • 自宅で作るなら、電動かき氷機ときなこ・つぶあん・練乳のトッピングをそろえるのが近道

「韓国のピンスは日本にあるのか」という問いには、はっきり「ある」と答えられます。ただし、どの店も同じように安定して営業しているとは限らないので、目当ての店が決まっている人ほど、訪問前の最新確認を省略しないほうがよさそうです。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、この手のチェーンの浮き沈みは、韓国発デザートに限らずどのジャンルにもある話です。この記事も、次に大きな動きがあれば内容が古くなる前提で書いています。気になる店があれば、公式SNSをフォローしておくのがいちばん確実だと思います。

参考・出典

  • 설빙 일본 파산이 남긴 교훈 – fnnews https://www.fnnews.com/news/202002061814413155 (ソルビン日本撤退の経緯を確認、2026年8月29日確認)
  • ソルビンの日本6店閉店、運営会社が破綻 – NNA ASIA https://www.nna.jp/news/2003252 (閉店日・負債総額を確認、2026年8月29日確認)
  • 韓国発のかき氷店「ソルビン」運営会社が倒産 – foodrink.co.jp https://www.foodrink.co.jp/news/2020/02/04104110.html (原宿店の状況を確認、2026年8月29日確認)
  • 설빙, 日매장 폐업‧휴업…파트너사 교체 예정 – 이뉴스투데이 http://www.enewstoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=1365853 (本社側のコメントを確認、2026年8月29日確認)
  • 설빙, 日 도쿄서 매장 열어…”연내 5개점 추가 계획” – 아시아경제 https://www.asiae.co.kr/article/2022022811141365564 (2022年再進出の経緯を確認、2026年8月29日確認)
  • 설빙, 후쿠오카에 3호점 오픈…일본 재진출 속도낸다 – 메트로서울 https://metroseoul.co.kr/article/20230103500410 (再進出後の出店ペースを確認、2026年8月29日確認)
  • 雪氷 SULBING 店舗一覧 – 公式サイト https://www.sulbing.jp/here-we-are/ (現在の掲載店舗を確認、2026年8月29日確認)
  • NORANパッピンス提供のプレスリリース – PR TIMES(株式会社そら) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000171.000073553.html (提供期間・メニュー・価格を確認、2026年8月29日確認)
  • 「安くて大きい」をおしゃれに変えた。韓国カフェが日本に続々上陸する理由 – Yahoo!ニュース(三輪大輔) https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/70b898ed53a7fc04f3834cfb89f5349dbbe4ce1f (大容量コーヒーチェーンの状況を確認、2026年8月29日確認)
  • ピンスとはどんなもの?かき氷と何が違う? – フードマニア by 旭屋出版 https://food-mania.jp/sweet-bingsu/ (日本のかき氷との違いを確認、2026年8月29日確認)
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