クァベギはソウルのどこで買う?揚げドーナツの店と値段

韓国の市場の屋台で揚げたてのクァベギを紙袋に入れてもらう場面

屋台の油鍋の中で、きつね色にねじれたパンがぐるぐる回っている——ソウルの市場を歩いていると、この香ばしい匂いに足を止めたことがある人は多いはずです。名前は꽈배기(クァベギ)。日本語に訳すなら「ねじり揚げドーナツ」ですが、パン屋の棚に並ぶドーナツとは別物の、市場や下町に根づいたおやつです。名前は知っていても、「結局どこで買えばいいのか」「値段はいくらくらいか」「買ったその場で食べるべきなのか」までは、意外と情報が整理されていません。この記事では、営業を確認できた市場の店、種類の違い、支払いの注意、そして翌日には固くなるという持ち帰りの現実まで、2026年9月4日時点で確認できた範囲を整理しました。ソウルの市場文化そのものについては広蔵市場ガイドもあわせて読むと、クァベギ以外の食べ歩きの計画も立てやすくなります。

結論から

クァベギは、観光客も多い広蔵市場(クァンジャンシジャン)と、下町の商店街である永川市場(ヨンチョンシジャン)で、今回営業を確認できました(2026年9月4日確認)。価格は1個1,000ウォン前後、3個で1,000ウォンという店もあり、缶コーヒー1本分にも満たない金額でおやつが買える計算です。パン屋やチェーン店のドーナツと違い、市場のクァベギは目の前の油鍋で揚げたてを紙袋に入れてもらうのが基本。だからこそ買ったその場か、その日のうちに食べるのが前提で、翌日には表面が硬くなってしまいます。日本への持ち帰りは、現実的ではないと考えたほうがよさそうです。

目次

クァベギとは——揚げドーナツの基本と読み方

꽈배기(クァベギ)は、小麦粉やもち米粉の生地を細長く伸ばし、二本の縄のようにねじってから油で揚げた韓国の揚げ菓子です。表面にまぶすのは砂糖とシナモンで、揚げたては外側がカリッと、中はもちっとした食感になります。屋台や市場の店先で、大きな鉄鍋の油の中をゆっくり回りながら揚がっていく様子を見かけたら、それがクァベギです。名前の「꽈배기」自体が「ねじれたもの」を意味する言葉で、見た目の縄状の形をそのまま指しています。

専門店では、クァベギだけでなく찹쌀도넛(チャプサルドーナツ)と呼ばれる丸いもち米ドーナツや、あんこ入りの揚げパンも一緒に並んでいることが多く、屋台の油鍋を覗くと数種類の揚げ菓子が同時に揚がっているのがよく見る光景です。値段が手頃で、食べ歩きしやすいサイズ感も、市場のおやつとして定着している理由のひとつだといえます。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、クァベギは「専門店の名物」というより「市場に必ずある定番おやつ」という位置づけに近いようです。有名店を探して遠征するより、市場を歩いていて香りに気づいたら立ち寄る、くらいの気軽さで探すのがちょうどいいかもしれません。

広蔵市場(クァンジャンシジャン)で買う——確認できた店

市場のクァベギ探しでまず名前が挙がるのが、鍾路区にある広蔵市場の北2門付近にある専門店です。今回の調査では、店の所在地・営業時間・価格・支払い方法を口コミサイトの店舗情報ページで確認できました(2026年9月4日確認)。もち米入りのクァベギが看板商品で、噛むともちっと伸びる食感が特徴だと紹介されています。行列ができる時間帯もあるようですが、揚げたてを待つ時間も含めて市場歩きの楽しみのひとつと考えると、案外苦になりません。

項目 確認できた内容
店の場所 広蔵市場 北2門付近(鍾路区鍾路32キル2)
営業時間 毎日10:00〜22:00(毎月第一日曜は定休)
価格の目安 もち米クァベギ1個1,000ウォン、あんこ入り揚げパン1個1,500ウォン(2026年9月4日確認)
支払い 現金・カード・口座振込・スマホ決済に対応

市場の入り口が複数あるため、初めて訪れる場合は地図アプリで「北2門」の位置を先に確認しておくと迷いにくくなります。地図は次の見出しでまとめて掲載しますので、そちらもあわせて確認してください。広蔵市場は食べ歩き全体のスポットとしても知られており、クァベギ以外の屋台グルメについては広蔵市場ガイドで別途まとめています。

広蔵市場と永川市場、二つのクァベギの店を価格・営業時間・支払い方法で比べた図

独立門・永川市場(ヨンチョンシジャン)で買う——確認できた店と注意点

もう一箇所、営業を確認できたのが西大門区の永川市場です。独立門の駅から歩いてアクセスできる庶民的な市場で、朝から昼過ぎにかけて営業する屋台が多いのが特徴です。今回、市場内のクァベギ店の一つについて、住所と価格を口コミサイトで確認できました(2026年9月4日確認)。もち米クァベギは3個で1,000ウォン、あんこ入り揚げドーナツは3個で2,000ウォンという価格帯で、広蔵市場よりさらに手頃な印象です。

ここで一つ注意したいのが、永川市場には似た名前・似た業態のクァベギ店が複数あるという点です。今回の調査でも、同じ市場内の別の店の口コミページに「閉業届」を示す表示が確認できました。市場内は屋台がひしめき合っており、どの店がどの店なのか外から見分けるのが難しいのが実情です。営業時間についても「7時から14時30分頃まで」という口コミが複数見られましたが、公式の掲示ではないため、あくまで目安として捉えてください。

永川市場は昼過ぎで閉める屋台が多いため、午後遅くに訪れると目当ての店が閉まっている可能性があります。同じ市場に似た名前の店が複数あることもあわせて、訪問前に地図アプリの最新の営業状況を確認することをおすすめします。

市場のおおよその場所は、次の地図の通りです(住所:ソウル特別市鍾路区鍾路32キル2、広蔵市場のクァベギ店の位置・2026年9月4日確認)。

NAVER地図でルートを確認したい場合は、広蔵市場のクァベギ店は광장시장 찹쌀꽈배기のNAVER地図検索を、永川市場は영천시장 꽈배기のNAVER地図検索を参照してください(2026年9月4日確認)。


名前が挙がる他の専門店——今回確認できなかった店

検索すると、この2つの市場以外にも「行列ができるクァベギ専門店」として名前が挙がる店がいくつもあります。道峰区の店、西大門エリアの別の専門店、江北区の店、聖水洞の店など、地域ごとに評判の店があるという情報が複数見つかりました。ただし今回の調査時間内では、これらの店について営業時間・価格・現在の営業状況を一次情報で裏付けることができませんでした(2026年9月4日調査)。

確認できたのはここまでです。SNSや口コミサイトの評判だけを頼りに遠方まで足を運ぶと、閉店や移転に気づかず空振りになるリスクがあります。名前だけを聞いて向かうのではなく、訪問前に地図アプリで最新の口コミと営業状況を確認する習慣をつけておくと安心です。市場ごとの食べ歩きという意味では、麻浦区の望遠市場もグルメスポットとして知られており、そちらの屋台グルメ全体は望遠市場のグルメ記事にまとめています。伝統市場の雰囲気そのものを楽しみたいなら、南大門市場ガイドも歩き方の参考になるはずです。

SNSで見つけた有名店に行きたいのですが、住所だけで訪ねても大丈夫ですか?
住所が古い情報のままになっている場合や、同じ名前の店が別の場所に移転している場合があります。訪問前に地図アプリの最新の口コミ写真や投稿日を確認し、可能であれば近くまで来てから店の外観を見比べることをおすすめします。

パン屋・チェーン店のクァベギとの違い

クァベギは、市場や屋台だけでなく、街のパン屋やベーカリーチェーンの棚にも並んでいます。パリバゲットやトゥレジュールといった大手チェーンでは、他のパンと一緒にケースに陳列された状態で売られているのが一般的で、揚げてから時間が経った状態で購入することになります。市場の屋台のように「注文してからその場で揚げる」スタイルとは前提が異なる点は、知っておくとがっかりしにくいポイントです。

一方で、パン屋のクァベギには利点もあります。営業時間が市場の屋台より長く、閉店・移転のリスクも比較的低いため、いつ訪れても確実に買えるという安心感があります。ソウル市内のパン屋・ベーカリー全般の探し方についてはソウルのパン屋ガイドで別途扱っているので、市場の屋台が閉まっている時間帯にクァベギ的なおやつを探したい場合は、そちらも参考にしてください。

  • 揚げたてのカリッと感を優先したい→市場・屋台のクァベギ専門店
  • 営業時間の確実さ・アクセスの良さを優先したい→大手パン屋チェーン
  • 味の均一さより現地らしさを味わいたい→市場の屋台
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ソウルイン編集部正直なところ、パン屋のクァベギも十分においしいという評判は多く見られます。ただ「市場で揚げたてを買う」という体験そのものが目的なら、多少並んでも屋台に行く価値はありそうだ、というのが編集部の整理です。

種類で選ぶ——きな粉、シナモンシュガー、あんこ、チーズ入り

クァベギと一口にいっても、専門店では何種類かのバリエーションが並んでいることがあります。もっとも定番なのが、揚げた生地にシナモンと砂糖をまぶした基本タイプです。これに加えて、専門店では찹쌀도넛(チャプサルドーナツ)と呼ばれる丸いもち米生地の揚げドーナツが並ぶことが多く、中にあんこやモッツァレラチーズを詰めたタイプも見られます。あんこ入りは甘さがしっかりしていて、チーズ入りは甘じょっぱい組み合わせが特徴です。

きな粉をまぶしたタイプについては、今回の調査で確認できた2つの店の商品ラインナップには含まれていませんでした。店によって扱う種類が異なるため、「必ずどの店にもある」と決めつけず、店頭のショーケースを見て選ぶのが確実です。迷ったときは、まず定番のシナモンシュガー味を1つ買ってみて、気に入ったらあんこ入りやチーズ入りを追加するという順番がおすすめです。

クァベギとチャプサルドーナツは同じものですか?
別の形状の揚げ菓子です。クァベギは細長い生地をねじった縄状の形、チャプサルドーナツは丸い形をしていて、中にあんこやチーズなどの具が入っていることが多いという違いがあります。どちらも同じ屋台で並んで売られていることが多いです。

買ったらすぐ食べる。翌日には固くなる現実

クァベギは揚げてから時間が経つにつれて、外側のカリッとした食感が失われ、生地がしっとりと湿った状態になっていきます。時間をおいたクァベギを電子レンジで温め直すと食感がある程度戻るという方法も紹介されていますが、これは自宅にキッチンペーパーと電子レンジがある前提の応急処置です。旅行中、ホテルの部屋に電子レンジがあるとは限らないため、基本的には買ったその場か、その日のうちに食べきるのが前提と考えたほうが現実的です。

この性質上、クァベギを日本へのお土産として持ち帰るのは正直あまり向いていません。翌日には表面が硬くなり、揚げたての魅力が半減してしまうからです。韓国のお菓子を日本で楽しみたい場合の選択肢についてはクァベギを日本で楽しむ方法の記事で別途まとめているので、お土産にしたい気持ちが強い人はそちらを先に読んでおくと、現地での期待値がずれずに済みます。

市場で買ったクァベギを長時間持ち歩くと、紙袋の中で蒸れて余計に食感が落ちることがあります。買ってすぐ食べる予定がない場合は、少し冷ましてから袋の口を開けたままにしておくなど、蒸れを防ぐ工夫をするとましな状態を保ちやすくなります。


似た揚げ菓子との違い——チャプサルドーナツと洋風ドーナツ、ホットク

ソウルの屋台グルメには、クァベギ以外にも似たような揚げ菓子・焼き菓子がいくつもあります。丸い形の찹쌀도넛(チャプサルドーナツ)は前述の通りクァベギと並んで売られることが多く、もち米生地の食感が近いぶん混同しやすい存在です。一方、街のドーナツ専門店で売られている洋風ドーナツは、生地の配合も揚げ方も別物で、価格帯も市場のクァベギよりやや高めに設定されていることが一般的です。ソウルのドーナツ専門店についてはソウルのドーナツ店ガイドにまとめているので、洋風の甘さを求めているならそちらを参考にするとよさそうです。

もうひとつ、市場のおやつとしてクァベギとよく並べて語られるのが호떡(ホットク)です。ホットクは油で揚げ焼きにした平たい生地の中に、黒糖やナッツを詰めた温かいおやつで、クァベギとは形も食感もまったく異なります。ただし「市場で買って、その場で温かいうちに食べる」という前提はクァベギと共通しており、冬場の屋台では両方を並んで売っている店も見られます。ホットクを日本で楽しむ方法についてはホットクを日本で楽しむ方法の記事で扱っています。


支払いの注意——現金のみの屋台がある

市場のクァベギ店を訪れる際に、意外と見落とされがちなのが支払い方法です。今回確認できた広蔵市場の店はカード・口座振込・スマホ決済まで対応していましたが、これは市場の屋台としてはむしろ整った部類に入ります。伝統市場の小さな屋台では、決済端末を導入していない店が多く、現金のみという店が今でも珍しくありません。理由は単純で、売上の規模が小さく、端末の導入費用に見合わないためだといわれています。

永川市場のような庶民的な市場を歩く予定がある場合は、念のため少額の韓国ウォン紙幣・硬貨を用意しておくと安心です。カードや決済アプリだけを頼りにしていると、目当ての店の前で現金が足りず買えない、という事態になりかねません。両替や現金の準備については、韓国旅行の持ち物全般に関わる話でもあるため、財布の中身を出発前に一度見直しておくことをおすすめします。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、市場歩き全般において「小銭を切らさない」ことが地味に重要だという声が多く見られました。クァベギのような数百〜千ウォン単位のおやつを何軒かはしごする予定なら、なおさら小額紙幣を多めに持っておくと動きやすいはずです。

よくある質問

クァベギはソウルのどこで確実に買えますか?
今回の調査では、広蔵市場(鍾路区)と永川市場(西大門区)の店で営業を確認できました(2026年9月4日確認)。ほかにも評判の店は複数ありますが、営業状況を裏付けられなかったため、この記事では店名を挙げていません。
クァベギの値段はいくらくらいですか?
今回確認できた範囲では、1個1,000ウォン前後、3個で1,000ウォンという店もありました(2026年9月4日確認)。価格は店・時期によって変わるため、訪問時は店頭の表示で確認してください。
クァベギは日本に持ち帰れますか?
揚げてから時間が経つと食感が落ち、翌日には表面が硬くなります。飛行機での移動時間を考えると、日本まで揚げたての状態を保つのは現実的ではなく、現地でその日のうちに食べる前提で楽しむのがおすすめです。
市場の屋台ではカードが使えますか?
店によります。広蔵市場の店ではカード・スマホ決済に対応していることを確認できましたが、伝統市場の小さな屋台には決済端末がなく現金のみという店も少なくありません。念のため現金を用意しておくと安心です。

まとめ

  • 今回営業を確認できたのは広蔵市場(鍾路区)と永川市場(西大門区)の2店(2026年9月4日確認)
  • 価格の目安は1個1,000ウォン前後。缶コーヒー1本分にも満たない金額で買える
  • SNSで評判の他の専門店は、今回の調査時間内では営業状況を確認できなかった
  • パン屋・チェーン店のクァベギは営業時間の確実さが利点。揚げたて感は市場の屋台に軍配
  • 種類はシナモンシュガーが基本。あんこ・チーズ入りのチャプサルドーナツと並んで売られることが多い
  • 買ったその場かその日のうちに食べるのが前提。翌日には固くなり、日本への持ち帰りには不向き
  • チャプサルドーナツ・洋風ドーナツ・ホットクとは形も食感も別物
  • 伝統市場の屋台には現金のみの店もある。少額紙幣を用意しておくと安心

クァベギは、ガイドブックの目立つページに載るような主役級のグルメではありませんが、市場を歩いていて香ばしい匂いに気づいたときに、財布から小銭を出してすっと買える気軽さこそが魅力のおやつです。どこで買うか迷ったら、まずは今回営業を確認できた広蔵市場か永川市場を目的地に加えてみて、そこから市場全体の食べ歩きに広げていくのがおすすめの流れです。

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ソウルイン編集部編集部の整理では、クァベギは「わざわざ目的地にする」より「市場歩きのついでに出会う」おやつという印象が強いようです。広蔵市場や永川市場を訪れる予定がある人は、油鍋の香りがしたら少し立ち止まってみるとよさそうです。

参考・出典

  • 다이닝코드(ダイニングコード) 광장시장 찹쌀꽈배기(広蔵市場 チャプサルクァベギ)店舗情報ページ https://www.diningcode.com/profile.php?rid=hFGRQwlMytgV (2026年9月4日確認)
  • 다이닝코드(ダイニングコード) 영천원조꽈배기(永川元祖クァベギ)店舗情報ページ https://www.diningcode.com/profile.php?rid=2GB5tLHLmAzy (2026年9月4日確認)
  • 서대문구청(西大門区庁) 公式ブログ「영천시장 원조 꽈배기(永川市場元祖クァベギ)」紹介記事 https://tongblog.sdm.go.kr/5335 (2026年9月4日確認)
  • 나무위키(ナムウィキ)「꽈배기(クァベギ)」項目、揚げ菓子の基本情報 https://namu.wiki/w/%EA%BD%88%EB%B0%B0%EA%B8%B0 (2026年9月4日参照・百科事典サイトのため参考情報として扱っています)
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