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渡韓の前日、スーツケースの前で「これ、寒すぎない? いや暑すぎ?」と固まる時間。あれ、そろそろ卒業しちゃいましょう。
結論から
- ソウルは東京より寒い。とくに11月〜3月は東京より3〜7.5℃低い(2026年8月確認・1991-2020年平年値)
- 迷ったら「ソウルの◯月=東京の△月」に変換するのが早い。秋冬は約1〜2ヶ月先取り、夏はほぼ同じ
- 12月・1月・2月のソウルは、東京に相当する月が存在しない(平均が0℃前後〜氷点下)。基準にすべきは札幌
ソウルは東京より寒い——月別「日本の何月相当」早見表
気温の話は、定性的な「重ね着がおすすめ」だけだと結局わからないままです。なので最初に数字を出します。ソウルは韓国気象庁(KMA)、東京と札幌は気象庁の1991〜2020年平年値。同じ基準期間どうしなので、そのまま比べられます(2026年8月確認)。
| 月 | ソウル | 東京 | 差 | 日本の「何月の服装」か |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | -2.0℃ | 5.4℃ | -7.4 | 東京に該当なし/札幌の1〜2月 |
| 2月 | 0.7℃ | 6.1℃ | -5.4 | 東京に該当なし/札幌の3月 |
| 3月 | 6.1℃ | 9.4℃ | -3.3 | 東京の2月(6.1℃と完全一致) |
| 4月 | 12.6℃ | 14.3℃ | -1.7 | 東京の3月下旬〜4月(=東京11月と同水準) |
| 5月 | 18.2℃ | 18.8℃ | -0.6 | 東京の5月(ほぼ同じ) |
| 6月 | 22.7℃ | 21.9℃ | +0.8 | 東京の6月(唯一ソウルが上) |
| 7月 | 25.3℃ | 25.7℃ | -0.4 | 東京の7月 |
| 8月 | 26.1℃ | 26.9℃ | -0.8 | 東京の8月 |
| 9月 | 21.7℃ | 23.3℃ | -1.6 | 東京の6月(21.9℃) |
| 10月 | 15.0℃ | 18.0℃ | -3.0 | 東京の4月(14.3℃) |
| 11月 | 7.5℃ | 12.5℃ | -5.0 | 東京の12月(7.7℃) |
| 12月 | 0.2℃ | 7.7℃ | -7.5 | 東京に該当なし/札幌の12月 |
並べるとはっきりします。夏(6〜8月)はほぼ同じ、秋冬は一気に開く。差が最大になるのは12月と1月で、7℃以上。この7℃は「東京の12月と東京の3月」くらいの体感差だと思ってください。

옷차림(オッチャリム)=服装。天気アプリや現地ニュースでよく出てくる単語です。
月平均は「月の真ん中」の数字。上旬と下旬は、別の月だと思っていい
ここが、月別表の最大の落とし穴です。「3月=6.1℃」という数字は、3月1日から31日までをならした値。実際には月初は2月に近く、月末は4月に近い。同じ「3月に行く」でも、3月2日と3月29日では持っていくコートが変わります。
そこで、隣り合う月の平年値を直線でつないで、旬ごとのめやすを出してみました。これは編集部が平年値を按分した推計であり、韓国気象庁が公表している旬別の平年値そのものではありません。あくまで「月の中でどれくらい動くか」の当たりをつけるための数字として使ってください(元データは2026年8月確認の1991-2020年平年値)。
| 月 | 上旬のめやす | 下旬のめやす | 月内の振れ幅 | 下旬は日本の何月か |
|---|---|---|---|---|
| 3月 | 約3.4℃ | 約9.4℃ | 6.0℃ | 東京の3月(9.4℃) |
| 4月 | 約9.4℃ | 約15.4℃ | 6.0℃ | 東京の4月(14.3℃)超え |
| 9月 | 約23.9℃ | 約18.4℃ | 5.5℃ | 東京の10月(18.0℃) |
| 10月 | 約18.4℃ | 約11.3℃ | 7.1℃ | 東京の11月(12.5℃) |
| 11月 | 約11.3℃ | 約3.9℃ | 7.4℃ | 東京に該当なし |
| 12月 | 約3.9℃ | 約-0.9℃ | 4.8℃ | 札幌の12月(-0.9℃) |
この表で見えてくることが3つあります。
ひとつめ、10月と11月は月内で7℃以上動く。年間で最も服装の判断が難しい2ヶ月です。「10月=東京の4月」で処理すると、10月下旬に行く人は寒い思いをする。ふたつめ、3月上旬(約3.4℃)は、東京のどの月にも該当しない。桜のイメージで3月頭に行くと、体感はほぼ冬です。みっつめ、12月下旬は札幌の12月と同じ数字に着地する。クリスマスマーケットや年越しを狙うなら、東京の装備ではなく札幌の装備が正解。
春(3〜5月):ソウルの春は、東京の2月から始まる
3月のソウルは6.1℃。これは東京の2月とぴったり同じ数字です。桜の写真につられて薄手のトレンチだけで行くと、確実に足りません。
そして4月は12.6℃、5月は18.2℃。2ヶ月で12℃上がるのが韓国の春の特徴で、同じ「春」でも3月と5月では別の季節だと考えたほうがいい。さらに1日の中の寒暖差もあり、1月の平年値で見るとソウルは最高2.1℃/最低-5.5℃と、日較差が7℃以上あります(2026年8月確認)。日中と夜で服の必要量が変わる、と覚えておけば十分です。
春の服装、これで足りる
- 3月:東京の2月と同じ。厚手のコート+インナーダウンかニット
- 4月:ライトアウター+長袖。夜用にストールを1枚
- 5月:東京の5月と同じでOK。羽織りものだけ持つ
Q. 4月に桜を見に行きます。コートは要りますか?
A. 4月上旬なら要ります。按分すると約9.4℃=東京の3月相当で、朝晩はさらに下がります。4月下旬(約15.4℃)まで待てるならライトアウターで足りる、というのが平年値から読める線引きです。
夏(6〜8月):暑さは東京と同じ。違うのは「雨の量」
ここは安心していい章です。7月25.3℃・8月26.1℃で、東京(25.7℃/26.9℃)とほぼ同じ。服装も東京の夏そのままで問題ありません。
ただし、「韓国の夏は湿度が低くてカラッとしている」という説明は、数値では支持されません。7月の平均湿度はソウル76.2%・東京76%でほぼ同水準です(2026年8月確認)。蒸します。日本の夏と同じ装備でいきましょう。
むしろ準備すべきは雨。ソウルの降水量は7月414.4mm・8月348.2mmに集中します。参考までに1月は16.8mm。つまり夏の2ヶ月に、冬の20倍以上の雨が降る計算です。折りたたみ傘は「念のため」ではなく必需品。
夏に効くのは、傘より「乾く素材」
- スニーカーは一度濡れると翌朝まで乾かない。サンダルかメッシュの靴を1足足すと行程が止まらない
- デニムは濡れると重くなって乾かない。夏のソウルでは相性が悪い
- 屋内の冷房対策に薄い長袖を1枚。夏でも「羽織りもの」は要る、が結論
- スマホと財布を守る小さいジップ袋。414.4mmの月に手ぶらは心細い
장마(チャンマ)=梅雨。ニュースで「장마전선」と出たら前線の話です。
雨に降られた日の逃げ道は、別記事にまとめています。→ソウルで雨の日にできること
秋(9〜11月):快適。ただし11月は東京の12月
9月のソウルは21.7℃で、東京の6月(21.9℃)と同じ。日本の9月の感覚(東京23.3℃)で半袖だけ持っていくと、朝晩が肌寒いです。10月は15.0℃で東京の4月相当。
そして落差が大きいのが11月。7.5℃は東京の12月(7.7℃)と同じ数字です。「秋の韓国旅行」と言いながら、実際に必要なのは東京でクリスマス前に着ているコート。ここを勘違いしている人が本当に多い。
Q. 10月と11月、そんなに違いますか?
A. 15.0℃→7.5℃で、1ヶ月に7.5℃落ちます。年間で最も下げ幅の大きい月です。同じ「秋」で括らないほうが安全です。
もっと言うと、11月は月の中でも約11.3℃→約3.9℃と7.4℃落ちる(編集部按分)。11月上旬と11月下旬は、東京でいえば11月と真冬くらい離れています。紅葉狙いで11月末に行くなら、装備は「秋」ではなく「冬」の欄を見てください。
冬(12〜2月):東京の感覚には、対応する月がない
ここが本題です。ソウルの12月0.2℃、1月-2.0℃、2月0.7℃。東京でいちばん寒い1月ですら5.4℃なので、比較対象が存在しません。近いのは札幌(1月-3.2℃/2月-2.7℃/12月-0.9℃)です。
1月の平年値は最高2.1℃/最低-5.5℃。日中でも氷点下に近く、朝晩は完全に氷点下という日が続きます。日本の冬用コートで「東京の1月なら余裕」という装備は、ここでは1ランク足りないことになります。
「風が強いから寒い」は、実は数値で確認できません
よく見かける説明ですが、ソウルの年平均風速は2.3m/s、東京は約2.87m/sで、むしろソウルのほうが弱いのが平年値です(2026年8月確認)。編集部としては、ソウルの冬が厳しい理由は「風」ではなく気温そのものが低いことだと整理しています。ただし韓国気象庁は気温と風速から冬季の体感温度を算出する公式データを公開しており、風がある日は体感がさらに下がりうる、という理解が正確です。
冬の装備、足りているかチェック
- ダウンは膝が隠れる丈(腰丈だと太ももが冷える)
- マフラー・手袋・帽子=3点セットで1組。どれか1つ欠けると効かない
- 足元は厚手の靴下+防水性のあるブーツやスニーカー
- インナーは発熱系を1枚。かさばらずに効く
한파(ハンパ)=寒波。「한파주의보」は寒波注意報のこと。
「今日は何を着るか」を、韓国気象庁の体感温度で決める
気温だけ見ても、実際にどれくらい着ればいいかは決まりません。韓国気象庁は、気温と風速から冬の体感温度を出す公式データセット「기상청_체감온도(겨울철)」を公共データポータルで公開していて、そこでは体感温度が4段階に区分されています(2026年8月7日確認)。
| 区分 | 体感温度 | 旅行者としての読み替え |
|---|---|---|
| 危険 | -15.4℃未満 | 屋外の長時間滞在をやめて、屋内中心に組み直す日 |
| 警報 | -15.4℃〜-10.5℃ | 肌を出さない。頬・耳・指先まで覆う前提の装備 |
| 注意 | -10.5℃〜-3.2℃ | 3点セット(帽子・手袋・マフラー)が必須になる帯 |
| 予備 | -3.2℃以上 | 日本の真冬の装備で対応できる帯 |
このデータセットの提供期間は11月から3月まで。裏を返せば、韓国では11月がもう「体感温度を管理する季節」に入っている、ということです。11月=秋というイメージのままだと、公的な季節区分とズレます。
ソウルの1月の平年最低は-5.5℃。ここに風が加われば、体感は「注意」の帯に入ってくる計算になります。気温の数字ではなく、体感温度の数字で装備を決める——これが現地の基準に一番近い考え方です。
Q. 体感温度はどこで見られますか?
A. 韓国気象庁の予報や現地の天気アプリで「체감온도(チェガムオンド)」として表示されます。上の4段階は公共データポータルで公開されているデータセットの区分値なので、数字を見たらこの表に当てはめてください。
체감온도(チェガムオンド)=体感温度。予報で気温の隣に出ている数字がこれです。
韓国の冬、最大の落とし穴は「屋外」ではなく「屋内が暑い」
ここ、日本の記事があまり書きません。でも実際に効いてくるのはこちらです。
韓国の住宅・店舗の多くは온돌(オンドル)=床暖房が基本。足元から部屋全体を温める方式なので、屋内はしっかり暖かい。しかも玄関で靴を脱いで上がる文化があるため、「室内では脱ぐ」ことが最初から前提になっています。つまり、外の-5℃と室内の暖かさを、1日に何度も往復する。
数字でも確認できます。ソウル市は微小粒子状物質の「季節管理制」の一環として、期間中の暖房温度に上限を設けており、公共施設18℃・民間施設20℃という目安を公表しています(出典:ソウル市 cleanair.seoul.go.kr/2026年8月7日確認)。上限を設けなければならないほど、屋内は暖かくなるということでもあります。
脱ぎ着で勝つ、冬の3層ルール
- 1層目(脱がない):発熱インナー。薄くて、店内でも邪魔にならないもの
- 2層目(店で脱ぐ):ニットやスウェット。前開きにしておくと調整が速い
- 3層目(必ず脱ぐ):ロングダウン。椅子の背にかけられる重さ・厚みかを基準に選ぶ
- 厚手のセーター1枚に頼るのが最悪。脱ぐと寒く、着ると店内で暑い
見落としがちなのが汗です。暖かい店内でインナーが汗ばんだまま外に出ると、一気に体温を奪われます。汗をかいたと思ったら、外に出る前に一度クールダウンする。綿100%より速乾素材のインナーが向いているのは、この理由です。
夏は逆方向で同じことが起きます。地下鉄やカフェの冷房が効いた空間と、26℃超の屋外の往復。夏でも薄い長袖の羽織りものを1枚、という結論はここから来ています。なお、地下鉄車内やカフェの実際の設定温度は施設ごとに異なり、編集部として一次情報で確認できた数値はありません。数字は書かず、「往復がある」という前提だけ持っていってください。
온돌(オンドル)=床暖房。실내(シルレ)=室内。「실내온도」で室温のことです。
雪と路面凍結:ソウルの冬で、いちばん失敗するのは靴
服の話ばかりされますが、実際に旅程を壊すのは足元です。ソウルの1月は平年で最高2.1℃/最低-5.5℃。日中に少し溶けて、夜にまた凍るという条件がそろいます。これが一番滑る状態です。
しかもソウルは坂と階段が多い街。地下鉄出口のスロープ、南山や北村の坂道、宮殿の石畳。溶けた水が夜に薄い氷になっていると、見た目ではほとんど分かりません。韓国語では블랙아이스(ブルレガイス=ブラックアイス)と呼ばれ、冬の交通ニュースの定番ワードです。
冬靴の選び方、優先順位はこの順
- 1位:靴底の溝。つるっとしたフラットソールは論外。ブロック状の凹凸があるものを
- 2位:防水。雪はやがて水になる。布スニーカーは濡れて、そのまま冷える
- 3位:くるぶしが隠れる丈。雪が入ると靴下が濡れて回復不能
- 4位:ヒールは避ける。石畳+凍結は、ヒールが最も苦手な組み合わせ
- 厚手の靴下は1日1足+予備1足。濡れた靴下を履き続けるのが、冬の旅で一番つらい
Q. 滑り止めは日本から持っていくべきですか?
A. かさばらない携帯タイプなら1つ入れておいて損はありません。ただし全行程で必要になるものではないので、優先度は「溝のある防水靴」のほうが上。靴で解決するのが基本、滑り止めは保険という順番です。
スーツケースのキャスターも凍結に弱いです。到着日が雪なら、駅から徒歩10分のホテルが体感で倍に感じます。冬の宿は「駅から近い」を最優先に——これは服装の話ではありませんが、冬の渡韓では服と同じくらい効きます。
微小粒子状物質は「春」ではなく「12〜3月」。冬から要注意です
ここは、編集部として認識をアップデートした部分です。日本語の情報では「春の黄砂・PM」とセットで語られがちですが、ソウル市の公表データを見ると、話はもう少し手前から始まっています。
ソウル市が実施している「微小粒子季節管理制」の期間は、12月1日から3月31日まで。そして同市の資料では、直近3年で50㎍/㎥超のPM超過日の91%が12〜3月に集中したとされています(出典:ソウル市 cleanair.seoul.go.kr/2026年8月7日確認)。つまり、警戒すべき本番は春先ではなく冬。
| 時期 | 大気の状態 | 持っていくもの |
|---|---|---|
| 12〜3月 | 季節管理制の実施期間。超過日が集中する帯 | マスクを数枚。目薬や保湿も一緒に |
| 4〜5月 | 黄砂が話題になりやすい時期 | マスク+帽子。屋外の予定は前日に判断 |
| 6〜9月 | 降水が多く、話題になりにくい | 基本不要。雨対策を優先 |
| 10〜11月 | 季節管理制の直前 | 念のため数枚。荷物にならない |
服装への影響も具体的です。数値が高い日は、髪や明るい色のコートに粉っぽさが残るという声が多い。冬に白いダウンで行くなら、帰国後のケアまで含めて考えておくと気が楽です。逆に、フード付きのアウターは髪を守れるので相性がいい。
Q. その日の数値はどこで確認しますか?
A. 現地の天気アプリか、ソウル市の大気環境情報サイト(cleanair.seoul.go.kr)で確認できます。韓国語では미세먼지(ミセモンジ)=微小粒子状物質、초미세먼지(チョミセモンジ)=より細かい粒子。予報で「나쁨(ナップム=悪い)」と出たらマスクの日です。
미세먼지(ミセモンジ)=微小粒子状物質。나쁨(ナップム)=悪い。予報の4段階表示でよく見る言葉です。
写真映えと防寒、両立させる現実的な折衷案
「宮殿で撮りたいから薄着で行く」。冬のソウルでいちばん多い後悔です。かといって全身もこもこで写真を諦めるのも違う。編集部の結論は、脱ぐ時間を短く設計するという一点に尽きます。
寒さを我慢しないで、写真をよくする5つ
- 差し色は小物で作る。マフラー・ニット帽・バッグの1色が決まれば、アウターは黒でも写真は締まる
- ロングコート+ロングブーツは、防寒と縦のラインが両立する数少ない組み合わせ
- 撮る場所を先に決める。カメラを構えてから場所を探すと、脱いでいる時間が3倍になる
- インナーダウンを味方に。上を脱いでも1枚下が残る構成にしておく
- 手袋はスマホ対応。外して撮るを繰り返すと、指先から体温が逃げる
韓服で撮るなら話は別で、韓服の下に着るものが勝負になります。上から羽織れる肩掛けを貸してくれる店もあるので、冬に予約するときは防寒の扱いを先に確認しておくと安心。詳しくは景福宮の韓服レンタルガイドにまとめています。
シーン別:その日の予定で、着るものは変わる
| その日の予定 | 効いてくる条件 | 服装の考え方 |
|---|---|---|
| 宮殿・北村さんぽ | 屋外滞在が長い/石畳と坂 | 装備は札幌基準(冬)。溝のある防水靴を最優先 |
| カフェ・ショッピング中心 | 屋内外の往復が多い | 脱ぎ着できる3層。厚手1枚に頼らない |
| K-POPコンサート | 入場待ちで屋外に長時間 | 会場内は暑い前提で、外用の羽織りを別に。チケットの取り方はこちら |
| チムジルバン | 館内着に着替える | 行き帰りの服は「脱ぎやすさ」だけで選ぶ |
| 漢江の公園 | 遮るものがなく風を受ける | 体感温度で判断。上の4段階表を基準に |
| 市場めぐり | 立ち止まる時間が長い/床が濡れている | 足元の防水と厚手の靴下。手はポケットに入らない前提で手袋 |
3泊4日、実際に何着持てばいいのか
「で、何着?」に答えます。3泊4日=実質、着替えが必要なのは3回。ここを基準にすると荷物が一気に減ります。
| アイテム | 冬(12〜2月) | 春秋(3〜5月・9〜11月) | 夏(6〜8月) |
|---|---|---|---|
| アウター | 1(着ていく) | 1(着ていく) | 薄手の羽織り1 |
| トップス | 3 | 3 | 4(汗で1枚増) |
| ボトムス | 2 | 2 | 2 |
| インナー(発熱・機能系) | 3 | 1〜2 | — |
| 靴 | 1(履いていく) | 1〜2 | 2(濡れ対策) |
| 靴下 | 4(厚手) | 4 | 4 |
ポイントは3つ。アウターと靴は着て・履いていく(これだけでスーツケースの体積の3割が浮きます)。ボトムスは2本で回す(毎日替える必要はない、というのが正直なところ)。そして冬のトップスは薄く3枚——厚いニットを3枚持つと、それだけで容量が消えます。
帰りの荷物から逆算する
- コスメや食品を買う予定があるなら、行きは容量の6割で出る
- 預け荷物の重量制限は航空会社と運賃で異なります。数字は必ず自分の予約で確認を→機内持ち込みと預け荷物のルール
- 冬のダウンは軽いが「かさばる」。重量より容積で詰まるのが冬の渡韓
- 圧縮袋は帰りに効く。行きに使うと、帰りに広がって入らない
Q. スーツケースは何リットルがいいですか?
A. 冬は服の容積が増えるので、同じ日数でも1サイズ上が安心です。サイズの選び方はスーツケース選びのガイドにまとめました。
季節別・持っていくと安心なもの
| 季節 | これがあると変わる |
|---|---|
| 春(3〜5月) | 薄手のストール/脱ぎ着しやすい前開きの羽織り/マスク(春先は大気の状態が話題になりやすい時期) |
| 夏(6〜8月) | 折りたたみ傘(必需)/日焼け止め・帽子・サングラス/濡れてもいい靴 |
| 秋(9〜11月) | 薄手のニット+アウター/11月は冬扱いでコート |
| 冬(12〜2月) | 貼るタイプ・貼らないタイプのカイロ/発熱インナー/リップと保湿(1月の降水量16.8mmという乾燥期) |
손난로(ソンナルロ)=カイロ。現地のコンビニやドラッグストアでも探せる定番アイテムです。
厚手のコートやダウンは、往路で着てしまえば荷物が減ります。機内持ち込みと預け荷物のルールを先に確認しておくと、当日の詰め直しがなくなります。持ち物全体の抜け漏れチェックは韓国旅行の持ち物リストへ。
足りなかったら、現地で買えばいい
実は、これがいちばん現実的な答えです。ソウルにはファッションが安く手に入るエリアが明確に存在するので、「日本から完璧に持っていく」より「1枚足りない前提で行って現地調達」のほうが、荷物も気持ちも軽くなります。
手袋やマフラーのような小物なら、その日のうちに買って夜には使えます。旅先で買った1枚がそのまま旅の記念になる、というのも悪くない。
現地調達に向くもの・向かないもの
- 向く:手袋・マフラー・ニット帽・靴下・薄いインナー・トップス1枚。安く、その日から使える
- 向かない:冬のメインアウター(試着と検討に時間がかかる)、靴(サイズ表記が日本と違い、歩き回った後の試着は判断を誤る)
- 日本から持っていく:履き慣れた靴。冬でも夏でも、旅を壊すのはたいてい靴擦れ
価格については、店舗・時期・為替で大きく動くため、本記事では具体的な金額を書きません。裏づけのない相場を書くくらいなら、書かないほうが読者のためになるというのがソウルインの方針です。予算を組むときは、当日の為替と現地の値札を自分の目で突き合わせてください。

よくある質問
Q. 結局、ソウルは東京の何ヶ月先の気候ですか?
A. 秋冬はおおむね1〜2ヶ月先です。ソウルの3月=東京の2月、11月=東京の12月が目安。夏(6〜8月)は差が1℃以内なので、東京と同じで大丈夫です。
Q. 12月の3泊4日、ヒートテックだけで足りますか?
A. インナー1枚では足りない想定でいてください。12月の平均は0.2℃で、東京(7.7℃)ではなく札幌(-0.9℃)に近い数字です。アウターの厚みと、手袋・マフラー・帽子で守るのが基本になります。
Q. 夏は日本より過ごしやすいと聞きましたが本当ですか?
A. 気温も湿度もほぼ同水準です(7月:ソウル25.3℃・湿度76.2%/東京25.7℃・湿度76%)。「カラッとしている」という説明は平年値では確認できません。日本の夏と同じ対策でいきましょう。
Q. 9月に行きます。半袖は着られますか?
A. 日中は着られますが、月平均は21.7℃で東京の6月と同じ水準。半袖の上に羽織れるものを必ず1枚。10月に入ると15.0℃(東京の4月相当)まで落ちます。
Q. 春に微小粒子状物質が心配です。マスクは要りますか?
A. 春先は大気の状態が現地でも話題になりやすい時期です。荷物にならないものなので、数枚入れておくと安心材料になります。当日の状況は現地の天気アプリで確認を。なお、ソウル市の資料では超過日の多くが12〜3月に集中しており、実は冬から警戒したほうがよいというのが公表データから読める姿です。
Q. 3泊4日だと服は何着持っていけばいいですか?
A. 着替えが必要なのは実質3回です。冬ならトップス3枚・ボトムス2本・発熱インナー3枚・厚手の靴下4足が目安。アウターと靴は着て・履いていくと、スーツケースの体積がかなり浮きます。
Q. 韓国の室内は暑いと聞きました。どう調整すればいいですか?
A. 床暖房(オンドル)が基本で、室内では脱ぐ前提の文化です。ソウル市は季節管理制の期間中、暖房の目安として公共施設18℃・民間施設20℃という上限を示しています。厚手のニット1枚に頼らず、薄いインナー・前開きの中間着・アウターの3層に分けると、出入りのたびに調整できます。
Q. 冬のソウルで靴はどう選べばいいですか?
A. 溝のある防水の靴が第一条件です。1月は平年で最高2.1℃・最低-5.5℃と、日中に溶けて夜に凍る条件がそろいます。坂と石畳が多い街なので、フラットソールやヒールは避け、くるぶしが隠れる丈と厚手の靴下を合わせてください。
この記事のまとめ
- ソウル=東京より寒い。冬は7℃以上の差、夏はほぼ同じ
- 迷ったら「日本の何月相当か」に変換して服を選ぶ
- 月平均は月の真ん中の値。10月・11月は月内で7℃以上動く
- 12〜2月は東京ではなく札幌基準で装備する
- 屋外より「屋内が暖かい」。厚手1枚ではなく3層で調整
- 微小粒子状物質は春だけの話ではなく、12〜3月が本番
- 7〜8月は雨(414.4mm/348.2mm)対策が最優先
- 足りない1枚は東大門・弘大で買い足す
持ち物リストで最終チェック服が決まれば、旅の準備は8割終わり
参考・出典
- 気象庁「地点別平年値(東京)」1991-2020年平年値(気温・風速・湿度)
https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=44&block_no=47662(2026年8月4日確認) - 気象庁「地点別平年値(札幌)」1991-2020年平年値
https://www.data.jma.go.jp/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=14&block_no=47412(2026年8月4日確認) - ソウルの月別平年値(1991-2020年/韓国気象庁 KMA を出典とする気候表)——気温・最高最低・降水量・湿度・風速
https://en.wikipedia.org/wiki/Seoul / 서울특별시의 기후(2026年8月4日確認) - 韓国気象庁系 世界気候資料「ソウル(47108)」(1971-2000年・旧基準/参考値)
http://www.weather.go.kr/repositary/sfc/climate/world/w_47108.html(2026年8月4日確認) - 公共データポータル(韓国政府)「기상청_체감온도(겨울철)」冬季体感温度データセット——体感温度の4段階区分(危険/警報/注意/予備)と提供期間11〜3月
https://www.data.go.kr/data/15043578/fileData.do(2026年8月7日確認) - ソウル市 大気環境情報「微小粒子季節管理制」——実施期間12月1日〜3月31日、暖房温度の目安(公共施設18℃・民間施設20℃)、超過日の時期分布
https://cleanair.seoul.go.kr/information/seasonal(2026年8月7日確認)
※本記事の気温・降水量・湿度・風速はすべて1991〜2020年の平年値(30年平均)です。旬別のめやすは、隣り合う月の平年値を編集部が直線で按分した推計であり、公式に発表されている旬別平年値ではありません。実際の天候は年によって変動します。渡航直前には現地の週間予報を必ずご確認ください。数値は2026年8月7日時点でソウルイン編集部が確認したものです。
- 安い月・高い月をカレンダーで見るなら → 韓国旅行が安い時期はいつ? 月別の底値カレンダー
- 9月に行くならチュソク連休の確認を → 9月の韓国旅行
- 10月の紅葉と混雑を知りたいなら → 10月の韓国旅行

