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2026年11月19日は、韓国じゅうが1日だけ静かになる日
2026年11月に韓国旅行を計画している人へ、まず知っておいてほしい日付があります。それが2026年11月19日(木)。この日、韓国では大学入学のための全国共通試験が実施されます。祝日ではないのでお店や観光地は通常どおり営業していますが、試験時間帯には空港や街なかで一時的な変化が起きる年が多く、当日に旅行日程が重なる人は事前に流れを知っておくと安心です。
2026年11月19日(木)は、韓国の大学修学能力試験(通称수능(スヌン))の実施日です。例年の実績では、試験当日の午後1時台に全国の空港で航空機の離着陸が一時的に止まる時間帯があります。ただし2026年分がいつ・どんな内容で告示されるかは、2026年8月20日時点でまだ発表されていません。「今年もおそらく同じ傾向だろう」という前提で、公式発表が出たら必ず確認する、という心づもりで読み進めてください。
韓国旅行がはじめての人にとっては、そもそも「試験の日に旅行がどう関係するの?」と疑問に思うかもしれません。渡韓自体の基本的な準備については韓国旅行が初めての人向けの準備ガイドでも整理しているので、まだ旅程を固め切れていない人はあわせて目を通しておくと全体像がつかみやすくなります。
そもそも修学能力試験とは何か、「2027学年度」というややこしい数え方
正式名称は대학수학능력시험(大学修学能力試験)。日本の大学入学共通テストにあたる、韓国の高校生にとって1年に一度の全国共通試験です。国語・数学・英語・韓国史・探究科目(社会/科学など)・第2外国語や漢文といった科目群で構成され、この基本構造は年度が変わっても大きくは変わらないとされています。
ここで読者がいちばんつまずきやすいのが「学年度」の数え方です。韓国では、その年の11月に試験を受けて翌年の春に大学へ入学する学年をまとめて「◯◯학년도(学年度)」と呼びます。つまり2026年11月19日に実施される試験は、2027年春に入学する学年の試験という意味で「2027학년도(2027学年度)」大学修学能力試験と呼ばれます。西暦の「2026年」と学年度表記の「2027학년도」が1年ずれる、という点がポイントです。
ニュースサイトや検索結果を見るとき、「2026학년도」という表記に引っ張られないよう注意してください。それは2025年11月13日に実施済みの、過去の試験を指しています。2026年11月に韓国へ行く人が調べるべきキーワードは「2027학년도」のほうです。
成績通知日は2026年12月11日(金)と、教育部からすでに発表されています。試験の実施日と成績通知日、この2つの西暦の日付だけ覚えておけば、学年度の表記に惑わされずに済みます。
英語のリスニングの時間、例年は飛行機が止まる
数ある科目の中でも、旅行者にとって関係が深いのが3교시の英語です。直近の実施回(2025年11月13日)の時間割では、英語は13時10分から14時20分まで、そのうちリスニング評価は13時10分ごろから25分以内、おおよそ13時10分〜13時35分ごろの時間帯に行われました。
この時間帯にあわせて、国土交通部は午後1時5分から1時40分までの35分間、全国すべての空港で航空機の離着陸を一時的に統制すると発表しました(2025年11月11日発表)。対象は旅客機だけでなく、貨物機・ヘリコプター・軽量航空機、ドローンなどの超軽量飛行装置も含まれ、緊急・非常用機のみが対象外です。すでに飛行中の機体は、上空3km以上の高度で待機する扱いになります。この年は国際線65便・国内線75便、あわせて140便の運航時間が調整されました。
| 項目 | 直近の実施回(2025年11月13日)の実績 | 2026年11月19日分 |
|---|---|---|
| 航空機の離着陸統制 | 午後1時5分〜1時40分(35分間) | 2026年8月20日時点で告示なし |
| 影響を受けた便数 | 国際線65便・国内線75便(計140便) | 未定 |
| 告示のタイミング | 試験2日前(2025年11月11日)に発表 | 例年に準じるなら11月中旬ごろが目安 |
(国土交通部発表内容、2026年8月20日確認)

35分間と聞くと短いようですが、機内で軽食を1つ食べ終わるくらいの時間感覚です。ただしこれはあくまで直近の実施回における「例年の実績」であり、2026年11月19日分の告示が同じ時間・同じ内容になると決まったわけではありません。2026年分の告示は、国土交通部から試験直前に出る見込みです。出発が近づいてきたら、航空会社の公式案内とあわせて、国土交通部や教育部の発表もチェックしておくと安心です。
当日の交通で変わること
空港だけでなく、街なかの交通にも例年変化が起きます。直近の実施回(2025年11月13日、教育部発表は2025年10月21日)では、次のような対策が取られました。
- 官公庁・企業に対し、出勤時間を午前10時に繰り下げるよう協力要請
- 首都圏の地下鉄は、午前6時〜8時10分の時間帯に増便
- 試験場の手前200m圏内で車両の進入が規制
- 交通警察等1万475人・巡回車2238台を全国1310カ所の試験場周辺に投入し、違法駐停車の取り締まりと騒音の是正指導を実施
この対策が発表されたのは、試験の約3週間前です。2027학년도(2026年11月19日実施分)の交通対策は、2026年8月20日時点ではまだ発表されていません。過去のパターンに沿うなら、2026年10月中旬〜下旬ごろに発表される見込みですが、これは推測の域を出ません。
試験場は全国1310カ所に分散しているため、「どの通りが混むか」をあらかじめ特定するのは現実的ではありません。ホテルや観光地までのルートが、たまたま試験場前を通る可能性がゼロとは言い切れない、という前提で予定に少し余裕を持たせておくのが現実的な備え方です。
告示はいつ出るのか、どこを見ればいいのか
ここまで繰り返してきたとおり、2026年11月19日分の航空機統制や交通対策の内容は、2026年8月20日時点ではまだ発表されていません。ただし、試験の実施日そのものは、かなり早い段階で公表されています。2027학년도(2026年11月19日実施)の場合、教育部が発表したのは2024年8月16日。実に試験の2年3カ月ほど前です。つまり「いつ試験があるか」という日付は確定情報として早くから分かる一方、「当日どんな交通規制が敷かれるか」という運用の詳細は、試験の直前になってようやく発表される、という2段構えになっています。
確認先は、性質によって分かれます。試験日程や成績通知日といった入試そのものの公式情報は、韓国教育部(moe.go.kr)や大韓民国政策ブリーフィング(korea.kr)で発表されます。一方、空港の航空機統制は国土交通部が担当し、例年の実績では試験のわずか2日前に発表されています。街なかの交通対策は教育部が窓口となり、例年は試験の約3週間前に発表される傾向があります。
出発の準備を進める段階では、まず自分の航空会社の公式サイトやアプリの運航案内を優先して確認してください。そのうえで余裕があれば、教育部や政策ブリーフィングのサイトで最新の発表が出ていないかもあわせて見ておくと、当日の全体像がより正確につかめます。
その日に到着・出発する便を取っている人がやること
2026年11月19日に韓国発着の便を予約している、あるいはこれから予約する人がまず確認したいのは、自分の便の時刻です。例年の実績にもとづくと、影響が生じうるのは午後1時5分〜1時40分ごろに離着陸予定の便のみで、それ以外の早朝・午前・夜間の便には制度上の直接の影響はありません。
対象は仁川・金浦を含む「全国すべての空港」とされているため、どちらの空港を使う場合でも、この時間帯に離着陸予定があるかどうかをまず確認するのが最初の一歩です。もし午後1時前後の便を予約していたら、出発の数日前から航空会社の運航状況ページをこまめにチェックしておくと、当日になって慌てずに済みます。
仁川空港の利用そのものに不慣れな人は、何時間前に到着しておくべきかという基本の目安も知っておくと安心です。仁川空港に何時間前に着けばいいかのガイドにまとめているので、あわせて確認しておいてください。
仁川空港の送迎を先に押さえる当日にタクシーを探さなくて済みます
LCC(格安航空会社)を利用する予定がある人は、手荷物のルールが航空会社ごとに細かく異なる点にも注意が必要です。韓国路線のLCC各社の規定については韓国線LCCの手荷物規定まとめで整理しているので、予約前に一度目を通しておくと出発当日の荷物トラブルを減らせます。
市内の移動で起きること
空港の外、つまりソウルなど市内での移動にも、例年いくつかの変化があります。直近の実施回では、首都圏の地下鉄が午前6時〜8時10分の時間帯に増便されました。早朝からアクティビティを予定している人にとっては、むしろいつもより電車の本数が多い時間帯にあたる可能性があります。
一方で、試験場(全国の高校など)の手前200m圏内は車両の進入が規制されます。観光ルートがたまたまその学校の前を通る場合、迂回が必要になることもありえますが、試験場の所在地は全国1310カ所に分かれており、事前に「どの通りが該当するか」を特定するのは難しいのが実情です。200mといえば、コンビニから次のコンビニまで歩くくらいの距離感です。
タクシーの拾いにくさについては、政府機関からの公式な言及は見当たりませんでした。試験場周辺では駐停車の取り締まりが強化される傾向があるため、そのエリアに限っては多少影響が出る可能性はありますが、これはあくまで交通規制の内容からの推測であり、公式に「タクシーが拾いにくくなる」と発表されているわけではありません。断定はできない部分として理解しておいてください。
市内移動でアプリを使ったタクシー配車を予定している人は、基本の使い方を先に押さえておくと当日に迷いません。カカオタクシーの使い方ガイドや、ソウルの地下鉄の乗り方ガイドもあわせて確認しておくと、交通規制がある日でも移動手段の選択肢を増やせます。
試験の翌日以降に起きること
試験そのものは1日で終わりますが、その後の入試スケジュールは年をまたいで続きます。まず成績通知日は2026年12月11日(金)。この日以降、推薦入試にあたる수시(スシ)の合格発表が12月18日ごろまでに行われ、合格登録は12月21日〜23日ごろとされています。一般入試にあたる정시(ジョンシ)の出願は2027年1月4日〜7日、合格発表は2027年2月5日(金)までという日程です。
この수시・정시の日程部分は、入試情報をまとめたサイトの情報にもとづくもので、教育部の一次発表そのものへは今回到達できていません。ただし、成績通知日など公式に発表済みの日程と矛盾はなく、大枠のスケジュール感として押さえておく分には参考になります。
旅行中にトラブルに遭遇した場合の対処法は、試験シーズンに限った話ではありません。紛失・盗難などを含めた一般的な備えについては韓国旅行のトラブル対処と窓口一覧にまとめているので、渡航前に一度確認しておくと安心材料になります。
この時期に旅行するなら、日程をどうずらすか
ここまで見てきたとおり、2026年11月19日そのものに直接影響が出るのは、あくまで午後1時前後の空港利用と、試験場周辺のごく限られたエリアだけです。「その日を避けなければ旅行が成立しない」というほど大きな話ではありませんが、選べる余地があるなら、この日を意識して日程を組んでおくと気持ちの面でも余裕が生まれます。
たとえば午後1時前後の到着・出発便を避けて、午前中や夕方以降の便を選ぶ、あるいは前後の日にずらすといった調整だけで、制度上の影響をほぼ気にしなくてよくなります。11月は気候的にも過ごしやすく、服装の目安を事前に知っておくと荷造りがスムーズです。11月の韓国旅行の服装ガイドもあわせて参考にしてください。
日程に多少の融通が利くなら、そもそも韓国旅行がどの時期に安くなりやすいかという視点で選び直すのも一つの手です。韓国旅行が安くなる時期のまとめで傾向を整理しているので、11月19日にこだわらず前後数日で比較してみるのもおすすめです。
11月のソウルのホテルを日付ごとに見る前後の日で条件が変わります
最終的にどの日程を選ぶにしても、この記事で紹介した交通・航空機まわりの内容は「例年の実績」の整理であり、2026年分の確定情報ではありません。予約や旅程を最終決定する前に、必ず航空会社・旅行会社の最新の公式案内を確認してください。
この日以外にも、11月の韓国旅行で気にしておきたいこと
この記事では2026年11月19日という1日にしぼって整理してきましたが、実はこの試験の日付そのものは、かなり先まで公表されています。2027학년도(2026年11月19日実施)の日程は、2024年8月16日という早い段階ですでに発表されていました。つまり、来年以降に11月の韓国旅行を計画する人も、同じ考え方で試験日を先に調べておけるということです。
調べ方のコツは、この記事の前半で触れた「学年度のずれ」を思い出すことです。西暦のその年の11月に試験がある場合、韓国の表記では翌年の「◯◯학년도」として発表されます。教育部や政策ブリーフィングのサイトで検索するときは、旅行する年の翌年の학년도を入力すると、正しい発表にたどり着きやすくなります。
ただし、航空機統制や交通対策といった運用の詳細は、試験日の発表とは別に、毎年あらためて出るものです。「去年はこうだったから今年も同じ」と思い込まず、旅行する年ごとに直前の公式発表を確認する習慣をつけておくと安心です。
気温や服装、韓国旅行そのものの費用感といった11月ならではのポイントは、この記事の前半で紹介した記事でも取り上げています。試験の日程はあくまで「その日の午後だけ気をつけたいこと」であり、旅行全体の計画は、いつもどおり気候や予算を軸に立てて問題ありません。
よくある質問
まとめ
- 2026年11月19日(木)は、2027학년도大学修学能力試験の実施日
- 例年の実績では、午後1時5分〜1時40分に全国の空港で航空機の離着陸が一時的に統制される
- 2026年分の航空機統制・交通対策の告示は、2026年8月20日時点でまだ出ていない
- 影響が生じうるのは午後1時前後の便のみ。早朝・夜間の便には制度上の直接の影響はない
- 「2026학년도」で検索すると1年前の過去の試験が出てくるので注意する
- 出発前には、必ず航空会社の最新の公式案内を確認する
2026年11月19日は、韓国にとって1年に一度の大きな試験の日です。旅行者にとって大げさに構える必要はありませんが、「その日の午後1時前後に何が起きるか」を知っておくだけで、当日の動き方に迷いが減るはずです。出発が近づいたら、航空会社・旅行会社、そして国土交通部や教育部といった公的機関の最新の公式案内をあわせて確認してください。
参考・出典
- 大韓民国教育部 2027학년도수능 施行日発表 https://www.moe.go.kr/boardCnts/viewRenew.do?boardID=294&lev=0&statusYN=W&s=moe&m=020402&opType=N&boardSeq=100526 (2026年8月20日確認)
- 大韓民国政策ブリーフィング(korea.kr) 同内容 https://m.korea.kr/briefing/pressReleaseView.do?newsId=156646031 (2026年8月20日確認)
- 韓国教育課程評価院(KICE)公式・試験時間割 https://www.suneung.re.kr/sub/info.do?m=0101&s=suneung (2026年8月20日確認)
- 国土交通部の航空機統制発表を報じた記事 https://www.hellot.net/news/article.html?no=107091 (2026年8月20日確認)
- 大韓民国政策ブリーフィング(korea.kr) 交通総合対策 https://www.korea.kr/news/reporterView.do?newsId=148954440 (2026年8月20日確認)

