韓国で話題のイートンメスはどこで食べる?日本の店と作り方

透明なグラスにいちご、砕いたメレンゲクッキー、ホイップクリームが層になったイートンメスのイメージ

本記事にはプロモーションを含みます。

韓国のインフルエンサーの動画で、透明なグラスにいちごとクリームと白い欠片がぐちゃっと盛られたデザートを見かけて、「これ、何ていうお菓子?」と検索したことはありませんか。

結論から

それはイートンメス(Eton Mess)。実はイギリス発祥の伝統菓子で、韓国発ではありません。ただし2026年の韓国では、SNS発でこの菓子の人気が急拡大していて、コンビニ商品にもなるほど定着しています。材料はメレンゲクッキー・生クリーム・いちごの3つだけで、日本でも作れます。東京・大阪には、もともとこのデザートを出しているカフェもあります。

目次

イートンメスって何? 韓国のお菓子じゃない

まず前提から。イートンメスは、19世紀のイギリスの名門校・イートン・カレッジの行事で食べられていたとされる伝統的なデザートです。mess(メス)には「ぐちゃぐちゃ」という意味があり、そのまま「イートンの、ぐちゃぐちゃなお菓子」というのが名前の由来。きれいに盛りつけず、あえて崩して食べるのが正しい作法という、ちょっと変わったお菓子です。

基本の構成は砕いたメレンゲクッキー・ホイップクリーム・いちごなどのベリー系フルーツの3つ。これを食べる直前に混ぜ合わせます。だから韓国発のデザートだと紹介している記事を見かけても、それは誤りです。この記事では「韓国でいまどう広がっているか」と「日本でどう楽しめるか」の2つに絞ってお伝えします。


なぜいま韓国で急に広がっているのか

韓国の健康情報メディアの記事(2026年5月9日付)によると、イートンメスは韓国で「バターもち」に続く次のデザートブームとして紹介されています。きっかけはSNSインフルエンサーの投稿で、そこから短尺動画のプラットフォームを中心に急速に広がったとのこと。

広がった理由として挙げられているのが、次の3点です。

  • 材料3つ、5分でできるという手軽さ
  • メレンゲクッキーが崩れるときの、パリパリという音の心地よさ(ASMR効果)
  • 断面のビジュアルが、そのまま短尺動画のネタになること

つまり「食べておいしい」だけでなく、「作る過程・崩す瞬間・断面」の3段階すべてが動画映えするという、コンテンツとしての完成度の高さが拡散の理由になっています。味そのものよりも、作る・崩す・撮るという体験全体がバズった、という見方もできそうです。

もともとイートンメスは「きれいに盛らず、あえて崩して食べる」ことが正しい作法とされてきたお菓子です。この「崩れていることが正解」という性質そのものが、断面のランダムさを楽しむショート動画の文化と、たまたま相性が良かった。19世紀の伝統菓子が、200年近くたって別の理由でもう一度注目される——そう考えると、なんだか不思議な巡り合わせです。

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ソウルイン編集部正直に言うと、こういう「材料3つ・5分・混ぜるだけ」系のバズは、これまでも何度も見てきました。それでも今回のイートンメスが違うのは、次の章で触れるとおり、個人の投稿だけで終わらずコンビニの棚に並ぶところまで来たという点です。ここまで行くと、一過性のバズとは呼びにくいと思っています。
「したいこと」ごとに、イートンメスの向いている楽しみ方を対応させた早見表

コンビニ商品にまでなった「モモズラボ」のイートンメス

韓国のバズデザートが本当に定着したかどうかを見極める、わかりやすい指標があります。それはコンビニで商品化されるかどうか。個人の手作り投稿だけで終わるバズは多いですが、コンビニチェーンが商品化を決めるということは、それだけ需要が読めているということです。

全国紙・世界日報の報道によると、デザートブランド「モモズラボ(모모즈랩)」が、韓国のコンビニチェーンGS25で「イートンメス」を2026年6月11日から全国発売しました。構成はいちごベース・メレンゲクッキー・ホイップクリームで、食べる人が自分でメレンゲを崩して混ぜる「参加型デザート」として設計されているとのこと。パッケージには同ブランドのキャラクター「ルル」のストーリー性も盛り込まれているそうです。

ちなみにこのモモズラボ、以前は「ドバイバターもち」をGS25でヒットさせたブランドとしても知られています。ドバイもちクッキーが日本で話題になった経緯を読んだことがある人なら、「またあのブランドか」と思うかもしれません。バズを商品化することにかなり長けているブランドのようです。

このGS25限定商品は韓国国内のコンビニ商品であり、日本での取り扱いは確認できていません。日本のQoo10や輸入食品店で同じ商品が買えるとは限らないので、探しに行く前に取り扱い状況を確認してください。


韓国のカフェではどう出されているか

コンビニ商品より前から、韓国のカフェではイートンメスを季節メニューとして出す店が出てきています。編集部の整理では、ソウル・龍山区のあるカフェは、無花果(いちじく)とアールグレイのクリームを使った季節限定のイートンメスで知られています。旬のフルーツに合わせてアレンジを変える、というのが韓国のカフェらしいところ。

望遠洞(マンウォンドン)のようなカフェの多いエリアでも、イートンメスを扱う店が見かけられるようになってきました。ただし、こうした個店は営業時間や取り扱いメニューの入れ替わりが早く、編集部が公式情報で最新の営業状況を確認できていない店も多いのが実情です。この記事では、店名を挙げて営業時間を案内することは避けます。行きたい店が見つかったら、訪問前にその店の公式SNSで営業日と当日のメニューを確認するのが確実です。

韓国のカフェでイートンメスを探すときのポイントは、単体のメニュー名で検索するより、季節のフルーツ名と組み合わせて探すこと。無花果の季節なら無花果のイートンメス、柑橘の季節なら柑橘のイートンメス、というように、店ごとに旬の食材へ切り替えていくスタイルが定着しつつあります。定番メニューというより、季節ごとに姿を変える定期メニューとして扱われているイメージに近いかもしれません。


材料をそろえる

ここからは「日本で自分で作る」ルート。用意するものは、韓国の記事で紹介されているとおりメレンゲクッキー・生クリーム・いちごの3つだけです。生クリームは泡立てるだけ、いちごは洗って切るだけなので、実質メレンゲクッキーさえ手に入れば準備は完了。

メレンゲクッキーは、輸入食品店や製菓材料店、100円ショップの製菓コーナーで扱いがあることが多い商品です(在庫は店舗によって変わるため、確実に欲しい場合は取り置きや在庫確認を)。体感としては、シートマスク3枚分くらいの出費で1回分の材料がそろう手頃さです。

もう少し韓国のカフェ気分に寄せたいなら、ドライいちごや韓国産のいちごシロップ、韓国風のフルーツシロップ・輸入菓子などを合わせるのもひとつの方法。こうした韓国食品は、通販のセール時期にまとめて物色すると選びやすくなります。

Qoo10のメガ割特設ページを見る韓国食品・シロップ類をまとめて物色

Qoo10のメガ割の仕組みや、まとめ買いのコツについてはQoo10メガ割の基本ガイドにまとめています。イートンメスの材料探しのついでに、他の韓国食品もチェックしておくと、セール期間をまるごと活用できます。


家で作る手順

作り方自体は、韓国のメディアが紹介しているとおりとてもシンプルです。

  1. 生クリームを泡立てる。甘さは控えめでも、あとでシロップやフルーツの甘さが加わるので大丈夫。
  2. いちごを一口大に切る。つぶした果肉と、形の残った果肉を混ぜておくと断面に表情が出ます。
  3. メレンゲクッキーを手で粗く砕く。ここが崩れる音を楽しむ工程。細かくしすぎないのがコツです。
  4. グラスに、ホイップクリーム・いちご・砕いたメレンゲクッキーを重ねる。きれいに層にしても、あえて混ぜてから盛ってもどちらでもOK。
  5. 食べる直前に、全体を軽く混ぜる。これでメレンゲがクリームの水分を吸ってしっとりし、食感が変わっていきます。

道具は特別なものが要りません。中身の層が見える透明なグラスやコップがあると、断面のビジュアルが映えます。泡立て器も、手動のもので十分。ボウルを冷やしておくと、生クリームが早く泡立つので、時間が無い日はそのひと手間だけ加えてみてください。

好みでブルーベリーやラズベリー、いちごシロップ、ギリシャヨーグルト、アイスクリーム、レモン汁を加えてもいいとされています。머랭쿠키(メレンゲクッキー)の代わりにビスケットで代用するレシピもありますが、パリパリとした食感の軽さがイートンメスらしさの決め手なので、まずは定番のメレンゲクッキーで一度試してみるのがおすすめです。

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ソウルイン編集部SNSの投稿では生クリームの代わりにギリシャヨーグルトで代用しているものも見かけます。さっぱりした後味が好きな人にはこちらも良さそうです。甘いものが続く日には、コーヒー1杯分くらいの手間で、気分を変えられるのは魅力だと思います。

追加するとどう変わる?定番以外のアレンジ材料

基本の3つに慣れてきたら、韓国のメディアで紹介されている追加食材を試してみるのもおすすめです。どれも足すだけなので、失敗しにくいのがうれしいところ。

追加する材料 変化すること 向いている人
ブルーベリー・ラズベリー 酸味と色の層が増える 甘さを少し抑えたい人
いちごシロップ 果汁感と甘さが強まる いちごの風味を主役にしたい人
ギリシャヨーグルト 後味がさっぱりする 生クリームだけだと重いと感じる人
アイスクリーム 冷たさとコクが加わる 暑い日にひんやり食べたい人
レモン汁 全体の甘さが締まる 後半に飽きずに食べきりたい人

一度にすべて入れると味がぼやけてしまうので、まずは1〜2品だけ足すのが失敗しないコツ。何度か作って、自分の好みの組み合わせを見つけていく楽しみ方もできるお菓子です。


日本で食べられる店:東京・きつね堂

「作るのはハードルが高い」「まずは店で食べてみたい」という人向けに、日本ですでにイートンメスを出している店も紹介します。ひとつは、東京都足立区にある完全予約制のカフェ「きつね堂」。看板犬が出迎える、植物に囲まれた落ち着いた空間です。

公式Instagramでは、イートンメスをグラスで提供していることが確認できます。自家製アイスにマスカルポーネやクリームチーズ風味を効かせ、ヨーグルトとメレンゲを重ねる構成で、季節のフルーツによってアレンジが変わるとのこと。2026年2月25日付の公式投稿でも、イートンメスの提供が確認できました。

予約はInstagramのDMから、希望日時と人数を伝える形式。メニューは毎週火曜日に公式SNSで発表されるとのことなので、行く前に必ずその週の投稿を確認してください。この店はもともと英国菓子として自分たちの表現でイートンメスを出しているお店で、韓国トレンドに乗って始めたわけではありません。日本にも独立してこの菓子の文化があった、という証拠のような存在です。


日本で食べられる店:大阪・日々dtd.cafe

大阪なら、阪急・十三駅から徒歩約7分の「日々 dtd.cafe」。マフィンとタルトを中心にした洋菓子カフェで、仕入れに応じて内容が変わる季節のイートンメスを扱っています。編集部が確認できた紹介記事(2024年10月19日掲載)の取材時には、無花果と紅茶を合わせたイートンメスが出されていました。

この店は、火曜〜土曜は十三の店舗で、日曜・月曜は姉妹店(淡路島)で営業するという、少し珍しい運営スタイルを取っているようです。旬のフルーツで内容が変わる性質上、行った日に必ず同じメニューがあるとは限りません。訪問前に公式サイトやInstagramで、その時期のラインナップを確認してから向かうのが確実です。

この店の情報は2024年10月時点の紹介記事にもとづいています。営業日・メニューは変わっている可能性があるため、2026年8月18日時点の最新情報は公式サイト・公式SNSで必ず確認してください。

東京・大阪以外でも、韓国風カフェを扱う店なら似た系統のデザートに出会えることがあります。韓国発カフェチェーンの日本店舗もあわせてチェックしておくと、お店選びの幅が広がります。


ほかの韓国発バズデザートも気になる人へ

「材料3つ・5分・SNS映え」で拡散するデザートは、実はイートンメスが初めてではありません。ここ最近だけでも、いくつものバズデザートが韓国発で日本にも波及してきました。

たとえばドバイチョコレートが日本で話題になった経緯や、カヌレの韓国での流行も、SNS発で広がった点はイートンメスとよく似ています。韓国のデザートトレンド全体の流れを追いたい人は韓国スイーツトレンドのまとめから読んでみるのもおすすめです。

コンビニ発のデザートという意味では、韓国のコンビニ発デザートの動きも参考になります。GS25のイートンメスも、この流れの延長線上にある商品と言えそうです。

韓国スイーツの定番として、韓国のエッグタルト事情もあわせてどうぞ。イートンメスのようなバズ系とは違い、カフェの定番として長く定着している一品です。


よくある質問

イートンメスは韓国発祥のデザートですか?
いいえ、違います。イートンメスはイギリス発祥の伝統菓子で、19世紀のイートン・カレッジの行事で食べられていたとされています。2026年の韓国ではSNSをきっかけに人気が急拡大していますが、発祥地はあくまでイギリスです。
材料はどこで買えますか?
基本の材料はメレンゲクッキー・生クリーム・いちごの3つで、日本国内でもそろえられます。生クリームといちごはスーパーで、メレンゲクッキーは輸入食品店や製菓材料店、100円ショップの製菓コーナーなどで扱いがあることが多いです。在庫は店舗によって変わるため、事前の確認をおすすめします。韓国風の材料を合わせて揃えたい場合は、Qoo10のようなセール時期を活用する方法もあります。
日本のコンビニでも買えますか?
韓国のGS25で発売された「モモズラボ」のイートンメスは韓国国内限定の商品で、日本での取り扱いは確認できていません。日本で食べたい場合は、扱っているカフェを訪ねるか、家で材料から作る方法をおすすめします。
家で作る場合、失敗しないコツはありますか?
メレンゲクッキーを細かく砕きすぎないことです。粗く割ったメレンゲがクリームの水分を吸って少ししっとりする、その食感の変化がイートンメスらしさなので、粉々にしてしまうと本来の楽しさが半減してしまいます。混ぜるのは食べる直前にすることも、パリパリ感を残すポイントです。
前もって作り置きはできますか?
生クリームといちごを切っておくところまでは、少し前に準備しても問題ありません。ただしメレンゲクッキーを砕いて混ぜるのは、食べる直前にするのが正解です。時間が経つとメレンゲが水分を吸いすぎて、パリパリとした食感の楽しさが失われてしまいます。人が集まる日は、材料を別々に用意しておいて、食べる直前に目の前で混ぜる「作りながら食べる」スタイルにすると、崩す瞬間の楽しさも一緒に共有できます。

まとめ

  • イートンメスはイギリス発祥。19世紀のイートン・カレッジ由来で、韓国発ではない
  • 2026年の韓国ではSNS発で人気拡大。「材料3つ・5分・メレンゲの崩れる音」が拡散の理由
  • 韓国のコンビニGS25で「モモズラボ」のイートンメスが2026年6月11日から全国発売。個人のバズから商品化まで進んだ段階
  • 韓国のカフェでも季節メニューとして提供されているが、個店の営業状況は変わりやすいため、訪問前に公式情報の確認を
  • 日本では東京・足立区の「きつね堂」(予約制)、大阪・十三の「日々dtd.cafe」で食べられる。どちらも韓国トレンドとは別に、もともと英国菓子として提供している店
  • 家で作るなら材料はメレンゲクッキー・生クリーム・いちごの3つだけ。メレンゲを粗く砕き、食べる直前に混ぜるのがコツ

味そのものはシンプルなお菓子ですが、崩す瞬間まで含めて楽しむのがイートンメスの面白さ。まずは家で気軽に試してみて、気に入ったら東京や大阪のカフェで、店ごとの季節アレンジを食べ比べてみてください。

参考・出典

  • コメディドットコム「버터떡 잇는 디저트 대세 ‘이튼 메스’…”5분 완성 천국의 맛”」(2026年5月9日付) https://kormedi.com/2814594/ (2026年8月18日確認)
  • 世界日報「모모즈랩, 섞어 먹는 디저트 ‘이튼메스’ GS25 출시」(2026年6月11日付) https://www.segye.com/newsView/20260611509881 (2026年8月18日確認)
  • きつね堂 公式Instagram(2026年2月25日付投稿) https://www.instagram.com/p/DVKZ2xAk_72/ (2026年8月18日確認)
  • きつね堂 店舗情報 るるぶ&more. https://rurubu.jp/andmore/spot/80132696 (2026年8月18日確認)
  • 日々dtd.cafe 紹介記事 ufu.(2024年10月19日掲載) https://www.ufu-sweets.jp/cafe/241019dtdcafeosaka/ (2026年8月18日確認)
  • 日々dtd.cafe 公式サイト https://hibidtdcafe.studio.site/ (2026年8月18日確認)

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