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「今年の冬こそ韓国で雪遊びしたい」と思いつつ、どのスキー場がいいのか調べ始めると名前が多くて迷いますよね。
公式で営業を確認できた主要スキー場は用平・フェニックス平昌・ヴィヴァルディパーク・ハイワン・エリシアン江村の5つ。ソウルからの距離が近いほど日帰りの選択肢が現実的になり、遠いほど1泊前提で組んだほうが滑走時間を確保しやすい構造です。2026-27シーズンの日程は2026年9月8日時点でどの施設も未発表でした。
9月に動くとちょうどいい理由
スキー場のことを本格的に調べ始めるのは11月に入ってからという人が多いのですが、実はそれだと出遅れます。シャトルバスの座席やゲレンデ直結の宿泊施設は、開場日が近づくほど選択肢が絞られていくからです。9月の時点でできるのは、日程の当たりを付けることと、行き方の候補を洗い出しておくことです。
韓国のスキー場は江原道に集中していて、ソウルから2〜4時間ほどかかる場所がほとんどです。距離感をつかまないまま冬になって慌てて調べると、当日の移動だけで疲れてしまうことになりかねません。早めに「どこまで足を延ばせるか」を決めておくと、宿の予約もシャトルの手配も落ち着いて進められます。
なお、冬の韓国旅行そのものが安いシーズンというわけではありません。旅費を抑えたい人は、閑散期の狙い方を別記事「韓国旅行が安くなる時期の選び方」で先に確認しておくと、スキー場選びと予算配分を同時に進められます。
主要スキー場5選——公式で営業を確認できた施設と特徴
韓国には大小さまざまなスキー場がありますが、この記事では2026年9月8日時点で公式サイトや最近の記事から営業継続を確認できた5施設だけを取り上げます。逆に言えば、ここに載っていない施設は今回の調査範囲では確認が取れていないということです。韓国のスキー場業界は近年、来場者の減少が報じられており、施設の統廃合も起きやすい状況にあります。
用平(ヨンピョン)リゾートは韓国で最初に開業したスキー場とされ、スロープ28面・リフト14基(2026年9月確認)という国内最大級の規模を持っています。所在地は江原道平昌(ピョンチャン)郡で、コースの幅が広く上級者向けの斜面もそろっているのが特徴です。
フェニックス平昌(ピョンチャン)はスロープ18面・リフトとゴンドラ8基(同)の規模で、2018年の平昌五輪でスノーボードやフリースタイル競技が行われた会場を含みます。初級コースは麓からのアクセスがよく営業時間も長いため、練習に向いていると紹介されています。
ヴィヴァルディパーク(ソノベル・ヴィヴァルディパーク)は江原道洪川(ホンチョン)郡にあり、首都圏から車で2時間以内で行けるとされる近さが売りです。ハイワン(High1)リゾートは江原道旌善(チョンソン)郡にあるカジノ併設の複合リゾートで、5施設の中では最もソウルから遠い立地になります。エリシアン江村(カンチョン)は江原道春川(チュンチョン)市にあり、電車1本で近づけるアクセスの手軽さが特徴です。
| 施設名 | おおまかな位置 | 特徴 |
|---|---|---|
| 用平(ヨンピョン) | 平昌郡 | 国内最大級・上級者向け斜面あり |
| フェニックス平昌 | 平昌郡 | 五輪会場・初級コースが充実 |
| ヴィヴァルディパーク | 洪川郡 | 首都圏から近い・シャトル路線が多い |
| ハイワン(High1) | 旌善郡 | カジノ併設・5施設中もっとも遠い |
| エリシアン江村 | 春川市 | 電車で行ける・無料シャトル多数 |
ソウルからの行き方——シャトルバス・鉄道・KTXの組み合わせ
ソウルからの移動手段は施設ごとにかなり違います。まず押さえておきたいのは、韓国の主要スキー場のほとんどが「鉄道の駅からさらにシャトルバスで山側へ入る」という2段階の移動になるということです。駅名だけ調べて安心せず、駅からリゾートまでの区間もセットで確認してください。
用平・フェニックス平昌方面は、KTX京江(キョンガン)線で珍富(チンブ)駅まで行き、そこからリゾート専用シャトルに乗り換えるルートが公式に案内されています。珍富駅と用平リゾートの間は約16km・所要約20分で、このシャトルはリゾート利用者向けのため、乗車時に予約の確認や利用券の提示を求められる点は覚えておくとよさそうです。
ハイワンリゾートへはソウルの清凉里(チョンニャンニ)駅から古汗(コハン)駅まで鉄道で約3時間30分、またはソウルから古汗社北(サブク)公用バスターミナルまでバスで約2時間40分というのが公式の目安です。仁川空港からは約4時間とされており、5施設の中では最も移動に時間がかかります。
エリシアン江村へは京春(キョンチュン)線の白羊里(ペギャンニ)駅が最寄りで、電車を使える手軽さがあります。駅からは無料シャトルが約10路線運行されていて、以前の事前予約制から予約不要の乗車方式に変わったとのこと。ヴィヴァルディパークは首都圏の多数の地点から有料シャトルが毎日運行されており、運行会社のサイトで経路を確認してから予約する形です。
シャトルの座席が埋まっている、または自分の出発地に路線が無い場合は、高速バスや自家用車という選択肢も出てきます。バスでの移動を考えているなら「韓国の高速バスの乗り方」、運転して自由に動きたいなら「韓国でレンタカーを借りる方法」もあわせて見ておくと、当日の選択肢が増えます。
日帰りツアーという選択肢
「シャトルの予約も宿の手配も面倒」という人には、ソウル発の日帰りツアーを組み込んでしまうという手もあります。ツアーであれば送迎・リフト券・レンタル用品がまとめて手配されていることが多く、初めての韓国でのスキーでも段取りに迷いにくいのが利点です。
この記事で紹介したような個別の施設の日帰りツアーは時期によって扱いが変わるため、まずはソウル発の日帰り観光プランを扱う窓口を見ておくのが近道です。Klookのソウル観光ページではソウル発の日帰りツアーがまとめて掲載されていて、冬季にはスキー場方面の送迎付きプランが出ることもあります。予約前に、出発時間や集合場所・キャンセル規定を必ず確認してください。
スキー以外の日帰り先も検討したいなら、通年で営業しているテーマパークという選択肢もあります。冬季のイルミネーションなど季節ごとの見どころがあるので、「エバーランドのチケットガイド」も候補に入れておくと、天候が悪い日の代替プランとして使えます。
- 送迎・リフト券・レンタルが一体になっているか確認する
- 集合場所とソウル市内からの距離を事前に地図で確認する
- 天候によるツアー中止・振替の条件を予約前に読む
日帰りと1泊、どちらが現実的か
結論から言うと、移動時間が片道2時間を大きく超える施設は1泊前提で組んだほうが満足度が高くなりやすい構造です。滑走できる時間そのものが移動時間で削られてしまうため、せっかく早起きしても実質的にゲレンデにいられるのは数時間、ということが起こりえます。
首都圏から2時間以内とされるヴィヴァルディパークや、鉄道1本で近づけるエリシアン江村は、始発のシャトルや電車を使えば日帰りも選びやすい部類に入ります。一方で用平・フェニックス平昌はKTXとシャトルの乗り継ぎがあり、ハイワンは片道2時間40分〜3時間30分かかるため、日帰りだと移動負担が大きくなりがちです。

もちろん、体力や同行者の年齢によっても答えは変わります。小さな子ども連れなら移動時間が短くても1泊にして休憩を挟んだほうが安心ですし、逆に身軽な一人旅なら遠い施設でも始発を使って日帰りにする人もいます。「行ける距離かどうか」と「無理なく楽しめる距離かどうか」は別の基準だと考えておくとよさそうです。
リフト券・レンタル・ウェアの考え方
料金は施設やシーズン・時間帯によって変わるため、この記事では具体的な金額は書きません。その代わりに、費用の組み立て方の考え方を整理します。基本になるのはリフト券・レンタル(板・ブーツ・ウェア)・シャトルまたは交通費の3本立てで、ここに宿泊費が乗るかどうかが日帰りと1泊の差になります。
リフト券は時間制(3〜4時間、夜間のみなど)と1日券に分かれている施設が多く、初めてで滑走時間が読めない人は時間制から試すという考え方もできます。レンタルはウェア一式まで含むセットとスキー・スノーボード用具だけのセットがあり、荷物を軽くしたいなら前者を選ぶのが得策。
ウェアを持っていない場合、現地レンタルか事前に日本で用意するかで悩む人も多いはずです。韓国の冬の服装そのものについては「韓国の季節ごとの服装ガイド」で街歩き用の防寒を整理しているので、スキー場用のウェアと使い分ける参考にしてください。
雪山でのケガや装備トラブルは、街歩き中よりも起きやすい環境です。持病がある人や運動に慣れていない人は、無理な斜面に挑まず、施設スタッフの案内に従ってください。万一に備えて海外旅行保険への加入も検討材料になります。旅行保険については「韓国旅行の保険ガイド」で選び方を整理しています。
初心者・ファミリーに向くのはどこか
初めてスキーやスノーボードに挑戦する人、子ども連れで行く人にとっては、規模の大きさよりも「初級コースの充実度」と「アクセスのしやすさ」のほうが重要になります。この観点で見ると、フェニックス平昌とエリシアン江村が候補に挙がりやすい施設です。
フェニックス平昌は初級コースがベース(麓のエリア)から近く、営業時間も長いため、休憩を挟みながら少しずつ慣れていくのに向いていると紹介されています。家族向けの宿泊パッケージにリフト券・レンタル・入門講習をまとめたプランが用意されていることもあるので、まとめて手配したい人は公式サイトのパッケージ情報を確認するとよさそうです。
エリシアン江村は電車で近づける手軽さがあり、無料シャトルの路線数も多いことから、日帰りで様子見してみたい家族連れにも選ばれやすい施設です。逆に用平やハイワンは規模が大きく上級コースも充実している分、初めての人だけで行くと迷いやすいという声もあります。
シーズンの目安と2026-27シーズンの発表状況
韓国のスキー場は例年、11月末から12月上旬にかけて順次開場し、3月上旬までに順次閉場するというのがおおまかな流れです。ただしこれは前シーズン(2025-26シーズン)までの実績にもとづく目安であって、今シーズンの確定日程ではありません。積雪や気温次第で前後することもあります。
2026年9月8日時点で、この記事で扱った5施設のいずれについても、2026-27シーズンの開場日・閉場日を公式サイト上で確認することはできませんでした。用平の公式お知らせページを確認しましたが、告知はまだ出ていません。前シーズンの日付を「今シーズンの日程」として書くと事故の元になるため、この記事では日付を確定情報として書いていません。訪問を計画する場合は、出発の1〜2か月前を目安に各施設の公式サイトを再確認してください。
スキー旅行の日程を先に決めたい人は、韓国旅行そのものの季節ごとの動き方も参考になります。12月に行くなら「韓国12月旅行ガイド」、年明けの1月なら「韓国1月旅行ガイド」で、イベントや混雑の傾向をあわせて確認しておくと予定が立てやすくなります。
なお、この記事で紹介した5施設はいずれも2026年9月8日時点で営業していることを確認できていますが、韓国のスキー場業界全体では来場者数の減少が報じられています。ここに載っていない施設を検討する場合は、必ず個別に営業状況を確認してから予定を組んでください。
日本のスキー場との違いと服装・装備の準備
韓国のスキー場を初めて利用する人がまず驚くのが、인공눈(人工雪)への依存度の高さです。気候変動で自然降雪が減っている影響もあり、韓国のスキー場の降雪の90%以上が人工降雪によるものだとする報道もあります。同じ報道では、営業可能な日数もかつての120日前後から80〜100日程度に減っているとされています。
もう一つの違いが야간개장(ナイター営業)の文化です。韓国のスキー場では夜遅くまでゲレンデを開けている施設が多く、金曜・土曜は深夜近くまで営業する例もあります。日中は仕事や観光に使い、夜だけ滑るという過ごし方がしやすいのは韓国のスキー場ならではと言えそうです。
人工雪主体のゲレンデは、自然雪に比べて硬く冷たく感じやすいとされています。防寒はやや厚めを意識し、手袋・ゴーグル・ネックウォーマーは必携です。ナイター利用を考えているなら、日中よりも体感温度が下がることを見込んで、重ね着で調整できる服装にしておくと安心です。
- 人工雪主体のため、日本の自然雪ゲレンデより雪質が硬めになりやすい
- ナイター営業が一般的なので、日没後の防寒具は必ず用意する
- 手袋・ゴーグル・ネックウォーマーは現地調達より持参が安心
よくある質問
まとめ
- 公式で営業を確認できたのは用平・フェニックス平昌・ヴィヴァルディパーク・ハイワン・エリシアン江村の5施設
- ソウルから2時間圏内のヴィヴァルディパーク・エリシアン江村は日帰りも選びやすい
- 用平・フェニックス平昌・ハイワンは移動時間が長く、1泊前提のほうが滑走時間を確保しやすい
- 2026-27シーズンの日程は2026年9月8日時点でどの施設も未発表。出発1〜2か月前に公式サイトを再確認する
- 人工雪主体でナイター営業が一般的という、日本とは違うゲレンデ文化を踏まえて服装を準備する
まずは自分の出発地から各施設までの移動時間を1つずつ地図で確認し、日帰りか1泊かの当たりを付けるところから始めてみてください。
参考・出典
- モナ用平 公式サイト(お知らせ・アクセス案内) https://www.yongpyong.co.kr/
- ソノベル・ヴィヴァルディパーク 公式サイト(シャトル案内) https://www.sonohotelsresorts.com/skiboard/location
- ハイワンリゾート 公式サイト(アクセス案内) https://www.high1.com/www/contents.do?key=948
- エリシアン公式サイト(シャトルバス案内) https://www.elysian.co.kr/
- 일간스포츠「엘리시안 강촌, 최상의 설질・편의성으로 폐장까지 달린다」(2026年2月4日) https://isplus.com/article/view/isp202602040057
- 오마이뉴스「기후변화로 스키장 개장 늦어지고 인공눈은 늘고」 https://www.ohmynews.com/NWS_Web/View/at_pg.aspx?CNTN_CD=A0003084154

