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釜山に行きたいけど、住んでいる街から金海(キメ)空港への直行便が少ない、もしくは無い——そんな壁にぶつかった人は多いはずです。地方空港から韓国へ飛ぶとなると、選択肢は仁川(インチョン)空港に着いてから釜山へ移動する方法になりがちです。ただ、仁川からの移動手段はKTX・国内線の乗り継ぎ・直行バスと複数あり、調べるほど迷子になった経験がある人もいるのではないでしょうか。この記事では、日本の各都市から金海空港への直行便の有無を整理したうえで、仁川空港から釜山へ向かう3つのルートを比べます。
金海空港への直行便がある都市(今回確認できた範囲では福岡・大阪(関西)・成田など)に住んでいるなら、乗り継ぎの心配なく金海へ直行するのがいちばん楽です。一方、金海への直行便が無い、もしくは少ない都市からの場合は、仁川空港に着いてから釜山へ向かうことになります。その手段は大きく3つ——①仁川空港からソウル駅・光明駅経由でKTXに乗る、②仁川空港から金海への国内線に乗り継ぐ(条件あり)、③仁川空港から釜山への直行バスに乗る、です。速さを優先するならKTX経由、乗り換えの少なさを優先するなら直行バス(ただし5〜6時間かかる)が候補になります。国内線の乗り継ぎは条件が限られるため、後述の注意点を先に確認してください。
結論から——金海直行便の有無でルートが決まる
釜山旅行のアクセスを考えるとき、最初の分岐点は「自分が住んでいる街(空港)から金海空港への直行便があるかどうか」です。直行便があるなら話はシンプルで、金海空港に着いたあとの市内へのアクセスは軽電鉄や空港リムジンバスなど複数の手段があり、別記事(金海空港から釜山市内へのアクセス記事)で詳しく整理しています。
問題は、直行便が無い、もしくは少ない都市に住んでいる場合です。この場合、まず仁川空港か金浦空港のどちらかに日本から飛び、そこから釜山へ移動する二段構えになります。仁川と金浦のどちらを選ぶかという論点自体は仁川空港と金浦空港の比較記事で扱っているので、ここでは「仁川に着いたあと、釜山へどう向かうか」に絞って整理します。下の図は、この記事の考え方をそのまま図にしたものです。自分の出発地に金海直行便があるかどうかで、最初の一手がまったく変わります。

どちらの空港を使うかは、自分の出発地から釜山(金海)行きがいくらで出ているかを見てから決めると早いです。直行便が高い日は、仁川経由と比べる材料になります。
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日本の各都市から金海空港への直行便一覧
今回、韓国空港公社の金海国際空港公式サイトで個別便を確認しようとしましたが、公式の運航スケジュールページはあくまで検索フォームのみで、実際の便データは表示されませんでした(2026年9月12日確認)。そのため、この記事では民間の航空路線まとめ情報をもとに、確認できた範囲を都市ごとに整理しています。就航状況は季節やLCCの路線改廃で変わりやすいため、旅程を決める前に必ず各航空会社・金海空港公式で最新を確認してください。
| 日本側の都市・空港 | 金海への直行便 |
|---|---|
| 福岡 | 金海空港の日本路線の中でもっとも需要が多いとされる路線。運航が続いている(2026年9月12日確認) |
| 大阪(関西) | 福岡に次いで需要が多いとされる路線。運航が続いている(2026年9月12日確認) |
| 東京(成田) | 定期便あり(2026年9月12日確認) |
| 東京(羽田) | 発着枠(運輸権)の事情で定期便なし。2020年代に入ってからの運航実績は確認できず |
| 名古屋(中部)・札幌(新千歳) | 季節運航を含め、就航している路線がある。最新は金海空港の公式時刻表で確認を |
| 那覇(沖縄)・静岡・高松 | 季節運航を含め、就航している路線がある。最新は金海空港の公式時刻表で確認を |
表からわかるのは、金海への直行便が安定しているのは福岡・大阪(関西)・成田の3都市という点です。羽田は同じ東京でも発着枠の事情で定期便が無く、これは今後も変わりにくい構造的な理由と考えられます。それ以外の地方空港(名古屋・札幌・那覇・静岡・高松など)については、季節運航を含め就航している路線があります。最新の就航状況は金海空港の公式時刻表で確認してください。LCCの新規就航・運休は動きが早いジャンルなので、「無い」と決めつけず、旅行の直前にもう一度確認することをおすすめします。
この一覧は民間の航空路線まとめ情報をもとにしたものです。金海空港公式サイトの運航スケジュール検索や、各航空会社の予約ページで、実際に乗る便が現行運航かどうかを必ず確認してください。
直行便が少ない・無い都市はどうする?仁川という選択肢
直行便が確認できなかった都市に住んでいる場合、現実的な選択肢はまず仁川空港(もしくは金浦空港)へ日本から飛ぶことです。日本側の空港ごとにどこへ飛べるかの全体像は日本-韓国間の航空路線を整理した記事で扱っているので、金海以外の選択肢も含めて出発地から探したい人はそちらもあわせて確認してみてください。
仁川空港に着いたあと、釜山まで行く方法は大きく3つに分かれます。①仁川空港からソウル駅・光明駅経由でKTXに乗る、②仁川空港から金海への国内線に乗り継ぐ、③仁川空港から釜山への直行バスに乗る、の3つです。それぞれに向き不向きがあり、荷物の量や到着時刻、予算によって最適解が変わります。次の項目から、この3つを順番に見ていきます。
仁川空港→ソウル駅・光明駅→KTXの行き方
仁川空港から釜山へ向かう方法の中で、もっとも速さを狙えるのがKTX経由です。仁川空港から공항철도(空港鉄道)でソウル駅、もしくは京釜線のKTXが多く停車する光明(クァンミョン)駅まで移動し、そこから釜山行きのKTXに乗り換えます。仁川空港からソウル駅までの空港鉄道の具体的な所要時間・乗り場・チケットの買い方は仁川空港からKTXへの乗り継ぎ方法を整理した記事で詳しく扱っているので、実際の乗り換え動線はそちらを参照してください。
ソウル駅から釜山駅までのKTX自体の所要時間・停車パターン・予約のコツはソウル-釜山間のKTX記事にまとめています。仁川空港からの合計所要時間は、空港鉄道の乗車時間に乗り換え時間、そしてソウル-釜山間のKTX乗車時間を足した時間になります。乗り継ぎに慣れていない人は、フライトの到着から余裕を持って、乗り換え時間を多めに見積もっておくと安心です。KTXとバス(高速バス・市外バス)のどちらが自分に合うかという一般論はKTXと高速バスの比較記事でも整理しているので、あわせて読んでおくと判断しやすいはずです。
2026年9月のKTX・SRT統合で予約はどう変わったか
ここで触れておきたいのが、2026年9月1日からの制度変更です。これまでKTXとSRTは別の会社が運行し、予約アプリも「コレイル+(旧コレイルトク)」と「SRTアプリ」に分かれていました。2026年9月1日以降に出発する列車からは、KTXとSRTが統合列車として運行されるようになり、予約は統合アプリ「コレイル+」に一本化されています(2026年9月12日確認)。
具体的には、旧SRTの車両も「KTX-山川(KTX-산천)」という名称でKTXの一部として運用されるようになりました。運賃についても、統合後のKTXは従来より下がる方向で、旧SRT水準に近づくとされています。統合後のソウル〜釜山間の一般室運賃は、59,800ウォンから54,400ウォンに引き下げられています(トスバンク記事・2026年9月12日確認)。区間によって金額は変わるため、正確な運賃は予約前に「コレイル+」アプリ、もしくはコレイル公式サイトで確認してください。
8月31日までの出発分は従来通り、KTXはコレイル+かコレイルトク、SRTは従来のSRTアプリでの予約でしたが、9月に入ってから渡韓する人はこの統合後のルールで予約することになります。旧アプリの案内を見て「SRTは別アプリのはず」と思い込んだまま予約しようとすると、古い情報に振り回される可能性があるので注意してください。
統合後のソウル〜釜山間の一般室運賃は59,800ウォンから54,400ウォンに下がりました(トスバンク記事・2026年9月12日確認)。区間ごとの正確な運賃・時刻は、予約前に「コレイル+」アプリまたはkorail.com公式サイトで直接確認してください。
仁川空港→金海への国内線乗り継ぎという手段
仁川空港に着いてから釜山へ向かうもう一つの手段が、金海への国内線への乗り継ぎです。大韓航空は仁川空港と金海空港のあいだに환승전용 내항기(環乗専用内航機)という便を1日2往復運航しています。確認できた時刻は、釜山発が7時00分(KE1402)・15時25分(KE1408)、仁川発が9時30分(KE1401)・18時45分(KE1407)です(大韓航空ニュースルーム発表・2026年9月12日確認)。
ただし注意が必要なのは、この便の名前に「環乗専用」と入っている点です。大韓航空公式は、この便について「仁川空港で国際線に乗り継ぐ乗客だけが搭乗可能な地方〜仁川空港間の直行便」と説明しています(大韓航空ニュースルーム・2026年9月12日確認)。つまり、日本から仁川に着いたあと、単純に「釜山まで飛行機で行きたい」という一般の国内線利用としては使えません。利用できるのは、地方から国際線に乗り継ぐ客、または国際線で仁川空港に着いたあと地方へ向かう客に限られます。
仁川空港での国際線から国内線への乗り継ぎ手順そのものについては仁川空港の国内線乗り継ぎ記事で扱っているので、あわせて確認しておくと当日の動きがイメージしやすいはずです。
仁川空港→釜山への直行バスという手段
3つ目の手段が、仁川空港から釜山への直行バスです。「そんなに離れているのにバスなんてあるの?」と思う人もいるかもしれませんが、今回の調査では、仁川空港と釜山を直接結ぶバス路線は複数見つかり、廃止されていませんでした(2026年9月12日確認)。
具体的には、高速バス「仁川-釜山」(東洋高速・千日高速・三和高速の共同配車)、市外バス「仁川空港-釜山西部(沙上)」(真安高速運行、2025年7月21日から亀尾(グミ)経由で運行再開)、市外バス「仁川空港-海雲台」(慶北高速・慶南高速ニュー釜山観光の共同配車)の3系統が確認できました。行き先が釜山総合バスターミナル方面・沙上方面・海雲台方面と分かれているので、宿泊エリアに近い系統を選ぶと到着後の移動が少なく済みます。
所要時間の目安は、仁川空港第1ターミナル基準で釜山(総合バスターミナル方面)まで約5時間、海雲台まで約6時間です(2026年9月12日確認)。シートマスク3枚分どころではなく、映画を2本見終えるくらいの時間感になります。運賃は今回確認できませんでしたが、所要時間だけ見ればKTX経由よりかなり長くなるため、乗り換えの手間を減らしたい人、大きな荷物を何度も運びたくない人向けの選択肢と言えます。
- 高速バス「仁川-釜山」: 釜山総合バスターミナル方面
- 市外バス「仁川空港-釜山西部(沙上)」: 2025年7月21日から亀尾経由で運行再開
- 市外バス「仁川空港-海雲台」: 海雲台エリアへ直接アクセス
- 所要時間の目安は約5〜6時間(2026年9月12日確認)。運賃は要確認
所要時間で比べる——空港到着から釜山駅・西面まで
ここまでの3つのルートを、「空港に着いてから釜山駅・西面(ソミョン)にたどり着くまで」という同じものさしで比べ直します。金海空港に直行便で着いた場合は、空港から釜山市内までのアクセスが軽電鉄・リムジンバス・タクシーと複数あり、乗り継ぎ自体はほぼ発生しません。詳しい時間の目安は金海空港から釜山市内へのアクセス記事で確認してください。
仁川空港からの3ルートを比べると、体感として速いのはKTX経由、乗り換えの少なさで選ぶなら直行バス、という構図になります。KTX経由は空港鉄道への乗車・乗り換え・KTX乗車と複数の移動が挟まる分、荷物が多い人や乗り換えに不安がある人には負荷が大きくなりがちです。直行バスは乗り換えなしで釜山市内まで座っていられる一方、所要時間は5〜6時間と、KTX経由よりまとまった時間がかかります。国内線乗り継ぎは、条件が合えば速い可能性がありますが、今回の調査では一般利用の条件を確認しきれなかったため、選択肢としては最後に検討するのが安全です。
| ルート | 乗り換え | 所要時間の目安 | 向く人 |
|---|---|---|---|
| 仁川空港→KTX(ソウル駅/光明駅経由) | 空港鉄道→KTXの乗り換えあり | 各区間の記事を参照 | 速さを優先したい人 |
| 仁川空港→金海(国内線乗り継ぎ) | 利用条件を要確認 | フライト時間は短いが条件次第 | 国際線からの正規の乗り継ぎ客 |
| 仁川空港→釜山(直行バス) | 乗り換えなし | 約5〜6時間(2026年9月12日確認) | 荷物が多い・乗り換えを避けたい人 |
どのルートを選ぶにしても共通して言えるのは、日本からのフライトの到着時刻によって、当日中に釜山へ着けるかどうかが変わってくるという点です。夕方以降に仁川空港へ着く旅程なら、その日のうちに釜山まで移動するのか、ソウル側で1泊するのかも含めて、事前に決めておくと当日慌てずに済むはずです。
着いた日にどこに泊まるか
釜山のホテルをTrip.comで探す日程と人数を入れて空室を比較
到着ルートによって、釜山駅側と海雲台側のどちらに近い宿がいいかが変わってくるため、ルートを決めたら早めに宿泊エリアの候補を絞っておくと、当日の移動が最小限で済みます。KTX経由で釜山駅に着くなら釜山駅・西面周辺、直行バスで海雲台方面のバス停に着くなら海雲台周辺というように、到着地点と宿を近づけておくのがポイントです。
釜山市内のどのエリアに泊まるかで、当日の移動しやすさはかなり変わります。エリアごとの特徴やアクセスの考え方は釜山のホテルエリア選びガイド記事で詳しく整理しているので、宿を決める前に目を通しておくと、当日の移動時間まで含めて計画しやすくなるはずです。
よくある質問
まとめ——最初の一手は金海直行便の有無で決める
釜山旅行のアクセスは、まず自分の出発地(空港)に金海への直行便があるかどうかで、最初の一手が決まります。今回確認できた範囲では、福岡・大阪(関西)・成田には直行便がありましたが、羽田は発着枠の事情で定期便が無く、それ以外の地方空港(名古屋・札幌・那覇・静岡・高松など)は季節運航を含め就航している路線があります。最新は金海空港の公式時刻表で確認してください。直行便が無い場合は、仁川空港に着いてから、KTX経由・国内線乗り継ぎ・直行バスの3つの手段で釜山へ向かうことになります。
- 金海への直行便は福岡・大阪(関西)・成田で確認(2026年9月12日確認)。羽田は発着枠の事情で定期便なし
- それ以外の地方空港(名古屋・札幌・那覇・静岡・高松など)は季節運航を含め就航している路線がある。最新は金海空港の公式時刻表で確認を
- 仁川経由は、速さ重視ならKTX経由、乗り換えを避けたいなら直行バス(約5〜6時間)
- 仁川→金海の国内線乗り継ぎは「環乗専用」のため一般利用の条件を要確認
- KTX・SRTは2026年9月1日から統合列車として運行、予約は「コレイル+」に一本化
時刻・運賃・就航状況は変わることがあるため、この記事の内容はあくまで目安として捉え、出発前には航空会社・コレイル公式・バス会社の公式サイトで最新情報を確認してください。直行便の有無という最初の分岐点さえ押さえておけば、当日の動き方はそこまで複雑にならないはずです。
ルートが決まったら、航空券と宿は同じ画面で日程を合わせられます。仁川経由にする場合も、泊まるのは釜山側になるので先に宿を見ておくと全体の時間が読めます。
航空券は 東京発/大阪発/福岡発 の釜山行きから比べられます。
参考・出典
- namu.wiki「김해국제공항/운항노선」https://namu.wiki/w/김해국제공항/운항노선 (2026年9月12日確認)
- 大韓航空ニュースルーム「대한항공, 김해-인천공항 구간 환승전용 내항기 운항 재개」https://news.koreanair.com/대한항공-김해-인천공항-구간-환승전용-내항기/ (2026年9月12日確認)
- Daumニュース「KTX·SRT 따로 예매 끝! 9월 통합으로 더 편리하게 예매」https://v.daum.net/v/20260818174044419?f=p (2026年9月12日確認)
- トスバンク「KTX・SRT 통합, 9월부터 달라지는 요금・예매 방법」https://www.tossbank.com/articles/ktx (2026年9月12日確認)
- namu.wiki「시외버스 인천공항-부산서부」https://namu.wiki/w/시외버스 인천공항-부산서부 (2026年9月12日確認)
- namu.wiki「시외버스 인천공항-해운대」https://namu.wiki/w/시외버스 인천공항-해운대 (2026年9月12日確認)
- namu.wiki「고속버스 인천-부산」https://namu.wiki/w/고속버스 인천-부산 (2026年9月12日確認)
- 韓国空港公社 金海国際空港公式サイト「운항스케줄」https://www.airport.co.kr/gimhae/cms/frCon/index.do?MENU_ID=120 (2026年9月12日確認・便データは非表示)

